味噌汁を作るのにかかせない「出汁」。毎日のように作る味噌汁には、顆粒だしが便利ですよね。しかし、ある日夫は「出汁はいちから取ったほうがいい」と言いました。出汁を取る大変さがわかっている妻がとった意外な行動とは…?今回は、味噌汁に関するエピソードと、味噌汁のおすすめレシピをご紹介します。ぜひ最後までチェックしてくださいね。
「みそ汁を作るのに顆粒だしを使わないで」と注文する夫→妻の"意外な作戦"で思わずホッコリ

夫のひと言で、妻が意外な行動に…?
料理を担当していた妻は、味噌汁を作るのにいつも手軽な顆粒だしを使っていました。しかし夫は実家で暮らしていたころ、いちからとった出汁の味噌汁を飲んでいたようで…。顆粒だしで済ませる妻を見て、「顆粒だしは使わないで、いちから出汁取ってほしいんだよね〜。」と言いました。
煮干しや昆布、かつお節から取る本格的な出汁を、味噌汁を作るたびに取るのは骨が折れますよね。料理をしない夫の気軽なひと事に、妻はこのあとどうしたでしょうか…?
いつもとは具材を変えて、普段通りの顆粒だしで味噌汁を作り、「いちから取った出汁」か「顆粒だし」のどちらを使ったかクイズを出すことにしたのです。さっそく夫は味わってみて、「今日の味噌汁はおいしい!出汁が違うね!」と、それが「いちから取った出汁」だと答えました。
味の違いがわかっている様子の夫でしたが、残念ながら不正解。これには思わずふたりで笑ってしまいました。夫は、顆粒だしでも遜色ないおいしさであることがわかったようです。これからも、便利でおいしい顆粒だしを使っていこうと思った妻でした。
味噌汁のレパートリーを増やそう!
ここからは、ストーリーにちなんで味噌汁のおすすめレシピをご紹介します。今回は、いつもとひと味違う意外な具材を使った味噌汁をピックアップしました。マンネリになりがちな味噌汁ですが、新しいレシピにぜひ挑戦してみてくださいね。
1.大葉香る タケノコと豚肉の味噌汁
シャキシャキ食感のタケノコと豚肉で、食べ応え満点のお味噌汁はいかがでしょうか。大葉をトッピングすることで、風味にアクセントがつきますよ。具沢山なので、朝ごはんなら他におかずがなくてもこれ一品で満足できる味噌汁です。ほかほかの白いごはんにぴったりですよ。
材料(2人前)
- 豚こま切れ肉・・・80g
- タケノコの水煮・・・70g
- 大葉・・・2枚
- 溶き卵・・・1個分
- (A)水・・・400ml
- (A)顆粒和風だし・・・小さじ1
- みそ・・・大さじ1
- ごま油・・・小さじ1/2
作り方
準備.タケノコの水煮は下茹でしておきます。
1.大葉は軸を切り落し、千切りにします。
2.タケノコの水煮は5mm幅に切ります。
3.中火に熱した鍋にごま油を入れ、豚こま切れ肉を炒めます。
4.豚こま切れ肉の色が変わったら2と(A)を加え、中火でひと煮立ちさせます。この時、アクが出る場合は取り除きます。
5.みそを溶き入れ、溶き卵を回し入れます。卵に火が通ったら火から下ろします。
6.器に盛り付け、大葉を乗せて完成です。
2.まろやかでコクうま 落とし卵のお味噌汁
いつものお味噌汁に卵を落とし入れるだけで、まろやかさがプラスされて満足感のある仕上がりになります。にんじんの甘さと卵のコクがマッチしてたまりませんよ。お好みの野菜でアレンジしてもおいしくお作りいただけます。ぜひ作ってみてくださいね。
材料(2人前)
- 卵・・・2個
- 玉ねぎ・・・1/4個
- にんじん・・・1/4本
- お湯・・・400ml
- 顆粒和風だし・・・小さじ1
- みそ・・・小さじ2
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
準備.卵は常温に戻しておきます。 にんじんは皮をむいておきます。
1.玉ねぎは薄切りにします。
2.にんじんは短冊切りにします。
3.鍋にお湯を沸かし、顆粒和風だし、1、2を入れて中火で5分ほど煮ます。
4.にんじんに火が通ったら、みそを溶き入れます。
5.卵を落とし入れ、蓋をして弱火で3分ほど煮ます。
6.白身が固まったら火から下ろし、お椀によそい、小ねぎをのせて完成です。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。
アレンジ味噌汁でバリエーションを増やそう!
今回は、お話に出てきたエピソードにちなんで、作ってみたくなる味噌汁のレシピをご紹介しました。味噌汁は意外と具材を選びません。毎日のように食べるメニューなのでついマンネリしがちですが、食材の組み合わせを楽しみながら、ぜひアレンジを加えて作ってみてくださいね。