ツルッとしたのどごしがたまらない「冷麺」。暑い季節も食べやすく、満足感のある一品ですよね。今回は、冷麺の定番具材や野菜、肉など、味わい別のおすすめ具材について解説します。韓国冷麺と盛岡冷麺の違いやそれぞれに合う具材に加え、冷麺のおすすめアレンジレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
今年挑戦したい!【冷麺の具材】基本から変わり種まで飽きないアレンジ方法をご紹介!
- 目次
- 定番!冷麺に欠かせない基本の具材
- 【さっぱり系】冷麺のおすすめ具材
- 【魚介・肉系】冷麺のおすすめ具材
- 【ネバネバ系】冷麺のおすすめ具材
- 【野菜やヘルシー系】冷麺のおすすめ具材
- 韓国冷麺と盛岡冷麺のおすすめ具材
- 風味アップのおすすめ調味料
- 冷麺のおすすめレシピをご紹介
- おうちで冷麺を作ってみよう!
定番!冷麺に欠かせない基本の具材
ツルツルとのどごしのよい麺に、コクのある冷たいスープが絡むのが魅力の「冷麺」は暑い夏にぴったりのメニューです。冷麺にのせる具材はどんなものがあるのか、まずは定番の具材を一覧にしたので、チェックしてみましょう。
| 具材 | 下ごしらえのコツ |
|---|---|
| きゅうり | 千切りにして塩もみする |
| ゆで卵 | 好みに応じて半熟または固茹でにする |
| キムチ | 水分を軽く絞ってのせる |
| トマト | くし切りがおすすめ |
| 肉 | チャーシュー、サラダチキン、ハムなどをは薄くスライスするなどお好みで |
ご紹介した定番具材は簡単に用意できるものばかりで、彩りもよく仕上がります。冷麺にのせる肉に決まりはないので、お好みで選んでみてください。
チャーシューを使えばコクのある味わい、サラダチキンやハムを使えば比較的あっさりとした味わいになりますよ。キムチをのせることで、スープに辛味や酸味が加わり、味わいの変化も楽しめます。
【さっぱり系】冷麺のおすすめ具材
冷麺にトッピングするとさっぱりとした仕上がりになる具材を見てみましょう。
| 具材 | 下ごしらえや味つけのコツ |
|---|---|
| ミョウガ | 薄切りにする |
| 大根おろし | すりおろした大根をそのままのせる |
| レモン | 輪切りまたはくし切りにする |
| 紅生姜 | そのままのせる |
大根おろし
冷麺に大根おろしをトッピングすると、ちょっぴり和風な味わいに。
冷麺のスープが染みた大根おろしが麺に絡みやすく、いつもとはひと味違うおいしさになりますよ。
【魚介・肉系】冷麺のおすすめ具材
冷麺に魚介や肉系の具材をのせると食べごたえがぐんとアップします。以下で、魚介・肉系のおすすめ具材を見てみましょう。
| 具材 | 下ごしらえや味つけのコツ |
|---|---|
| エビ | 殻を剥いて茹でる |
| サバ缶 | 水煮缶をそのまま使う |
| ひき肉 | 甘辛く炒める |
| 焼肉、しゃぶしゃぶ | 薄切り肉を焼いてタレと和える、または茹でる |
| ツナ | そのまま使う |
ひき肉
冷麺の具材にひき肉を使うときは、オイスターソースや甜面醤を使って甘辛い味つけにするのがおすすめ。
豆板醤でピリ辛味に仕上げてもおいしいですよ。さっぱりとした味わいの冷麺によく合います。
焼肉、しゃぶしゃぶ
冷麺といえば焼肉屋さんで食べるイメージがある方も多いのではないでしょうか。そんなときは具材として焼肉をのせてみるのもおすすめです。
また、茹でたしゃぶしゃぶ肉もよく合い、ボリュームたっぷりに仕上がりますよ。
【ネバネバ系】冷麺のおすすめ具材
冷麺に、ネバネバした具材をのせてみてはいかがでしょうか。以下で、冷麺に合うネバネバ系の具材をご紹介します。
| 具材 | 下ごしらえや味つけのコツ |
|---|---|
| 納豆 | 混ぜて粘りを出す |
| オクラ | 茹でて小口切りにする |
| 長芋 | 角切りまたはすりおろす |
| めかぶ | そのまま使う |
長芋
長芋は、皮を剥いてから角切りにするとシャキシャキとした食感を楽しめます。
【野菜やヘルシー系】冷麺のおすすめ具材
続いて、冷麺のアレンジにおすすめの野菜やあっさり食べられる具材と、下ごしらえや味つけのコツを解説します。
| 具材 | 下ごしらえや味つけのコツ |
|---|---|
| アボカド | 皮を剥いて角切りにする |
| 豆もやし | 茹でる |
| ナムル | そのまま使う |
| ザーサイ | お好みの大きさに刻む |
| ナス | 食べやすい大きさにカットし油で炒める、またはラップで包んで電子レンジで加熱する |
| かいわれ大根 | 根元を切り落とす |
アボカド
お肉や魚介類、キムチなどとも相性のよいアボカドは、冷麺の具材におすすめです。皮を剥いてから角切りにする方法のほかに、縦半分にカットして種を取り除いてから、刃先で実だけを角切りにし、皮から実を外していく方法もあります。
カットしたあとは茶色く変色しやすいですが、レモン汁やオリーブオイルをかけておくと色が変わるのをある程度防ぐことができますよ。
ナス
ナスは乱切りや縦に8等分するなど、食べやすい大きさに切りましょう。
油で炒めるとジューシーな食感に、電子レンジで加熱するととろけるようなやわらかさになりますよ。
韓国冷麺と盛岡冷麺のおすすめ具材
これまで冷麺の具材についてご説明してきましたが、一言で冷麺といっても、大きく分けると韓国冷麺と盛岡冷麺の2種類があるんです。それぞれ少しずつ特徴が異なるので、以下でそれぞれの特徴と合う具材を確認してみましょう。
韓国冷麺に合う具材
韓国冷麺は、朝鮮時代に朝鮮半島で生まれたとされている冷麺で、韓国では「ネンミョン」と呼ばれています。
いくつかの種類がありますが、麺は主にそば粉を使い、じゃがいもデンプンやさつまいもデンプンが配合されることも。麺の食感は比較的やわらかいものから、噛み切れないと感じるほどかたいものまであるそうです。
スープは牛や豚、鶏の骨からとった出汁にトンチミと呼ばれる辛味のない水キムチの汁を加えたさっぱりとした味わいのものと、コチュジャンベースの甘辛いタレを和えたものがあります。
具材には、ゆで卵やチャーシュー、牛肉、キムチ、梨がよく使われるのが特徴です。コチュジャンベースのタレに絡めて食べる冷麺では、エイの刺身をのせることもあるようです。
盛岡冷麺に合う具材
盛岡冷麺は韓国冷麺が原型となっている料理で、名前の通り岩手県盛岡市の名物料理として親しまれています。
麺は小麦粉を主原料とし、半透明でコシが強くツルツルとした食感が特徴です。スープは牛や鶏の出汁を合わせたスープに、キムチの酸味や辛味を加えることでコクを引き立てます。
盛岡冷麺の具材は、キムチのほかに、チャーシューやゆで卵、きゅうり、スイカなど。お店によっては焼肉やりんごをトッピングすることもあるようです。
風味アップのおすすめ調味料
具材でバリエーションをつけるほかに、調味料をプラスして風味の変化を楽しむアレンジもおすすめです。ここで、冷麺におすすめの調味料をご紹介します。
・ごま油
・ラー油
・酢
・すりごま
・コチュジャン
暑い日など、さっぱりと食べたいときは酢を加えてみてはいかがでしょうか。キムチの酸味とはまた違った味わいで、スープの味に深みが出ますよ。ごま油やすりごまを加えると、風味豊かな味わいに。辛い味が好きな方は、ラー油やコチュジャンをプラスしてみてもおいしいですよ。
冷麺のおすすめレシピをご紹介
さてここからは、おうちで作れる冷麺のおすすめレシピをご紹介します。白だしを活用した簡単冷麺や、自家製トマトシャーベットをのせるトマト冷麺など、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
さっぱりつるつる おうちで盛岡冷麺
そろえやすい材料で、盛岡冷麺を作ってみましょう。鶏ガラスープの素や酢を加えたスープに麺を入れ、ゆで卵やきゅうり、焼き豚、キムチなどをのせました。今回は梨を使いましたが、りんごやすいかでも代用可能です。ぜひ作ってみてくださいね。
韓国風さっぱり冷麺
夏のランチにもおすすめの韓国風冷麺をご紹介します。酢を加えたさっぱりとした味わいのスープがツルツル食感の麺に絡み、箸がどんどん進むおいしさです。とても簡単なので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
白だしで簡単 冷麺
白だしを使って手軽に作れる冷麺のレシピです。白だしの旨味とごま油のコク、キムチの辛みと酸味がマッチしてとてもおいしいですよ。パパッと済ませたいひとりランチにもおすすめです。
ひんやり レモンの冷麺
夏らしい見た目が印象的な、レモンの冷麺はいかがでしょうか。レモン汁を加えたスープに、レモンの輪切りやミントをたくさん浮かべた、さわやかな味わいの一品。シンプルな材料で簡単に作れるので、ぜひお試しくださいね。
ひんやり まるごとトマト冷麺
華やかでおもてなしにもぴったりの、トマト冷麺をご紹介します。トマトの旨味と酸味、ニンニクの風味が効いたスープがツルッとのどごしのよい麺に絡み、やみつきになるおいしさです。トマトシャーベットを崩しながら、ひんやりさわやかな口当たりを楽しんでみてくださいね。
おうちで冷麺を作ってみよう!
今回は、冷麺の基本具材や味わい別のおすすめ具材を、おすすめレシピとともにご紹介しました。基本具材だけでももちろんおいしいですが、気分によって具材をアレンジすると、何度でも飽きずに楽しむことができます。ご紹介したレシピも参考に、ぜひおうちで冷麺を作ってみてくださいね。
