「ジャクソンフルーツ」とはどんな果物か知っていますか?グレープフルーツの突然変異品種で、両者は皮の色や質感がよく似ているんです。この記事では、ジャクソンフルーツの甘さや酸味といった味わいや旬の時期、手でむけるのかなどについて解説します。記事の後半でご紹介するグレープフルーツを使ったレシピも、ぜひご覧くださいね。
突然変異品種!?ジャクソンフルーツって?グレープフルーツとの違いや甘さ、手でむけるかも解説
- 目次
- ジャクソンフルーツとは?
- ジャクソンフルーツの主な産地や旬
- ジャクソンフルーツの特徴
- ジャクソンフルーツの食べ方
- グレープフルーツを使ったレシピをご紹介
- ジャクソンフルーツを食べてみよう!
ジャクソンフルーツとは?
「ジャクソンフルーツ」は、正式には「Jackson Low Seeded (LS) grapefruit」、略して「Jackson LS(ジャクソンLS)」というグレープフルーツの一種です。
南アフリカ・カリノ地区の農園で、グレープフルーツの突然変異品種として発見された品種ですが、名前を聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか。というのも、商品化されたのは2012年で、日本への輸入が開始したのは2014年。まだまだ歴史の浅いフルーツなのです。
ジャクソンフルーツは、色や皮の質感はグレープフルーツとそっくりです。しかし、大きさはグレープフルーツよりひと回り小さく、外皮は手でむくこともできます。
味はグレープフルーツに比べて苦味や酸味がおだやかで、さっぱりとした甘さが特徴です。
知名度はまだ低いものの、その食べやすさに魅力があり、注目を集めているフルーツなんですよ。
ジャクソンフルーツの主な産地や旬
ジャクソンフルーツの主な産地は、原産国でもある南アフリカ共和国。南半球で育つため、日本のみかんやいよかんなどが旬を迎える冬とは少しずれた時期に味わえるのが特徴です。
7~9月が旬の時期で、日本では10月頃まで出回ります。日本のかんきつ類が冬に食卓を彩るのに対し、ジャクソンフルーツは少し違う時期に食べられるのも少し特別な感じですよね。
また、産地である南アフリカ共和国は南半球にあるため、ジャクソンフルーツが実をつける4~8月は冬にあたります。空気がカラッとしている時期に育つことで、果肉のギュッと詰まった濃厚な味わいに育つんですよ。
ジャクソンフルーツの特徴
ジャクソンフルーツがどんな果物なのか、さらに詳しく見ていきましょう!特徴を以下の表にまとめました。
| 項目 | ジャクソンフルーツ |
|---|---|
| サイズ | 1玉200~250g(デコポン2Lサイズ程度) |
| 色 | 皮も果肉もグレープフルーツのような黄色 |
| 皮 | 手でむくこともできる(みかんよりややかたいが、はっさくより簡単にむける) |
| 種 | ほぼ無い、薄皮ごと食べられる |
| 糖度 | 平均10度前後(最高12.5度の個体も) |
| 香り | ライムのようなさわやかさ |
| 味わい | 苦味や酸味は控えめで甘さが際立ち、夏にぴったり |
| 旬 | 7~9月 |
| 原産 | 南アフリカ共和国 |
それぞれの特徴について詳しく確認していきましょう。
皮の特徴
ジャクソンフルーツの外皮は黄色くなめらかで、グレープフルーツとよく似ています。
少し厚みはあるものの手でむくこともでき、薄皮も実からはがしやすいのが特徴です。薄皮はそのまま食べることもできるので、くし切りにするのもおすすめですよ。
味の特徴
ジャクソンフルーツはグレープフルーツの仲間ですが、苦味や酸味が少なく、甘みをしっかりと感じられるため、「マジックグレープフルーツ」と呼ばれることも。ニューサマーオレンジに近い味わいだといわれることもあります。
ライムのようなさわやかな香りも相まって、夏にぴったりのフルーツですよ。
ジャクソンフルーツの食べ方
ジャクソンフルーツの特徴についてわかったところで、食べ方についてもご説明します。
そのまま食べる
まずはそのまま食べてみましょう。暑い日にぴったりのさわやかな味わいで、冷やして食べるとよりおいしいですよ。
先ほども触れましたが、皮は手でむくことができ、薄皮も一緒に食べられます。
オレンジのようにくし切りにして食べるのも手軽でおすすめです。
ジュースにする
ジャクソンフルーツは果汁たっぷりでジューシーなので、絞ってジュースにしてもおいしいですよ。
氷を入れて冷たくすれば、夏にぴったりのフレッシュな味わいのドリンクが作れます。
ヨーグルトやサラダのトッピングに
皮をむいたジャクソンフルーツを、ヨーグルトやサラダ、ゼリーのトッピングにしてみてはいかがでしょうか。
ほどよい甘酸っぱさとさわやかな香りがアクセントになり、食欲をそそりますよ。
グレープフルーツを使ったレシピをご紹介
さてここからは、ジャクソンフルーツとよく似たグレープフルーツを使ったおすすめレシピをご紹介します。さわやかなミントの香りを加えた3種のシトラスゼリーや、おもてなしにもぴったりのヒラメとグレープフルーツのカルパッチョなど、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
グレープフルーツとオレンジのはちみつマリネ
食後のデザートにぴったり!グレープフルーツとオレンジのはちみつマリネを作ってみましょう。皮をむいたグレープフルーツとオレンジを、はちみつと和えるだけなのでとても簡単!色合いもきれいで、食卓もパッと明るくなりますよ。
ミント香る 3種のシトラスゼリー
3種のかんきつ類を使ったゼリーのご紹介です。果肉と果汁を余すところなく使った濃厚なシトラス風味のゼリーは、やみつきになるおいしさ!ひと手間かけてミントで香りづけをすることで、さらにさわやかさがアップしますよ。ジャクソンフルーツで作るのもおすすめです。
なめらか食感!紅茶とグレープフルーツのシャーベット
ひんやりおいしい、紅茶とグレープフルーツのシャーベットはいかがでしょうか。紅茶の香りにグレープフルーツの甘酸っぱさがよく合い、心が安らぐおいしさです。フレーバーティーを使ってアレンジすることもできるので、ぜひ作ってみてくださいね。
ディル香る きゅうりとグレープフルーツのさっぱり和え
ワインのお供に、きゅうりとグレープフルーツの和え物を作ってみませんか。甘酸っぱいグレープフルーツと清涼感のあるディルの香りが相性抜群!さっぱりとした味わいで、とてもおいしいですよ。和えるだけで作れてとても簡単なので、ぜひお試しくださいね。
ヒラメとグレープフルーツのカルパッチョ
おもてなしにもぴったりの華やかな一品!ヒラメとグレープフルーツのカルパッチョをご紹介します。ヒラメの上品な旨味にグレープフルーツのほろ苦さがマッチして、箸がどんどん進むおいしさです。意外に簡単に作れるので、覚えてみてくださいね。
ジャクソンフルーツを食べてみよう!
今回は、ジャクソンフルーツの特徴やおいしい食べ方などについて解説し、合わせてグレープフルーツを使ったおすすめレシピをご紹介しました。ジャクソンフルーツは日本ではまだ見かける機会は少ないですが、さわやかな香りと甘み、食べやすさが魅力です。そのまま食べるのはもちろん、料理に活用することもできるので、ご紹介したレシピも参考に、ぜひ味わってみてくださいね。
