最終更新日 2024.10.28

"みそ汁"を沸騰させるのはNG?!意外と知らないみそ汁のコツに「ずっと間違っていた…!」

"みそ汁"を沸騰させるのはNG?!意外と知らないみそ汁のコツに「ずっと間違っていた…!」

みそ汁を作るとき、「沸騰させてはいけない」という話を聞いたことがありませんか?なぜ沸騰させてはいけないのか、その理由もあわせて覚えておくと、みそ汁がもっとおいしく作れるようになるかもしれませんよ。今回はおいしいみそ汁のコツと、飽きのこないアレンジレシピをご紹介します。ぜひ最後までご覧くださいね。

みそを加えたら沸騰はNG!

みそ汁を作るときは、みそを溶いたら沸騰させないのがおすすめです。でもそれってなぜなのでしょうか?

みそのおいしそうな香りは、みそが樽などの中で熟成されるときに発生するアルコールに由来しています。この成分は90℃以上になると揮発してしまい、せっかくの香りが飛んでなくなってしまうんです。だからみそ汁は沸騰させてはいけないんですね。

みそ汁がもっともおいしくなる温度は、みその香りが一番よくたつ75℃だといわれています。沸騰直前で火を止めて、そこから器によそうと、食べる頃にちょうど75℃くらいになります。汁物が煮立ち始めた状態の沸騰直前の状態のことを「煮えばな」といいますが、この「煮えばな」の状態を目安にしてくださいね。

みそ汁をおいしく作るコツ

みそ汁をおいしく作るには、ほかにもいくつかのコツがあります。

■具材を煮る順番

みそ汁を作るときには、根菜類など火の通りにくいものから入れるのがコツです。根菜からはおいしいだしも出るので、みそ汁がグッとおいしくなりますよ。すぐに火の通る葉物や崩れやすい豆腐などは煮立ってから加え、煮すぎないようにしてくださいね。

■みそを溶くタイミング

具材に火が通ったらいったん火を止め、汁の沸騰が静まってからみそを溶き入れます。みその倍量くらいの汁に溶いてから入れると、ムラなくきれいに溶かせますよ。

私たちの毎日の食卓に欠かせないみそ汁。沸騰させずに簡単なコツを押さえれば、おいしいみそ汁が作れます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

みそ汁のおいしいアレンジレシピをご紹介!

さてここからは、みそ汁のおいしいアレンジレシピをご紹介します。意外な組み合わせのトマトとかいわれ大根の味噌汁や、和洋折衷の味わいを楽しめるアスパラとベーコンの味噌汁など、みそ汁をもっと楽しめるおすすめレシピばかり!ぜひチェックしてみてくださいね。

1.トマトとかいわれ大根の味噌汁

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赤と緑の具材の色合いが鮮やかな、トマトとかいわれ大根の味噌汁を作ってみませんか?ちょっと意外な具材に思われるかもしれませんが、ミニトマトの甘酸っぱさがみその塩味や風味によく合い、とってもおいしく仕上がりますよ。かいわれ大根はすぐに火が通るので、いちばん最後に加えてくださいね。

材料(2人前)

  • ミニトマト・・・8個
  • 熱湯 (湯剥き用)・・・適量
  • 冷水・・・適量
  • かいわれ大根・・・60g
  • えのき・・・60g
  • お湯・・・400ml
  • 顆粒和風だし・・・小さじ1
  • みそ・・・大さじ1.5

作り方

1.ミニトマトのヘタを取り、ヘタと反対側に竹串を刺して穴を開け、ボウルに入れて熱湯を注ぎ、皮が剥がれてきたら冷水に入れて皮を剥きます。
2.かいわれ大根の根を切り落とし、半分に切ります。
3.えのきの根元を切り落として3等分に切り、ほぐします。
4.鍋にお湯を沸騰させ、1、3、顆粒和風だしを入れて2分中火で煮込みます。
5.火を止め、2とみそを入れてみそが溶けたら、煮立つ寸前まで中火で火にかけて完成です。

2.サバ缶と長ねぎの味噌汁

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おうちにストックしてあるサバ缶があったらこれ!サバ缶と長ねぎの味噌汁のレシピです。サバの水煮缶は汁ごと使うので、旨みたっぷりのみそ汁が完成しますよ。味わい深いおいしさで、家族みんなが大満足の一品!長ねぎのシャキシャキ食感や生姜のさわやかな香りもいいアクセントになっています。ぜひお試しくださいね。

材料(2人前)

  • サバの水煮缶 (汁ごと)・・・150g
  • 長ねぎ・・・1/2本
  • 水・・・400ml
  • (A)白みそ・・・小さじ2
  • (A)すりおろし生姜・・・小さじ2
  • (A)顆粒和風だし・・・小さじ1

作り方

1.長ねぎは1cm幅の輪切りにします。
2.鍋に水、サバの水煮缶、1を入れ、中火で加熱し、ひと煮立ちしてから2分程加熱します。
3.中火のまま(A)を加え、みそが溶けたら火から下ろします。
4.器によそい完成です。

3.アスパラとベーコンの味噌汁

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洋風の味わいがプラスされた、アスパラとベーコンの味噌汁はいかがでしょうか?旨みたっぷりのベーコンは、ほくほくのじゃがいもや甘みのあるアスパラと相性抜群!みそ汁にすると、いつもと違う味わいを楽しめますよ。仕上げに卵を落として、崩しながら食べるのもおすすめです。ぜひ作ってみてくださいね。

材料(2人前)

  • じゃがいも (メークイン)・・・80g
  • アスパラガス・・・50g
  • 玉ねぎ・・・40g
  • 薄切りロングベーコン・・・40g
  • 水・・・400ml
  • 顆粒和風だし・・・小さじ1
  • みそ・・・大さじ1.5

作り方

準備.じゃがいもの皮はむいて、芽をとっておきます。
1.じゃがいもは、7mm幅のいちょう切りにします。玉ねぎは薄切りにします。
2.アスパラガスは根元を切り落とし、根元1/3の皮をピーラーで剥いたら、斜めに3cm長さに切ります。
3.薄切りロングベーコンは、1cm幅に切ります。
4.鍋に水と顆粒和風だし、1を加えて中火でひと煮立ちさせてから3分程加熱します。
5.じゃがいもに火が通ったら、2と3を加えて更に中火でひと煮立ちさせます。
6.みそを加えて溶かしたら、器に盛り付けて出来上がりです。

コツを押さえておいしいみそ汁を作ろう!

いかがでしたか?今回はみそ汁を沸騰させてはいけない理由と、みそ汁のおいしいアレンジレシピをご紹介しました。みそ汁は作り方のポイントさえ押さえれば、難しいテクニックは不要で、どなたでもとってもおいしくお作りいただけます。ぜひお試しくださいね。

※こちらの記事は2023.12.26に初公開した内容を再投稿したものです。

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