玄米粉とは？味や製法、使い方についても解説！

玄米を粉末にした「玄米粉」をご存じでしょうか。あまりなじみが無いかもしれませんが、玄米の栄養を手軽に摂れる優秀な食材なんです。この記事では、玄米粉の味や製法、使い方について解説します。玄米粉で作るおいしいパンのレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

玄米粉とは、その名のとおり玄米を粉末状にしたものです。玄米はもみ殻だけを取り除いたお米のことで、胚芽やぬか層が残っている状態です。そのため、精白した白米に比べて脂質、ビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれています。玄米粉にはこれらの栄養素がほとんどそのまま残っているため、玄米の栄養素を手軽に摂取することができるんですよ。

白米に比べて栄養価が高い玄米ですが、食物繊維が多い分、消化に時間がかかるという点がデメリットともいえます。しかし、粉末にすることで消化されやすくなり、取り入れやすくなります。

玄米粉には特有の香ばしい風味があり、米粉に比べて素朴な味わいが楽しめます。また、小麦粉に比べてモチモチとした食感に仕上がりますよ。

米粉は、うるち米やもち米を原料としていますが、玄米粉は精白していない玄米を原料としています。

玄米粉には、大きく分けて生玄米粉と焙煎玄米粉の2種類があります。生玄米粉は、玄米をそのまま粉末にしたもので白色をしています。焙煎玄米粉は一度玄米を焙煎してから粉砕して粉末にしたもので、焙煎時間によって色味が異なります。短時間で浅く焙煎したものは白色で、じっくり長時間かけて焙煎したものは茶色です。焙煎玄米粉は焙煎することで米ぬかの酸化が止まるため、生玄米粉に比べて保存が効きます。

玄米粉は、小麦粉の代わりとしてパンや麺類などに使うことができます。また、お好み焼きやチヂミなどの生地にもおすすめです。お菓子作りにも使うことができ、シフォンケーキやクッキー、クレープなどの洋菓子から、まんじゅうなどの和菓子まで幅広く活用できます。そのほかにも、天ぷらや唐揚げなどの揚げ物の衣にしたり、カレーやシチューのとろみ付けに使ったり、スープに加えたりと、さまざまなアレンジが楽しめますよ。

玄米粉は、小麦粉の2～3割を玄米粉に置き換えて使うことが多いです。玄米粉を入れることでモチモチとした食感になり、香ばしい風味も楽しむことができます。

玄米粉がどんな食材なのかわかったところで、ここからは玄米粉を使ったレシピをご紹介します。

モチモチ食感がクセになる、玄米パンを作ってみませんか。強力粉に玄米粉をブレンドすることで、もっちりとした食感と香ばしい風味が楽しめるパンに仕上がりますよ。シンプルで素朴な味わいのパンなので、そのまま食べるのはもちろん、具材を挟んでサンドイッチにするのもおすすめです。ぜひお試しくださいね。

いかがでしたか。玄米粉の特徴や使い方についてご紹介しました。玄米粉は、小麦粉の代わりとしてさまざまな用途で使うことができます。玄米の栄養素が手軽に摂れるのも魅力ですね。玄米粉を加えることで、香ばしい素朴な風味とモチモチとした食感が楽しめますので、ぜひ活用してみてください。