【写真で解説】基本の梨の剥き方と覚えておきたいおいしい梨の見分け方

夏から秋にかけて旬をむかえる「梨」。みずみずしく、シャキシャキとした食感が魅力のフルーツです。今回は基本的な梨の剥き方を写真付きで解説します。写真を見ながら改めて基本の切り方をおさらいしてみましょう。そのほかにも、おいしいなしの選び方や梨を使ったレシピもご紹介しているので、合わせてチェックしてみてくださいね。

まずは梨の基本の剥き方を解説します。基本的にはりんごと同じ剥き方ですが、小さなポイントを押さえるとより一層おいしく梨が味わえますよ。さっそく切り方を見ていきましょう。

まず、りんごと同じようにヘタの部分を上にして8等分に切ります。

☝️クラシルシェフのコツとポイント
4等分や6等分などお好みのサイズで切れますが、食べやすい8等分がおすすめです。芯や皮をとりやすく、食べやすいサイズです。

8等分にカットした梨の芯の部分に斜めに包丁を当て、V字の切り込みを入れて芯を取り除きましょう。片方切り込みを入れたら、180度回転させて同じように切り込みを入れてくださいね。

💬管理栄養士からのコメント
梨の中心にある芯の部分はかたくて酸味があります。しっかり取り除くことで梨の甘さを楽しめますよ。

芯を取り除いたら、皮を剥きましょう。

梨を切る前に皮を剥く方法もありますが、梨は変色しやすいので最後に剥く方がきれいに仕上がりますよ。

💬管理栄養士からのコメント
梨は皮の近くに甘さが凝縮しているので、皮はできるだけ薄くむくようにしましょう。

せっかくならおいしい梨を選びたいですよね！続いて、甘みがしっかり感じられるおいしい梨の選び方のポイントをご紹介します。

梨はしっかりとハリがあり、皮の色にムラがないものを選ぶようにするとよいでしょう。

💡ワンポイント豆知識
「秋麗（しゅうれい）」など、品種によっては果皮の色がまだらになっているのが特徴のものもありますが、基本的には色ムラがないものを選ぶとよいと言われています。

持ったときにずっしりとした重量感のあるものを選ぶのがおすすめです！ずっしりとした梨は水分量が多い証拠！みずみずしく果汁たっぷりで、食感がよいものも多いようです。

全体的に丸みをおびていて、軸の反対側のお尻の部分がどっしりとしたものを選びましょう。軸が太くて丸みのあるものは、健やかに育った証なのだとか！甘みが強くおいしいので、ぜひチェックしてみてくださいね。

皮のザラつきが少なく、ツルッとしているものを選びましょう。ザラザラとした皮の梨はまだ完熟状態になっていないため、果肉がかたかったり、酸味が強い可能性があります。梨は成熟すると表面がなめらかでザラつきが減るので、甘い梨を食べたいときはツルっとしたものを選んでくださいね。

💡ワンポイント豆知識
あまりにも果皮がツルツルすべすべで、赤みが強い梨は熟成し過ぎているかもしれません。これは、いわゆる「過熟」と呼ばれる状態で、果肉がやわらかくなり過ぎて食感が低下したり、味も落ちてしまっている可能性があります。選ぶときの参考にしてくださいね。

そのまま食べてもおいしい「梨」ですが、料理にアレンジしてもおいしくいただくことができますよ。スイーツはもちろん、食卓の一品としてもお楽しみいただけます。

ホットケーキミックスで気軽に作れる、梨とベリーのチーズケーキです。梨のやさしい甘さとクリームチーズやヨーグルトのさっぱりとした酸味が相性ぴったりです。ブルーベリーが味わいと彩りのアクセント！混ぜて焼くだけの簡単レシピなので、お菓子作り初心者の方でもチャレンジしやすいお菓子です。

バターソテーして焼き目をつけた梨を使ったサラダのご紹介です。バターと梨の組み合わせは意外ですよね。バターとモッツァレラチーズのミルキーでコクのある味わいが、梨のさっぱりとした甘さと絶妙なバランスなんです。味つけはシンプルに、塩、黒こしょうとオリーブオイルだけ！簡単なのにレストランのようなおしゃれな前菜サラダができますよ。

いかがでしたか？この記事では、「基本の梨の切り方」と「おいしい梨の選び方」をご紹介しました。旬の時期にしか味わうことができないみずみずしい梨のおいしさをぜひご堪能くださいね。