最終更新日 2024.11.4

ねっとり甘~い!“さつまいも”を食べたいなら、3つのNG行為に気をつけて!

ねっとり甘~い!“さつまいも”を食べたいなら、3つのNG行為に気をつけて!

やさしい甘さの「さつまいも」。焼きいもはもちろん、豚汁やさつまいもごはんなどにしてもおいしい旬の食材ですよね。今回は、そんなさつまいもの選び方や保存・調理方法で気をつけたいポイントを、「NG行為」としてまとめてご紹介!さつまいもをおいしく味わう秘訣を、ぜひチェックしてみてくださいね。

NG行為①:固いヒゲ根が多いものを選ぶ

さつまいもを選ぶときは、固いヒゲ根が多いものは避けたほうがよいと言われています。ヒゲ根が固いものは繊維が多く、食べたときに筋っぽさを感じることもあります。また、表面の皮に凹凸や傷、斑点などがないかもあわせて確認してみましょう。

おいしいさつまいもは全体的にツヤがあって、鮮やかな紅色をしています。また、ふっくらとした見た目やずっしりとした重さも重要なポイント。切り口に黒いみつの跡がついていれば糖度が高い証拠なので、こちらも忘れずチェックしましょう。

NG行為②:冷蔵庫で保存する

さつまいもは涼しくなってきた秋に旬を迎える食材ですが、実は寒さにちょっぴり弱い食材でもあります。5℃以下の環境になると「低温障害」が起こり、中身が黒く変色してしまうことも。そのため、さつまいもを保存するときは冷蔵庫に入れず、常温保存がおすすめです。

常温保存をするときは、1本ずつ新聞紙などで包み、紙袋や麻袋、段ボールなどに入れます。直射日光を避け、風通しのよい場所で保存しましょう。適温は10〜15℃程度なので、冬場は暖房から少し離れた冷暗所などで保存するのがおすすめですよ。

夏場は1本ずつ新聞紙で包み、ポリ袋などに入れて口をゆるく結び、冷蔵庫の野菜室に入れておくと、適温に近い温度を保つことができます。

NG行為③:短時間で加熱調理する

さつまいものおいしさといえば、ほくほくとした食感やじんわりと広がるやさしい甘さではないでしょうか。その甘みを引き出すためには、短時間で加熱するよりもじっくりと時間をかけて加熱するのがおすすめです。

さつまいもを加熱すると甘くなるのは、さつまいもに含まれる「アミラーゼ」という酵素が関係しています。この「アミラーゼ」は、さつまいもが60〜70℃くらいの温度になるとよく働き、でんぷんを糖に分解する役割を持っています。

この特性を活かして作るのが、みんな大好き「焼きいも」です。70℃前後の温度で長時間加熱することででんぷんが効率よく糖に分解され、さつまいもらしい濃厚な甘みが感じられる仕上がりになりますよ。また、丸ごと加熱することで中にゆっくりと熱が伝わり、より甘さを感じられるようになるそうです。

さつまいもを使ったおすすめレシピをご紹介!

さて、さつまいもをおいしく食べるコツがわかったところで、ここからはさつまいもを使ったおすすめレシピをご紹介します。さつまいもと牛肉の炒め煮やほっこり落ち着く味わいのさつまいもごはん、人気の大学いもなど、バリエーション豊かなメニューをそろえました!ぜひチェックしてみてくださいね。

1.さつまいもと牛肉の炒め煮

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食べ応え抜群の、さつまいもと牛肉の炒め煮はいかがでしょうか。オイスターソースやごま油を加えることで、味わいに深みがぐっと増し、ごはんのおかずにもぴったりの一品ができあがりますよ。牛肉の旨みとさつまいもの自然な甘さが引き立つ甘辛い味つけで、大人も子どもも笑顔になれるおいしさです。牛肉は豚肉や鶏肉に変えても作れますよ。ぜひおかずのレパートリーに加えてみてくださいね!

材料(2人前)

  • さつまいも・・・300g
  • 牛こま切れ肉・・・300g

調味料

  • 料理酒・・・大さじ2
  • みりん・・・大さじ2
  • しょうゆ・・・大さじ2
  • 砂糖・・・小さじ2
  • オイスターソース・・・小さじ2
  • ごま油・・・大さじ1

仕上げ

  • 小ねぎ (小口切り)・・・適量

作り方

1.さつまいもは皮付きのまま縦半分に切り、5mm幅の半月切りにします。   2.中火で熱したフライパンにごま油を入れ、1を炒めます。
3.焼き色がついてきたら、牛肉を入れ炒めます。
4.牛こま切れ肉に火が通ったら、調味料を入れ、中火のまま5分ほど煮たら火からおろします。
5.4を皿に盛り付け、小ねぎを散らしたら完成です。

2.シンプルなおいしさ!さつまいもごはん

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しっとりやさしい甘さのさつまいもごはんを作ってみませんか?さつまいもを入れて炊き込む簡単な作り方で、季節を感じる炊き込みごはんができあがります。ほっこり落ち着いた味わいで、ついついおかわりしたくなること間違いなしですよ。とっても手軽にさつまいもの自然な甘さやおいしさを堪能できるレシピです。ぜひ試してみてくださいね。

材料(4人前)

  • 米・・・2合
  • さつまいも・・・150g
  • 水 (さらす用)・・・適量
  • 水・・・適量
  • (A)料理酒・・・大さじ1
  • (A)塩・・・小さじ1

作り方

準備.米は洗い、30分以上浸水させ、水気を切っておきます。
1.さつまいもは皮付きのまま1cm角に切ります。ボウルに入れ、水に5分程さらし、水気を切ります。
2.炊飯器に米、(A)を加え、水を2合の目盛りまで入れ、1を加えて混ぜ炊飯します。
3.炊き上がったら、さっくりと混ぜ合わせ、器に盛り付け完成です。

3.和スイーツの定番 大学いも

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食べ出したら止まらない、大学いもをご紹介します。ほくほくのさつまいもにとろーり甘いタレがからみ、次々に手が伸びてしまうおいしさです。さつまいもは低温でじっくりと揚げ、最後に温度を上げることでホクホク、カリッとした食感に仕上がります。黒ごまをまぶせば、香り豊かな絶品の大学いもが完成!ぜひチャレンジしてみてくださいね。

材料(2人前)

  • さつまいも・・・300g
  • 水 (さらす用)・・・適量
  • (A)砂糖・・・70g
  • (A)水・・・大さじ1
  • 揚げ油・・・適量
  • 黒いりごま・・・小さじ1

作り方

準備.さつまいもはよく洗っておきます。
1.さつまいもは皮付きのまま一口大の乱切りにし、10分ほど水につけます。
2.鍋の底から5cmほどの揚げ油を注ぎ、160℃に熱し、水気を拭き取った1を入れ、ときどき上下を返しながら5〜6分揚げます。ほんのり色付いたら180℃に温度を上げ、カリッとしたら油から取り出します。
3.フライパンに(A)を入れて中火で加熱し、砂糖を溶かします。あめ色になるまで加熱したら、弱火にします。
4.2を加えて弱火のまま絡め、全体になじんだら火を止めます。
5.熱いうちに黒いりごまをまぶし、器に盛り付けて完成です。

さつまいもの特徴を知って、おいしく食べよう!

いかがでしたか?今回はさつまいもをおいしく食べるために避けたいNG行為と、さつまいものおすすめレシピをご紹介しました。選び方や保存の仕方、調理の工夫を知っておくと、さつまいもをよりおいしく召し上がれますよ。ご紹介したレシピもぜひ参考にしてみてくださいね!

※こちらの記事は2023.10.23に初公開した内容を再投稿したものです。

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