ゆで卵を作ったとき、「黄身の周りがなんだか黒くなってしまった…」という経験はありませんか?見映えのよいレシピを作りたいときには、黄身が変色していないゆで卵を作りたいですよね。
ゆで卵の黄身の周りが黒ずむのはなぜ?変色を防ぐ簡単な方法とは

そこで今回は、ゆで卵の黄身の周りが黒ずむ理由と、それを防止する方法を解説します!ゆで卵を使った彩りがきれいなサラダレシピもご紹介しますよ。すぐに作りたくなるものばかりなので、ぜひ最後までご覧くださいね。
原因はズバリ「ゆで過ぎ」!
ゆで卵の黄身の周りが黒ずんでしまう原因は、「ゆで時間が長すぎる」ことにあります。卵を15分以上ゆでると、卵白に含まれるたんぱく質の一部が熱により分解されはじめます。すると「硫化水素」という物質が発生し、これが卵黄の鉄分とくっつくことで、黄身の表面が黒ずんでしまうのだそう。
変色してしまった卵黄、「食べてもいいの…?」と不安になってしまうかもしれませんが、体に害があるものではないので、食べても問題はないんですよ!
防ぐ方法は?
ゆで卵の黄身の周りが黒ずんでしまうのを防ぐ方法として、まず「長くゆで過ぎないこと」が挙げられます。
加熱する時間が長いと、上記で説明したとおり、「硫化水素」が発生します。それに加えて加熱により卵の中の圧力が高い状態が続くと、「硫化水素」と卵黄の「鉄」が結合しやすくなり、結果として「黒ずみ」が生まれてしまう、というしくみなんです。
ゆで時間の目安としては、沸騰したお湯であれば12~13分以内がおすすめですよ。
また「卵の中の圧力を下げる」というのが黒ずみを防ぐのに大切なポイントなので、「ゆでたらすぐに冷水で冷やす」という方法も有効です。こちらもぜひ試してみてくださいね!
ゆで卵を使ったおすすめサラダレシピをご紹介!
ここからは、黄身の鮮やかな黄色が映える絶品サラダレシピをご紹介します。ブロッコリーとたくあんを組み合わせたタルタルソース風サラダや、トマトやきゅうり、アボカドなどを手作りのドレッシングでいただくコブサラダなどをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
ブロッコリーとゆで卵のタルタルソース風サラダ
デリ風のちょっぴりおしゃれな一品、ブロッコリーとゆで卵のタルタルソース風サラダのご紹介です。歯応えのあるブロッコリーと、ポリポリとした食感のたくあんがベストマッチ!コクのある卵とマヨネーズは間違いない組み合わせですよ。材料は4つだけととてもシンプルで、簡単に作れるので、ぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- ブロッコリー・・・150g
- ゆで卵・・・2個
- たくあん (2枚)・・・10g
- マヨネーズ・・・大さじ4
作り方
1.ブロッコリーは小房に切ります。耐熱ボウルに入れて、水で濡らしたキッチンペーパーをのせ、ラップをかけ、600Wの電子レンジで火が通るまで2分ほど加熱し、粗熱を取ります。
2.たくあんはみじん切りにします。
3.ゆで卵は4等分に切ります。
4.ボウルに2、マヨネーズを入れてよく混ぜ合わせ、1、3を加えて和えます。
5.器に盛り付けてできあがりです。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。
簡単 手作りドレッシングのコブサラダ
パーティーのサラダとしてもおすすめな、手作りドレッシングのコブサラダはいかがでしょうか。しっとりとして旨味のあるサラダチキンとねっとり濃厚なアボカドは相性抜群ですよ。ドレッシングにヨーグルトやレモン汁を加えているので、さっぱりとした味わいが楽しめます。ゆで卵を加えると彩りもよく、ボリュームがアップしますよ。ぜひ作ってみてくださいね。
材料(2人前)
- サラダチキン (125g)・・・1袋
- きゅうり・・・1本
- トマト・・・1個
- アボカド・・・1個
- ゆで卵・・・1個
- ブラックオリーブ (スライス)・・・25g
- ベビーリーフ・・・20g
- (A)マヨネーズ・・・大さじ2
- (A)ケチャップ・・・大さじ1
- (A)無糖ヨーグルト・・・大さじ1
- (A)レモン汁・・・小さじ1
- (A)砂糖・・・小さじ1/4
- (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1/4
- 塩こしょう・・・少々
作り方
1.サラダチキンは1cmの角切りにします。
2.きゅうりとトマトはヘタを取り除き、1cmの角切りにします。アボカドは半分に切り、皮をむいて種を取り除き、1cmの角切りにします。
3.ゆで卵は4等分のくし切りにし、さらに半分に切ります。
4.(A)を混ぜ合わせ、塩こしょうで味を調えます。
5.お皿にベビーリーフを敷き、2のきゅうり、2のトマト、1、2のアボカド、ブラックオリーブ、3のゆで卵の順に一列に並べ、4をかけて完成です。
皮パリグリルチキンのボリュームサラダ
テーブルが華やかになる!皮パリグリルチキンのボリュームサラダのご紹介です。皮をパリッと焼き上げたジューシーなチキンとみずみずしいグリーンリーフが相性抜群!おもてなしにもよろこばれるので、覚えておくと重宝しますよ。お好きな具材でアレンジもお楽しみいただけます。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
材料(2人前)
グリルチキン
- 鶏もも肉・・・250g
- 塩・・・小さじ1/4
- 粗挽き黒こしょう・・・小さじ1/4
- オリーブオイル・・・小さじ2
- ゆで卵・・・1個
- グリーンリーフ・・・50g
- ミニトマト・・・4個
- シーザーサラダドレッシング・・・大さじ1
- 粉チーズ・・・小さじ2
作り方
準備.ミニトマトはヘタを取り除いておきます。
1.グリーンリーフは一口大にちぎります。ミニトマトは4等分に切ります。
2.ゆで卵は4等分に切ります。
3.鶏もも肉に塩、粗挽き黒こしょうをまんべんなくまぶします。
4.強火で熱したフライパンにオリーブオイルをひき、3を入れて両面に焼き色が付くまで焼きます。弱火にして皮目を下にし、キッチンペーパーで余分な脂を拭き取りながら火が通るまで20分程焼いたら火から下ろし、一口大に切ります。
5.お皿に1、2、4のせ、シーザーサラダドレッシング、粉チーズをかけて完成です。
ゆで卵で作るおしゃれサラダを楽しもう
いかがでしたか?ゆで卵の黄身の周りが黒ずむ理由とその防止策、ゆで卵を使った彩りのよい絶品サラダレシピをご紹介しました。ブロッコリーやチキンなどを使うと、食べ応えがあり見た目もおしゃれな一品になりますよ。ぜひゆで卵を使ったサラダを食卓に取り入れてみてくださいね。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。