韓国の定番「ケランチム」ってなに？お鍋や電子レンジでの作り方もご紹介！🥚

「ケランチム」という韓国料理を知っていますか？ケランチムとは、卵を使った蒸し料理で、ふわっとやわらかな食感が特徴です。この記事では、ケランチムの名前の意味や作り方、電子レンジで簡単に作る方法などを解説します。記事の後半では、おうちで作れるケランチムのおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

「ケランチム」とは、卵を使った蒸し料理のことで、韓国では家庭料理としても親しまれています。

ケランチムという名前は、韓国語で卵を意味する「ケラン」と蒸すという意味がある「チム」を組み合わせたもの。

基本的には唐辛子などを使用しないシンプルでやさしい味わいで、食感はふわふわとしており、見た目はドーム状のように膨らんでいるのが特徴です。辛くて刺激的なメニューの多い韓国料理の中では、箸休めにちょうどよい料理なんだとか。

ケランチムは溶いた卵を水やだしと混ぜ合わせ、具材を入れて加熱して作ります。日本の料理でいうと、茶碗蒸しに似ているかもしれませんね。使うだしの種類によって味わいは異なります。

日本の茶碗蒸しでは、卵液にかまぼこやしいたけ、エビ、三つ葉などさまざまな具材を入れることが多いですが、ケランチムでは具材はねぎだけと、シンプルなものが多いです。具材を多く使わない分、卵の味わいをそのまま感じることができるんですよ。

また、茶碗蒸しは一人前を小さな器に入れて蒸して作りますが、ケランチムはひとつの土鍋に数人分の材料を入れ、まとめて作るのが一般的です。ちなみに、ケランチム作りに使う土鍋を「トゥッペギ」といい、黒っぽい色で厚みがあり、保温性に優れていることから、キムチチゲやスンドゥブチゲなどの料理を調理するのにもよく使われるんですよ。

ケランチムはトゥッペギを直接火にかけて調理するのも特徴のひとつで、厚みのある鍋でじっくり熱を加えていくことでふんわりなめらかな食感のケランチムを楽しむことができます。

ケランチムがどんな料理かわかったところで、ケランチムの作り方について確認してみましょう。

①溶いた卵とだし汁、塩、小ねぎなどを鍋に入れ、混ぜ合わせる。

②鍋を火にかける。満遍なく火が通るようにスプーンや木べらでかき混ぜる。

③温まってくると鍋の底やフチの部分から卵液が固まってくるので、焦げないようスプーンなどで鍋から剥がしていく。

④卵液の6～8割ほどに火が通ったら、蓋をして弱火で加熱する。

⑤全体に火が通ったら、刻みのりやごま、唐辛子粉など、お好みの薬味などをトッピングしてできあがり。

💡クラシルシェフのおいしく作るコツとポイント💡
・加熱すると卵液が膨らみかさが増えるので、卵液を入れる量は鍋の容量の8割ほどまでにしましょう。
・鍋の底の部分が焦げやすいので、しっかり混ぜることと火加減に気を付けるのがおいしく仕上げるコツです。

ケランチムは、電子レンジを使ってもっと簡単に作ることもできるんですよ。以下で、電子レンジを使ったケランチムの手軽な作り方もご紹介します。

①耐熱性のある器に卵を割り入れて、溶きほぐす。

②①に水や鶏ガラスープの素、塩、小ねぎ、カニカマを入れて混ぜ合わせる。

③ふんわりとラップをかけ、600wの電子レンジで3分加熱する。

④③を一度電子レンジから取り出し、軽く混ぜる。

⑤ごま油を回し入れ、再びラップをふんわりとかけ、600wの電子レンジで2分ほど加熱する。

⑥卵が固まったらできあがり。

💡クラシルシェフのおいしく作るコツとポイント💡
・電子レンジや器によって火の通りに差があるので、様子を見ながら加熱時間を調整してみてください。

さてここからは、おうちで作れるケランチムのおすすめレシピをご紹介します。シンプルなケランチムや、明太子やチーズでアレンジしたケランチムのレシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

だしの効いたやさしい味わいのケランチムを作ってみましょう。だしの香りと卵のまろやかな味わいがマッチして、心も体もほっと温まるような一品です。とても簡単に作れるので、朝食や夜食にもおすすめですよ。

明太子入りのケランチムはいかがでしょうか。明太子の塩気や旨味がたまらない、やみつきになる味わいです。パパッと作れるので、あと一品ほしいときにもぴったりのレシピですよ。

チーズを加えたクリーミーな味わいのケランチムも絶品です。ふわふわの卵ととろけたチーズが相性抜群！ミックスベジタブルを使ったカラフルな見た目もかわいらしいので、ぜひお試しくださいね。

今回は、ケランチムの特徴や作り方を解説し、おすすめレシピをご紹介しました。ケランチムは、卵のやさしい味わいとふんわりとした食感で、大人も子供も一緒に楽しめる韓国料理です。今回ご紹介したレシピも参考に、ぜひおうちでケランチムを作ってみてくださいね。