自家製【レモンシロップ】の作り方を徹底解説！瓶の消毒方法やレモンの洗い方、食べ方までご紹介！

さわやかな見た目と味わいが魅力の「レモンシロップ」。実は氷砂糖を使って簡単に作ることができるんですよ。この記事では、自家製レモンシロップの作り方や保存容器の消毒方法、おいしい食べ方について解説します。記事の後半では、レモンを使ったドリンクのレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ドリンクやスイーツ作りなど、さまざまな楽しみ方ができる「レモンシロップ」。材料はとてもシンプルで、おうちでも簡単に作ることができます。

ますは、自家製レモンシロップの材料や作り方をご紹介します。ぜひチェックしてみてください。

🍋材料（保存瓶：800mlにぴったり）🍋
・レモン…3個（約350g)
・氷砂糖…レモンと同量（約350g）

※レモンと氷砂糖は、同じ重量になるように準備します。

レモンはよく洗い、水気を拭き取ります。

ヘタを切り落として5mm幅の輪切りにします。薄めに切るとシロップがよく染みて風味も引き立ちますよ。

種や白いワタの部分も丸ごと使えますが、お好みで取り除いて作ることももちろん可能です。

💬管理栄養士からのコメント
皮ごと使うとレモンのほろ苦さを楽しめますが、苦味が気になる方は取り除いてもおいしく作れますよ。

煮沸消毒した清潔な瓶に、氷砂糖 → レモン → 氷砂糖…と交互に重ねて入れます。

最後は氷砂糖が一番上になるようにしましょう。

蓋をして、冷暗所または冷蔵庫で保存します。1日1回、瓶を軽くふって上下を返し、シロップが行きわたるようにすると全体がなじみやすくなります。

約1週間で氷砂糖が完全に溶けて、レモンが沈んで漬かりきったら完成です！

氷砂糖が完全に溶けて、スライスしたレモンもやわらかく、しっかりと漬かっています。

9月〜11月の秋に出回り始める「グリーンレモン」を使ってもおいしく作れますよ！ぜひ試してみてくださいね。

せっかく作ったレモンシロップをおいしく、安全に楽しむための保存のポイントもチェックしておきましょう。

レモンシロップは、直射日光の当たらない冷暗所で常温保存することもできますが、暑い季節は冷蔵庫での保存がおすすめです。室温が高いとカビが発生したり発酵が進んだりしやすいので、注意しましょう。

シロップを取り出すときは必ず、水気を拭き取った清潔なスプーンや箸を使って取り出すようにしましょう。レモンが空気に触れるとカビが発生しやすくなるため、浮いてきたレモンは沈めるなどしっかり漬けておく必要があります。また、小分けに保存するのもおすすめです。

💬管理栄養士からのコメント
長く保存するほどレモンの皮から苦味が出やすくなるので、お好みで取り出しておいてもよいでしょう。

完成したレモンシロップには、どのような使い道があるのでしょうか。以下で、レモンシロップの使い方をご紹介します。

レモネードは、レモンシロップを水で薄めるだけで手軽に作れます。お好みでミントやベリー、オレンジジュースなどをプラスしてアレンジしてもおいしいですよ。

レモンシロップに炭酸水を混ぜ合わせるとレモンスカッシュに。夏にぴったりの爽快感のある味わいですよ。

レモネードはホットで楽しむこともできます。寒い季節にははちみつやすりおろし生姜をプラスすると、やさしい風味が広がりますよ。

レモンシロップを紅茶に加えてもおいしいですよ。こちらもレモネードと同様にホットでもアイスでも楽しめて、はちみつやすりおろし生姜とよく合います。

暑い季節は、ひんやり冷たいかき氷のシロップに自家製レモンシロップを活用してみましょう！お好みではちみつをかけてもおいしいですよ。

ワインにフルーツを漬けこんで作るサングリアを、レモンシロップでも作ることができます。ワインにレモンシロップを加え、お好みで炭酸水やカットフルーツも加えてみてください。

生姜のスッとする香りが魅力のジンジャエールに、レモンシロップを加えるとさらにさわやかな味わいに。お風呂あがりや暑い日にぴったりですよ！

レモンシロップの中のレモンスライスをすり潰して、レモンペーストを作ることができます。ヨーグルトに混ぜたり、お菓子の風味づけに使ったりと、さまざまな活用方法があるんですよ。

レモンシロップは瓶の中に長時間漬けて作り、そのまま保存するので、瓶を使用する前にしっかりと消毒することが大切です。

ここで、おすすめの消毒方法を3つご紹介するので、確認しておきましょう！

大きめの鍋にお湯を沸騰させ、瓶を5分ほど沈めて加熱する。

よく洗った瓶に熱湯をかける方法です。大きい瓶を使う場合は全体が鍋に入らないこともあるので、この方法がおすすめですよ。

よく洗った瓶を、キッチン用の消毒アルコールで拭き取りましょう。もしくは、アルコールをまんべんなくかけてから乾燥させる方法もあります。こちらも鍋に入らない大きい瓶を消毒するときにおすすめです。

瓶の消毒方法を3つご紹介しましたが、いくつか注意したいポイントがあります。レモンシロップを安全に最後までおいしく楽しむために大切なことなので、ぜひチェックしてくださいね。

冷たい瓶を熱湯に入れると温度差で割れてしまう場合があるので、煮沸消毒するときは、お湯の温度が上がりきらないうちから瓶を入れておくと安全です。

消毒を終えた瓶に水気が残っているとカビの原因になるので、しっかりと乾かすか拭き取ってから使用しましょう。

蓋も一緒に消毒してください。ただし、蓋の素材によっては高温になると変形する可能性もあるので、煮沸消毒する場合は早めに取り出すとよいですよ。

シロップ作りに使う器具（トングや菜箸、スプーンなど）も消毒しておきましょう。

レモンシロップ作りにはレモンの皮まで使えるとご説明しましたが、皮ごと漬ける場合にはしっかりと洗う必要があります。

特に外国産の輸入レモンは、長い時間をかけて船で日本に運ばれてくるため、皮に防カビ剤が使用されていることがあります。手に入るなら国産のレモンを使うのがおすすめです。

ここからは、レモンの洗い方についてご説明するので、ぜひ参考にしてくださいね。

まずは、レモンを水でよく洗います。

塩に少量の水を加え混ぜます。塩の量はレモンの量に合わせて調整してください。

塩をレモンにこすりつけるように、しっかり洗ってください。そのあと、水で塩を洗い流しましょう。

💬管理栄養士からのコメント
塩を使うことで、皮の表面についているワックスや農薬をこすり落とします。

レモンに熱湯をかけてそのまま3分間お湯につけ置き、お湯を捨てます。そのあと、もう一度レモンに熱湯をかけて1分間つけ置いたあと、お湯を捨ててください。

熱湯につけ置おきしたあとは、水で洗いながらレモンを冷やします。

レモンを洗い終わったら、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ったら下処理完了です。レモンシロップをおいしく作るために覚えておいて損はないので、ぜひ参考にしてくださいね。

さてここからは、レモンを使ったドリンクのレシピをご紹介します。赤ワインを使って作るアメリカンレモネードや、ほっとする味わいの生姜はちみつレモンのホットドリンクなど、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

レモンと砂糖、はちみつを使って、レモンシロップを作ってみましょう。記事内でご紹介してきたように、レモネードやレモンスカッシュなどのドリンク作りにも活用できます。とても簡単なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

飲みたいときにすぐに作れる！ハニーレモネードをご紹介します。レモンと砂糖、はちみつを電子レンジで加熱することで、甘酸っぱいレモンシロップを簡単に作れるんですよ。ジューシーなレモンの果肉も一緒に楽しんでみてくださいね。

2層に分かれた見た目が華やかな、アメリカンレモネードはいかがでしょうか。ほどよい酸味と甘みがある、さっぱりとした味わいのドリンクです。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

ほっとひと息つきたいときに、生姜はちみつレモンのホットドリンクを作ってみませんか。レモンの香りとはちみつのやさしい甘み、生姜のほのかな辛味が相性抜群！ぜひお試しください。

コクのある酸味がクセになる、レモン黒酢のご紹介です。黒酢とレモン、黒砂糖を混ぜ合わせて電子レンジで加熱し、一晩おくだけととても簡単に作れます。ドリンクや料理、ヨーグルトのトッピングなど、さまざまなアレンジ方法で楽しめますよ。

今回は、レモンシロップの作り方や使い方、保存のポイントなどを解説し、レモンを使ったドリンクのおすすめレシピをご紹介しました。さわやかな味わいと見た目が魅力のレモンシロップ。アイスでもホットでも楽しむことができ、気分に合わせていろいろなアレンジ方法をお試しいただけます。ご紹介したレシピも参考に、ぜひおうちでレモンシロップを作って活用してみてくださいね。