鶏肉といえば、使い勝手が抜群で私たちの食卓に欠かせない食材ですよね。中でも「鶏もも肉」はジューシーでコクのある味わいと、やわらかい肉質が特徴。どんな食材とも合い、調理法も選ばないため、老若男女問わず食べやすい部位として人気です。価格が安定していて、お財布にやさしいのもうれしいポイント!
鶏もも肉の選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」

今回は、そんな鶏もも肉に含まれる栄養素や、おいしい鶏もも肉の選び方について詳しくご紹介します。ぜひお買い物の際の参考にしてみてくださいね。
- 目次
- 鶏もも肉ってどんな食材?
- 主要な栄養素はこちら
- 皮つき、皮なしで栄養素に大きな違いが!
- 上手な鶏もも肉の選び方
- おいしい鶏もも肉を選んで味わおう!
鶏もも肉ってどんな食材?
スーパーでいつでも手に入り、様々な食材と相性抜群な鶏肉は、私たちの食卓に欠かせない存在ですよね。
中でも鶏のももから足にかけての部位である「鶏もも肉」は、筋肉質で、火を通すと弾力のあるプリプリとした食感になる人気の部位です。唐揚げや照り焼き、煮物など様々な料理に使われています。
あっさりした味わいが特徴のむね肉に比べ、もも肉はジューシーでコクのある味わいが特徴で、鶏肉特有のおいしさが味わえます。
また、良質なたんぱく質や鉄、ビタミンAなどの栄養素も含まれていて、ぜひ積極的に食卓に取り入れたい食材なんです。
主要な栄養素はこちら
鶏もも肉100gに含まれる主な栄養素は以下の通りです。
■皮つきの場合
・エネルギー 190kcal
・たんぱく質 16.6g
・脂質 14.2g
・炭水化物 0g
・鉄 0.6mg
・ビタミンA(レチノール) 40μg
・ビタミンB1 0.10mg
・ビタミンB2 0.15mg
・ビタミンB6 0.25mg
■皮なしの場合
・エネルギー 113kcal
・たんぱく質 19.0g
・脂質 5.0g
・炭水化物 0g
・鉄 0.6mg
・ビタミンA(レチノール) 16μg
・ビタミンB1 0.12mg
・ビタミンB2 0.19mg
・ビタミンB6 0.31mg
皮つき、皮なしで栄養素に大きな違いが!
鶏もも肉には、鉄やビタミンA、ビタミンB群などの栄養素も含まれています。また、鶏もも肉は、皮つき、皮なしで、含まれる脂質の量が大きく異なるのが特徴です。
皮つきのもも肉は、脂質の量が多くカロリーは高めになります。皮を取り除くことで脂質の含有量が抑えられ、低脂質、高たんぱくな食材になります。パリッと焼けた皮の風味を楽しみたいときは皮つきのもも肉を、脂質の摂取量を抑えあっさりと楽しみたいときには皮なしのもも肉を選ぶのがおすすめです。
■たんぱく質
鶏肉などの肉類は、良質なたんぱく質を摂ることのできる食材です。たんぱく質は、私たちの体をつくるもとになる大切な栄養素で、筋肉量を維持したり、健やかな肌や髪の毛を作るためにも欠かせません。皮つきの鶏もも肉よりも、皮なしの鶏もも肉の方が、たんぱく質が多く含まれています。
■鉄
赤血球を作るために欠かせない栄養素。肉や魚などの動物性食品に含まれる「ヘム鉄」は、野菜や海藻、大豆などの植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」に比べ、より効率的に吸収することができます。
■ビタミンA
脂溶性ビタミンの1つで、水に溶けにくく、油にと溶けやすいという性質があります。目の正常な機能の維持、皮膚や粘膜の正常保持、そして成長および分化に関与していると言われているビタミンです。
上手な鶏もも肉の選び方
■ドリップが出ていない
鶏肉を買うときには、パック内にドリップ(肉汁)が出ていないかチェックしましょう。ドリップが出ているということは、うまみ成分や栄養素が肉から流れ出てしまっている状態です。パック内のシートがドリップで染まっていたり、パックを傾けたときにドリップが流れてきて隅にたまったりしているものは避けましょう。
■みずみずしくて透明感のあるピンク色
新鮮な鶏肉は、色がピンク色で透明感があります。肉の表面がみずみずしく、そしてツヤがあるものを選びましょう。透明感がなくなり、白く濁った色になっているものは、鮮度が落ちてきている可能性がありますので避けましょう。
■皮の毛穴が盛り上がっているもの
鶏もも肉についている皮は、毛穴がブツブツと盛り上がり、皮自体も細かくひだが寄っているものが新鮮です。 鮮度が落ちてくると、毛穴の盛り上がりがなくなり、表面が平坦になります。
おいしい鶏もも肉を選んで味わおう!
今回は、鶏もも肉に含まれる栄養素と、おいしい鶏もも肉の選び方についてご紹介しました。ポイントをしっかり押さえて、新鮮でおいしい鶏もも肉を楽しんでくださいね。
クラシルでは、鶏もも肉の保存方法についてもご紹介しています。ぜひこちらも参考にしてみてください。