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ポン菓子ってどんなお菓子?原材料や由来、特徴について詳しく解説!

ポン菓子ってどんなお菓子?原材料や由来、特徴について詳しく解説!

さっくりやさしい味わいが魅力のお菓子「ポン菓子」。駄菓子屋さんなどで見かけたことはあるものの、原材料や作り方など、具体的にはよく知らないという方も多いかもしれません。そこで今回はポン菓子の原材料や由来、特徴について詳しく解説します。記事後半ではアレンジレシピもご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • ポン菓子とは
  • ドン菓子にバクダン!?ポン菓子の呼び方
  • ポン菓子の歴史
  • お米がお菓子に!代表的な米菓をご紹介
  • さっくりおいしい!ポン菓子を使ったおやつレシピ
  • ポン菓子で料理の幅を広げよう

ポン菓子とは

子どものころに食べた記憶がある方も多いのではないでしょうか。「ポン菓子」は、お米や麦を圧力釜で一気に膨らませて作る、昔ながらのおやつです。

うるち米やもち米といったお米で作るのが一般的ですが、とうもろこしや大麦、小麦、そばの実などを使うこともあります。穀物由来のやさしい風味とさっくりとした食感を同時に楽しめる、素朴な味わいのお菓子です。

そんなポン菓子作りに欠かせないのが「穀類膨張機」というポン菓子専用の機械。

その名の通り、穀物を膨張させることに特化した機械で、穀物に圧力をかけたあと一気に減圧することで、穀物一粒一粒を何倍もの大きさに膨らませることができます。膨らんだ穀物が温かいうちに砂糖あめなどを絡めたら、さっくりおいしいポン菓子のできあがりです。

💡ワンポイント豆知識
「ポン菓子」という名前は、この作り方に由来しています。穀物膨張機の圧力を開放するときに「ポン」と大きな音がすることから、この名で呼ばれるようになったのだそうです。

ドン菓子にバクダン!?ポン菓子の呼び方

かつて駄菓子屋が充実していたころ、ポン菓子は子どものおやつとして非常に重宝されていました。日本中で親しまれていたこともあり、以下のように、その地域の文化や方言に合わせたさまざまな呼び名がつけられているんですよ。

地域 呼び名
北海道

ドン菓子、ドンまめ

関東

バクダン

長野・群馬

とっかん

福井

米はじき

四国

パットライス

アメリカ

ライスパフ、パフライス

このほかにも、ポンポン菓子、パンパン菓子、ポン、ドンなど呼び方はさまざま!いずれにせよ、穀物膨張機の圧力を開放するときに鳴る大きな音にちなんだ呼び名が多いようです。

ポン菓子の歴史

日本では駄菓子としておなじみのポン菓子ですが、実はそのルーツはアメリカにあります。

1900年代初頭、アメリカのミネソタ大学で行われた実験の中で、偶然ポン菓子の原型が生まれました。研究者が試験管に米を入れて加熱していたところ、誤って蓋をしてしまい、試験管が破裂。実験は失敗に終わりましたが、破片の中に膨らんだ米粒が残っており、これがポン菓子のはじまりとされています。

その後、セントルイスで開催された万国博覧会にて、大砲型の穀物膨脹機とともに「ライスパフ(ポン菓子)」が披露されました。この大々的なお披露目をきっかけに、ポン菓子は日本を含む世界各地へと広まり、親しまれるようになったのだそうです。

お米がお菓子に!代表的な米菓をご紹介

ポン菓子を含め、お米を原料としたお菓子、いわゆる「米菓」は、日本の伝統的な食文化のひとつとして、古くより親しまれてきました。

ここでは、数ある米菓の中から代表的なものをご紹介します。

あられ、おかき

あられとおかきは、もち米から作られる米菓です。

一般的に5センチ以下のものが「あられ」、それ以上のものが「おかき」と分類されているようです。小さく切り分けた餅をじっくり焼きあげるので、香ばしく、さくっとやわらかい食感を楽しめます。

せんべい

せんべいの原料は、うるち米です。製粉したうるち米に熱湯を加えて蒸し、伸ばして乾燥させたあと、揚げるもしくは焼きあげます。

しょうゆせんべいや塩せんべい、薄焼きや厚焼き、固いもの、やわらかいものなど、味や食感のバリエーションが非常に豊富です。

さっくりおいしい!ポン菓子を使ったおやつレシピ

ポン菓子の特徴などを確認したところで、ここからはポン菓子のひとつである「ライスパフ」を使ったおすすめのおやつレシピをご紹介します。さくっと軽い食感を楽しめるレシピばかりなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

簡単 アイスで生チョコ

材料はミルクチョコレートとアイス、ライスパフの3つだけですが、味は絶品!とろっとなめらかな生チョコにライスパフのさくさくとした食感が心地よく、少ない材料で手軽に作ったとは思えないほどのおいしさですよ。チョコやアイスの種類を変えると、アレンジも広がります。ぜひお試しくださいね。

簡単 豆腐ティラミス

イタリアを代表する冷製デザートのひとつ「ティラミス」。本来はマスカルポーネチーズやビスキュイを使いますが、このレシピではより手軽に作れるよう、豆腐とライスパフでアレンジしました。クリームチーズや生クリームを加えてコク深く仕上げた豆腐クリームに、ライスパフのサクッと軽い食感が絶妙にマッチして後引くおいしさですよ!

クリスピーチョコバー

サクッと心地よい食感がたまらない、クリスピーチョコバーのご紹介です。作り方はとても簡単!フライパンで溶かしたマシュマロと無塩バターにチョコチップとライスパフ、刻んだドライフルーツやピーナッツを加えて混ぜ合わせ、冷蔵庫で30分ほど冷やし固めるだけ!普段のおやつやバレンタインなどに、ぜひ作ってみてくださいね。

ザクザクいちごチョコブロック

ざくざくっとした食感のストロベリーチョコバーをブロック状に切り分けて、味も見た目も大満足な一品に仕上げました。おいしいのはもちろん、用意する材料は、ストロベリーチョコレートとライスパフとくるみだけなのも魅力的!とても簡単なので、ぜひお試しくださいね。

ひな祭りの ひしもちチョコ

今年のひな祭りに、空になった牛乳パックを使って簡単に作れるひしもちチョコはいかがですか?チョコレートの甘みにライスパフのサクッと軽い食感がアクセントになってり、たまらないおいしさですよ。ピンク、白、緑と色鮮やかな見た目も可愛らしいので、ぜひ試してみてください。お子様と一緒に作るのもおすすめですよ!

ポン菓子で料理の幅を広げよう

今回はポン菓子の特徴や作り方などをご紹介しました。サクサクとした軽やかな食とやさしい味わいが魅力のポン菓子。そのままはもちろん、チョコレート菓子などに加えてアレンジしてもおいしくいただくことができます。今回ご紹介したレシピを参考に、お好みの食べ方で楽しんでみてくださいね。

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