ほんのりとした甘みがおいしい「ほうれん草」。シンプルにゆでておひたしにしたり、炒めものやパスタに入れたり…と、さまざまな料理に活用できる便利な野菜ですよね。ゆでてからいろいろな料理に使うことが多いですが、電子レンジで加熱することで、ゆでることの代わりになるのでしょうか?今回は、そんな疑問を解決すべく、「ほうれん草のおすすめの加熱方法」について調査しました!ほうれん草の基本のゆで方や絶品レシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
ほうれん草の"電子レンジ調理"は良くない!?どうしたら良いの?「知れてよかった〜!」
- 目次
- ほうれん草の加熱方法、おすすめは…?
- ほうれん草のゆで方をマスターしよう!
- ほうれん草を使った絶品レシピをご紹介!
- 1.カリっとチーズで ほうれん草とベーコンのチヂミ
- 2.にんにく醤油香る 豚肉とほうれん草の炒め物
- 3.はんぺんでふわふわ 鶏ひき肉とほうれん草のミニバーグ
- ほうれん草はゆで方がキーポイント!
ほうれん草の加熱方法、おすすめは…?
サラダほうれん草などの生食できるものを除いて、ほうれん草は主にゆでてから料理に使いますよね。これは、ほうれん草には「アク」が多く含まれるからです。
生のほうれん草には、えぐみの元となる「シュウ酸」が含まれています。このシュウ酸は水溶性のため、ゆでることで効率的に除去できるんだとか。そのため、ほうれん草はお湯でゆでるほうがおすすめといえます。
でも、急いでいるときには、大きな鍋でお湯を沸かす時間も惜しいものですよね。そのような場合には、フライパンを使ってゆでるのがおすすめ!底面積の広いフライパンを使用することで、湯を沸かす時間が短縮でき、少量のお湯でゆでることができますよ。
ほうれん草のゆで方をマスターしよう!
フライパンでのゆで方を先にご紹介しましたが、ほうれん草をおいしく調理するために、基本のゆで方もチェックしておきましょう!これをマスターしておけば、おいしいほうれん草料理のレパートリーが広がること間違いなしですよ。
ほうれん草のゆで方
ほうれん草のシュウ酸をしっかり除去するためには、適切なゆで時間がポイントです。短すぎるとシュウ酸が十分に抜けず、逆に長すぎるとほうれん草が煮崩れて食感が悪くなってしまいます。ほどよいゆで時間を心がけることで、えぐみが少なく、おいしい食感を保ったほうれん草を楽しめますよ。ぜひ基本のゆで方をマスターしてくださいね!
材料(2人前)
- ほうれん草・・・200g
- お湯・・・1000ml
- 塩・・・小さじ1
手順
1.ほうれん草の根元を少し切り取り、ほうれん草の根元を上にして持ち、包丁で茎の中心に1cm程度の深さで十文字に切りこみを入れます。
2.たっぷり水が入ったボウルの中で、根元を手で擦りながらふり洗いし、水を取り替え、反対側の葉も洗い、全体の汚れを落として水気を切ります。
3.沸騰したお湯に塩を入れます。
4.ほうれん草の葉の部分を手で持ち、茎の部分だけ30秒ほどゆでます。
5.全体をお湯の中に入れ、30秒ほどゆでます。途中箸で上下を一度返し、湯切りします。
6.氷水に入れ、冷まします。
7.しっかり絞り、水気を切り、4等分に切り分けます。
ほうれん草を使った絶品レシピをご紹介!
ほうれん草の基本のゆで方を学んだところで、ここからはほうれん草を使ったレシピをご紹介します。ほうれん草とベーコンのチヂミや、 豚肉とほうれん草の炒め物など、ほうれん草の甘みと食感を堪能できる絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.カリっとチーズで ほうれん草とベーコンのチヂミ
小腹が空いたときには、こちらのほうれん草とベーコンのチヂミがおすすめです!カリッとクリスピーな食感がクセになる、ビールのお供にもぴったりの一品です。ひと口食べると、チーズのコクとベーコンの旨みが口いっぱいに広がりますよ。下準備した材料を混ぜ合わせたら、あとは焼くだけで完成するので、お料理初心者の方もぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- ほうれん草・・・150g
- お湯 (ゆで用)・・・1000ml
- 塩 (ゆで用)・・・小さじ1
- 薄切りハーフベーコン・・・50g
生地
- 薄力粉・・・50g
- 片栗粉・・・30g
- 卵 (Mサイズ)・・・1個
- 塩こしょう・・・小さじ1/3
- 水・・・100ml
- ピザ用チーズ・・・80g
- オリーブオイル・・・大さじ1.5
たれ
- ケチャップ・・・大さじ1
- ペッパーソース・・・小さじ1/2
手順
準備.ほうれん草の根元は切り落としておきます。
1.お湯を沸かした鍋に塩を入れ、ほうれん草を根元から入れ強火で30秒程ゆでたら火から下ろし、流水でよく洗います。
2.水気をよく絞り、3cm幅に切ります。
3.薄切りハーフベーコンは1cm幅に切ります。
4.ボウルに生地の材料を入れよくかき混ぜてから2、3を入れ、さらによくなじむようにかき混ぜます。
5.フライパンにオリーブオイルの大さじ1程をひき、中火で熱し 4を薄く伸ばし入れ、ピザ用チーズをのせて5分程焼きます。
6.焼き色が付いたら裏返しヘラで軽く押し、残りのオリーブオイルを入れて中火のままさらに5分程焼き、こんがりと焼き色が付いたら火から下ろします。
7.たれの材料を混ぜ合わせます。
8.6を食べやすい大きさに切り、器に盛り付けて7を添えて出来上がりです。
2.にんにく醤油香る 豚肉とほうれん草の炒め物
ニンニクしょうゆの香りが食欲をそそる!豚肉とほうれん草の炒め物をご紹介します。ほうれん草の自然な甘みを楽しめる、シンプルな味わいの一品です。ほんのり甘めのしょうゆ味と豚バラ肉の旨みがよく合い、ごはんがモリモリ進みますよ。さっと作れてお酒のおつまみにもおすすめなので、ぜひ作ってみてくださいね。
材料(2人前)
- 豚バラ肉 (薄切り)・・・150g
- ほうれん草・・・200g
- お湯 (ゆで用)・・・1000ml
- 塩 (ゆで用)・・・小さじ1
- 玉ねぎ・・・30g
- にんじん・・・30g
- (A)しょうゆ・・・大さじ1.5
- (A)料理酒・・・大さじ1
- (A)砂糖・・・小さじ2
- (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1/2
- サラダ油・・・大さじ1
手順
準備.にんじんの皮はむいておきます。
1.ほうれん草は根元の先端を切り落とします。
2.鍋にお湯を入れ沸騰したら、塩と1を入れ30秒程ゆでます。ザルに上げ流水にさらして水気を絞ったら、4cm幅に切ります。
3.玉ねぎは5mm幅に切ります。にんじんは5mm幅の半月切りにします。
4.豚バラ肉は4cm幅に切ります。
5.ボウルに(A)を入れ混ぜ合わせます。
6.フライパンにサラダ油を入れ中火で熱し、4を入れ炒めます。
7.豚バラ肉の色が変わったら中火のまま、2と3を入れ炒めます。
8.玉ねぎが透き通ってきたら中火のまま、5を入れ絡めます。
9.全体に味がなじんだら火から下ろし、器に盛りつけ完成です。
3.はんぺんでふわふわ 鶏ひき肉とほうれん草のミニバーグ
ごはんのおかずにぴったりな、鶏ひき肉とほうれん草のミニバーグを作ってみませんか?ひと口サイズでパクッと食べやすく、子どもも大好きな味つけの一品です。はんぺんを入れることで、ふんわりとやわらかい食感を楽しめます。ほうれん草をゆでるときに砂糖を加えることで、ほどよい甘みが残り食べやすくなりますよ!
材料(2人前)
- 鶏ひき肉・・・200g
- はんぺん (100g)・・・1枚
- ほうれん草・・・50g
下茹で用
- お湯・・・1000ml
- 砂糖・・・小さじ1
- (A)片栗粉・・・大さじ1
- (A)塩・・・小さじ1/4
- (B)しょうゆ・・・大さじ1
- (B)料理酒・・・大さじ1/2
- (B)砂糖・・・大さじ1/2
- サラダ油・・・大さじ1
- 大葉・・・2枚
手順
1.鍋にお湯を沸かして砂糖を入れ、ほうれん草を2分ほどゆでたら、お湯を切ります。流水にさらし、水気を絞ります。
2.根元を切り落とし、みじん切りにします。ボウルに鶏ひき肉、はんぺん、(A)と共に入れてよく捏ね、6等分に丸く成形します。
3.中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、2を並べて焼きます。両面に焼き色がつき、火が通るまで8分ほど焼きます。
4.(B)を入れて中火で煮絡めます。
5.お皿に大葉を敷き、4を盛り付けて完成です。
ほうれん草はゆで方がキーポイント!
いかがでしたか。今回はほうれん草の調理法にまつわる話題と、ほうれん草を使ったレシピをご紹介しました。ほうれん草は、調理法次第でえぐみを感じにくくなりおいしく食べられます。ゆで方の基本を守って、今回ご紹介したレシピにぜひ挑戦してみてくださいね!
※20歳未満の飲酒はやめましょう。
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