最終更新日 2024.5.10

トマトの‌選‌び‌方‌と‌栄‌養‌素‌|‌買‌い‌物‌で‌役‌立‌つ‌基‌本‌の‌「き」‌

トマトの‌選‌び‌方‌と‌栄‌養‌素‌|‌買‌い‌物‌で‌役‌立‌つ‌基‌本‌の‌「き」‌

程よい酸味とみずみずしくてジューシーな食感がおいしい「トマト」。サラダやスープ、炒め物などはもちろん、トマトジュースやソースにしてもおいしいですよね。また、料理の彩りとしても欠かせない食材です。今回は、トマトに含まれる栄養素やおいしいトマトの選び方についてご紹介します。

  • 目次
  • トマトの栄養とは
  • リコピン
  • βカロテン
  • ビタミンC
  • 主要な栄養素はこちら
  • おいしい「トマト」の選び方
  • 全体の色が均一で皮にツヤとハリがある
  • お尻に放射線状の筋がくっきり見えるもの

トマトの栄養とは

トマトにはβカロテンやビタミンCの他、赤い色素「リコピン」が含まれています。トマトに含まれる栄養素の中でも、特に注目したい3つを見ていきましょう。

リコピン

トマトの赤い色は、リコピンと呼ばれるカロテノイド(植物に広く存在する色素)の一種です。非常に高い抗酸化力があり、赤く熟れているものほどリコピンを多く含みます。活性酸素の発生を抑えたり、活性酸素そのものを取り除く作用があります。

βカロテン

βカロテンもカロテノイドの一種で、抗酸化作用があることで知られています。体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の強化、目や角膜の保護をする働きがあり、抗酸化作用により、病気の原因となる活性酸素の働きを抑える効果も期待できます。

ビタミンC

コラーゲンの合成をサポートする働きがあり、皮膚や血管、軟骨をつくるのを助けます。また、抗酸化作用があり、過酸化物質の生成を抑える働きが期待できます。

主要な栄養素はこちら

「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるように、トマトにはたっぷりの栄養素が含まれています。トマト100gに含まれる主要な栄養素は以下の通りです。

栄養素 数値
エネルギー 20kcal
たんぱく質 0.7g
脂質 0.1g
炭水化物 4.7g
食物繊維 1.0g
カルシウム 7mg
カリウム 210mg
リン 26mg
マグネシウム 9mg
ビタミンA(βカロテン当量) 540μg
ビタミンC 15mg
※参照:「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

おいしい「トマト」の選び方

真っ赤に熟したトマトは栄養価が高く糖度も増して食べ頃です。そんなおいしいトマトを見分けるポイントは以下の3つ。この3点に気を付ければ、おいしいトマトを選ぶことができますよ。

全体の色が均一で皮にツヤとハリがある

皮に色ムラがなく、全体的に鮮やかな赤色をしたものを選びましょう。また、皮にハリとツヤがあり、手に持ったときにずっしりと重みがあるものがおすすめです。色ムラがあったり、皮に白い小さな斑点があるものは水っぽいので選ばないようにしましょう。

お尻に放射線状の筋がくっきり見えるもの

次にお尻の部分も大事なチェックポイントです。お尻の先からヘタに向かって白い放射線状の線がくっきり見えるものは、鮮度がよく甘みも増しているので食べ頃です。

ヘタが濃い緑色でピンとハリがあるもの

ヘタを見れば新鮮かどうか一目瞭然!鮮度が落ちているものはヘタの部分がしおれていたり、黄色っぽく変色しています。濃い緑色をしてみずみずしく、ピンとハリがあるものを選びましょう。

トマトの保存方法についてはこちら

トマトの栄養素を効率的に摂る

トマトに含まれる栄養素を効率的に摂るには、いくつかのポイントを意識しましょう。

皮ごと食べる

トマトは皮の部分にリコピンやβカロテンを多く含むので、皮ごと食べることで無駄なく栄養を摂ることができます。

加熱して食べると吸収率アップ!

リコピンやβカロテンは脂溶性なので、加熱したり脂質と一緒に摂ることで吸収率が高まります。

缶詰やトマトジュースを上手に活用

缶詰やトマトジュースをうまく活用すれば、手軽に栄養を摂取することができますよ。時間がないときや買い物に行けないときでも、缶詰をストックしておくと重宝します。料理によって使い分けてみてくださいね。

おいしく食べて体の中からきれいに

おいしいトマトの選び方と、トマトに含まれる栄養素についてご紹介しました。選び方のポイントを押さえて、新鮮でおいしいトマトを楽しんでくださいね。

トマトは全体の94%もの水分を含んでおり、体を冷やす効果があります。汗をかく夏場にはぴったりです。冷え性の方や冬場などは、加熱して食べるのがおすすめですよ。また、クラシルではトマトの保存方法についてもご紹介しています。こちらも合わせて参考にしてみてくださいね。

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