夏の食パンってどう保存する?注意事項や保存のコツをご紹介!

夏の食パンってどう保存する?注意事項や保存のコツをご紹介!

朝ごはんに重宝する「食パン」。気温が高くなる夏は、いつもの保存方法でよいのか気になりますよね。この記事では、夏に食パンを冷凍保存する際のポイントと、アルミホイルやラップを使う保存方法を詳しく解説します。記事後半では食パンをおいしく食べるアレンジトーストのレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

  • 目次
  • 夏に食パンが傷みやすい理由や注意点
  • 乾燥に注意
  • 高温多湿の環境は劣化しやすいので注意
  • 「冷蔵」保存はパンの劣化を早めるので注意
  • 冷凍保存がおすすめの理由
  • 【冷凍】アルミホイルでの保存方法
  • 【冷凍】ラップでの保存方法
  • 解凍&食べ方のポイント
  • 食パンのアレンジトーストレシピ
  • 食パンは冷凍保存でおいしく食べよう

夏に食パンが傷みやすい理由や注意点

まずは食パンが傷む理由や注意点について確認してみましょう。

乾燥に注意

買ったばかりの食パンはふっくらとしてやわらかい食感ですが、これはパンに含まれる水分によるものです。

時間の経過とともにパンの水分が蒸発して乾燥するとパサつきやかたさが出て、風味も落ちてしまいます。そのため、常温保存の場合はパン専用の保存容器や通気性のある袋に入れるのがおすすめですよ。ビニール袋は湿気がこもる場合があるので注意が必要です。

また、乾燥を抑えるには冷凍保存がおすすめですが、この保存方法については後ほど詳しく説明します。

高温多湿の環境は劣化しやすいので注意

食パンのパッケージには「直射日光・高温多湿を避けて保存」と書かれていることが多いですよね。

カビや細菌などの微生物は30℃前後の温度で活発に動くため、夏場の高温や湿度の高い環境では微生物が繁殖しやすくなります。気温が高くなりやすい夏場の車内や、直射日光が当たるような場所には保存しないように注意が必要です。

パンはパッケージに記載された方法で保存し消費(賞味)期限内に食べるのが基本ですが、夏場は常温保存はなるべく避け、買ってからすぐに食べない場合は冷凍保存するのがおすすめですよ。

「冷蔵」保存はパンの劣化を早めるので注意

冷蔵庫内の低温(2~6℃)は、パンに含まれるデンプンが再結晶化する「老化」が進みやすい環境です。

老化が起こるとパンの表面が乾燥してパサパサとした食感になり、風味も落ちてしまいます。カビなどの微生物の繁殖を抑制して腐敗を防ぐという意味では冷蔵保存も有効ですが、パンのおいしさをキープするためにはおすすめできません。

ただし、生の野菜やフルーツ、生クリームを使ったパン、サンドイッチなどは傷みやすいため買ってきたらすぐに食べるか、すぐに食べない場合は冷蔵保存が望ましいです。また、サンドイッチは買ってきたその日のうちに、できる限り早めに食べきるようにしましょう。

冷凍保存がおすすめの理由

では、なぜ冷凍保存がおすすめなのでしょうか?

冷凍保存は劣化を防ぐ最適な方法

食パンの食感や風味を悪くしてしまうデンプンの老化を抑制しておいしい状態をキープするには、冷凍保存が最適です。

家庭用の冷凍庫の温度はだいたい−20~−18℃に設定されていることが多いですが、この温度はデンプンの老化が進みにくいため、食パンの食感や風味を保ったまま保存期間を延ばすことができるのです。買ってすぐに食べない場合は、なるべく早く冷凍保存するとよりおいしさを保ちやすくなりますよ。

おいしさを保つコツは「乾燥と酸化を防ぐ」と「急速冷凍」

冷凍庫での保存は常温や冷蔵に比べて乾燥しにくくなりますが、それでも水分は蒸発してしまいます。

また、空気に触れると酸化が起こり、風味を損なう原因となります。乾燥と酸化を防ぐためには、スライスした食パンを1枚ずつラップやアルミホイルで包んで冷凍可能な保存袋に入れ、空気に触れないようにしましょう。

⭐️管理栄養士からのコメント⭐️
冷凍する際のポイントは、急速冷凍させることです。また、大きな塊のままよりもスライスしたほうが、中心部まで素早く凍結できます。さらに、ラップよりアルミホイルを使うと短時間で冷凍でき、臭い移りも防げますよ。

【冷凍】アルミホイルでの保存方法

ここからは冷凍保存の具体的な方法について確認してみましょう。まずはアルミホイルで保存する際の手順とポイントをご紹介します。

【アルミホイルでの冷凍保存の仕方】

①食パンを1枚ずつぴっちりとアルミホイルで包む
②冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて密封し冷凍庫で保存する

【ポイント】
・アルミホイルは熱伝導が良いため急速冷凍でき、おいしさをキープしやすくなります。
・水分を通さないため、霜がつきにくくなります。また、ニオイがつきにくいのもうれしいポイントです。
・冷凍した食パンは、凍ったままアルミホイルごとオーブントースターで焼いてOK!焼き色がつかずにふんわりとした食感に仕上がるので、トーストする前の状態の食パンが好きな方に特におすすめの方法です。

【冷凍】ラップでの保存方法

続いてラップで保存する際のポイントをご紹介します。

【ラップでの冷凍保存の仕方】

①食パンを1枚ずつラップでぴったり包む
②ジッパー付き保存袋に入れ、空気を抜いて密閉して冷凍庫で保存する

【ポイント】
・空気に触れると酸化やデンプンの老化が進みやすくなります。ラップで包む際はなるべく空気が入らないようにし、保存袋に入れた後はしっかり空気を抜いて保存しましょう。

解凍&食べ方のポイント

ここで、冷凍したパンをおいしく食べるための解凍方法のポイントをご紹介します。

トースターを使うのがおすすめ

トースターを使えば、解凍とトーストを同時に行うことができます。冷凍庫から出した食パンをそのままトースターに入れ、様子を見ながら2~3分焼けば完成です。

あらかじめ余熱しておくことで、焼きムラなく短時間で仕上がりますよ。表面はサクッと、中はふんわりとした食感です。先ほど触れましたが、アルミホイルで包んで冷凍した場合は、包んだまま焼いてもOKです。

【ポイント】
・表面に霜がついている場合は、焼く前に払い落してください。溶けた霜がパンの表面につくと食感が悪くなったり、霜についた冷凍庫のニオイで風味が損なわれる原因になることがあります。

アレンジして楽しむ

冷凍した食パンはお好みのアレンジで楽しむのもおすすめです。野菜やチーズなどの具材をのせてトーストすれば、それだけで満足度の高い一品に!

また、フレンチトーストも冷凍した食パンに向いているアレンジ方法です。冷凍することで生の食パンに比べて水分が抜けるため、卵液が短時間で染み込みやすくなります。

食パンのアレンジトーストレシピ

ここからは食パンのアレンジトーストレシピをご紹介します。定番のピザトーストをはじめ、ごま油が香る和風トーストや、ボリューム満点のグラタントーストなど、バリエーション豊富にピックアップしました。どれも簡単に作れておいしいので、気になるレシピをお試しくださいね。

朝ごはんに 簡単ピザトースト

ぱぱっと簡単!ピザトーストのレシピをご紹介します。食パンにケチャップを塗り、具材をのせてチーズをかけて焼くだけの手軽なレシピですが、ボリュームもありとてもおいしいですよ。朝ごはんにぴったりなので、ぜひお試しくださいね。

ごま油で和風トースト

朝は和食派の方におすすめ!ごま油が香る和風トーストはいかがでしょうか。意外な組み合わせですが、コクのあるチーズに香ばしいごま油の風味がよく合います。小ねぎやのりのトッピングもポイントになり、クセになる味わいですよ。

ビスマルク風トースト

とろーり半熟卵がたまらない!ビスマルク風トーストのレシピです。まろやかな卵にチーズのコクとベーコンの塩気が絶妙なバランスで、ついつい手が伸びるおいしさ。バジルのさわやかな風味もアクセントになって、食欲をそそりますよ。

食パンでハムチーズグラタントースト

ボリューム満点!ホワイトソースで作るグラタントーストです。濃厚なホワイトソースとチーズの組み合わせで、シンプルながら満足感のある一品に仕上がりますよ。市販のホワイトソースを使えば簡単に作れるので、ぜひお試しくださいね。

朝食に ピーナッツバターとバナナのトースト

ピーナッツバターとバナナで、あまーいトーストを作ってみませんか?トースターで焼いたトロトロのバナナに香ばしいピーナッツバターがよく合います。シナモンの風味もアクセントになり、おやつや朝ごはんにおすすめの一品ですよ。

食パンは冷凍保存でおいしく食べよう

今回は夏場の食パンの保存方法や、冷凍保存をする際のポイントについて解説しました。すぐに食べる予定がない場合はできるだけ早く冷凍することと、乾燥を防いで急速冷凍するのがおいしさをキープするポイントです。ご紹介したレシピも参考にしていただき、冷凍保存した食パンもお好みのアレンジでおいしく味わってくださいね。

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2025.4.24 最終更新

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