2020.5.27

さくらんぼの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

鮮やかな紅色がかわいらしいさくらんぼ。特に1粒づつ化粧箱に並べられた姿は、まさに「赤い宝石」と称されるほどの美しさですよね。

実は、さくらんぼの小さな粒の中には、ビタミンやミネラルなどの栄養素がバランスよく含まれているんです。今回は、さくらんぼに含まれる栄養素や、正しい食べ方、新鮮なさくらんぼの選び方についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

さくらんぼはなぜ高い?

美しい紅色が魅力のさくらんぼですが、その分お値段も高価なことで有名ですよね。実は、さくらんぼは気候条件から栽培に適した地方が限られており、国内で作られている量はとても少ないんです。また、栽培の際に人の手でしかできない細かい作業が多く、驚くほど手間がかかるんです。

特に手間がかかるのは、収穫から箱詰めです。さくらんぼ1本の木に5,000〜10,000個の実を実らせますが、収穫の際は実を傷付けないように農家の方が全て手作業で摘み取ります。その他にも花をひとつずつ受粉させたり、冬場も雪の中枝の剪定をしたりと、1年中木の世話をしてやっと小さな実を実らせるんです。

紅色だけじゃない!さくらんぼの種類

さくらんぼの主な生産地は山形県で、全国の約70%を占めています。2位以下は北海道や青森、山梨など、比較的気温が低い地方が挙げられます。代表的な品種は以下の通りです。

■佐藤錦(さとうにしき)
日本を代表するさくらんぼの品種で、最も生産量が多いのが佐藤錦です。山形県で佐藤英助氏によって交配育成され、現在ではさくらんぼの最高品種とされています。艶やかな紅色が美しく、果汁が多くて甘味が強くとてもおいしいです。

■高砂(たかさご)
元産はアメリカで、元名は「ロックポートピカロー」という名前でしたが、日本に定着させるため、明治後期に「高砂」という名称に統一されました。色味はやや明るく、あっさりとした甘味とほのかな酸味があります。佐藤錦より1〜2週間早く収穫され、旬の初めに店頭に並ぶのがこの品種です。

■月山錦(がっさんにしき)
中国の大連で育成され、日本に持ち込まれた黄色いさくらんぼです。生産量が少ないので希少性が高く、主に百貨店で贈答用に用いられる高級品種です。粒が大きくて酸味がなく、糖度がとても高いです。

■アメリカンチェリー
海外から輸入されるさくらんぼのことを、総じてアメリカンチェリーと呼びます。代表的な品種はビングで、果肉がやや固いので輸送に適しています。濃い赤紫色で粒が大きく酸味より甘味が強いのが特長です。缶詰やジャムなどの加工用として用いられることが多いですが、そのままでもおいしくいただけます。

主要な栄養素はこちら

さくらんぼ100gに含まれる主な栄養素は以下の通りです。

・エネルギー 60kcal
・炭水化物 15.2g
・ビタミンA(βカロテン当量)98μg
・ビタミンB1 0.03mg
・ビタミンB2 0.03mg
・ビタミンC 10mg
・カリウム 210mg
・鉄分 0.3mg
・葉酸 38μg
・パントテン酸 0.24mg
・食物繊維 1.2g

※参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

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