【梅干しの塩抜き】酸っぱすぎて食べられない梅干しを食べやすくする方法を解説！

梅干しが酸っぱ過ぎ、あるいはしょっぱ過ぎて食べられない！そんなときは「塩抜き」をすると食べやすくなるんです。今回は、梅干しの塩抜き方法や気をつけたいポイントを解説します。記事後半では梅干しを使ったおすすめレシピもご紹介！夏にうれしいレシピをピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

自家製の梅干しや昔ながらの梅干しを食べたときに、酸っぱすぎて食べられなかったという経験はありませんか？せっかくいただいたり、買ってきたのに食べられずに冷蔵庫の奥で眠っている、という声も耳にします。そんな梅干しをなんとかおいしく食べる方法があったらうれしいですよね。

実は酸っぱすぎたり、しょっぱ過ぎる梅干しは「塩抜き」することでおいしく食べられるんです！まずはその塩抜き方法をチェックしてみましょう。

■準備するもの
・梅干し（塩分濃度20％前後のもの）
・水
・ボウルなどの容器
・（塩）

※アルミ製の容器は使えません

※容器はプラスチックやステンレス、ホーロー、ガラス製のものを使いましょう

ボウルなどに梅干しを入れたら、そこに水を注ぎ入れます。梅干しと水の比率は1:5を目安とするとよいでしょう。

梅干しを水に入れた状態で1時間〜数時間、お好みの味、塩加減になるまで置きます。

■塩抜き時間の目安

※この時間はあくまで目安であり、塩の抜け方は梅干しの大きさや塩分濃度によって異なります。
※12時間水に浸けてもう少し塩を抜きたいときは、水を入れ替えて同じように12時間浸けると約半分の塩分濃度になると言われています。

塩が抜けた梅干しを水から取り出したら、ザルに上げて1〜2時間置き、水切りします。これで梅干しの塩抜きが完了です。

☝️クラシルシェフのコツとポイント
水に塩をひとつまみ加えて塩抜きする方法もあります。これは浸透圧を利用したもので、塩を入れることで塩分が抜けやすくなるのです。塩を入れる場合は塩が沈殿するので、様子をみてかき混ぜましょう。また、30〜40℃程度の人肌くらいに温めたお湯を使うと早く塩抜きできます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

梅干しを塩抜きする際は、いくつか注意点があります。以下でご紹介するので、必ずチェックしたうえで塩抜きしてくださいね。

そもそも梅干しは保存性を高めるために塩漬けにします。その塩を抜くというのは保存性を下げることにもなるため、塩抜きした梅干しは日持ちしません。

塩抜きした梅干しは処理が完了したらすぐに食べるようにしましょう。

また、食べられる分だけ塩抜きするということも大切です。

容器は必ずプラスチックやステンレス、またはガラスや陶器、ホーローのものを使用しましょう。

アルミ製のものは梅の酸によって変色してしまうので使わないで

水に浸けた梅干しは皮がやわらかくなっています。少しつまむだけで皮がやぶけてしまう可能性があるため、

梅干しを水からザルに上げるときはそっとやさしく取り出しましょう。

梅干しの塩抜き方法がわかったところで、ここからは梅干しを使ったおすすめレシピをご紹介します。どれも簡単に作れておいしいものばかり！ぜひチェックしてみてくださいね。

あと一品欲しいときにもうれしい、おつまみにぴったりな和え物です。きゅうりをジップ付き保存袋に入れて綿棒でたたき、ちぎった梅干しと調味料で味つけします。包丁いらずであっという間に作れるので、ぜひ試してみてくださいね。

夏の献立におすすめ！ピリ辛な梅やっこはいかがでしょうか。コチュジャンベースのタレに梅干しの酸味がよく合い、クセになるおいしさですよ！オクラのねばねばのおかげで豆腐にもよく絡みます。お酒のおつまみにも最適な一品です。

フライパンで居酒屋でも人気の鶏ささみ肉を使った焼き鳥を作ってみましょう！ふっくらと焼いた鶏ささみ肉に梅のペーストをのせるだけの簡単レシピ。梅のペーストは叩いた梅にごま油とお酢を加えているので、さっぱりとしていながらもコクや香ばしさも感じられます。おもてなしにもおすすめなので、レパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。

今回は酸っぱすぎる梅干しの塩抜き方法をご紹介しました。梅干しの塩を抜くというのは目からウロコでしたが、この方法を知っておけば梅干しを無駄にすることなく食べられますね！酸っぱすぎて食べられずに眠っている梅干しがあったら、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。