秋の訪れを感じさせる食材といえば、ほっこりと甘い栗。ころころとした見た目がかわいらしく、秋になったら1度は食べたい旬の味覚ですよね。しかし、せっかく栗をたくさん手に入れたのに、忙しくて調理する時間がない!と悩んだ経験はありませんか?そこで今回は、栗の正しい保存方法と長持ちのコツをご紹介します。正しく保存することで、手軽においしさを長持ちさせることができますよ。
栗の保存方法とは?冷蔵・冷凍保存でおいしく長持ち!
- 目次
- 保存は「冷蔵」か「冷凍」で
- 低い温度で寝かせると甘みが増す
- 冷凍保存しても風味が変わりにくい
- 【冷蔵】皮をむかずに保存する方法
- 【冷凍】皮をむいて保存する方法
- 【冷凍】皮をむかずに保存する方法
- 冷凍保存でおいしさ長持ち!
保存は「冷蔵」か「冷凍」で
栗は硬い鬼皮に覆われているため常温でも保存できそうですが、実は生の栗は乾燥しやすく、風味や食感が落ちやすいです。虫食いのリスクもあるため、保存の際は必ず冷蔵または冷凍がおすすめです。
🌰常温保存のデメリット🌰
■ 乾燥しやすく、風味や食感が落ちる
■ 中身が痩せてしまう
■ 虫食いのリスクがある
低い温度で寝かせると甘みが増す
栗は0℃に近い温度で寝かせることで、でんぷんが糖化して甘みが増します。収穫後すぐにいただくより、冷蔵庫のチルド室で3日〜4日ほど冷蔵保存してから調理した方が、より強く甘みを感じることができますよ。
冷凍保存しても風味が変わりにくい
栗は冷凍しても風味や食感が損なわれにくいので、1度に食べきれない場合は冷凍保存するのがおすすめです。皮は付いたままでも冷凍できますが、剥いてからの方がかさばらず、調理の際にも便利ですよ。
【冷蔵】皮をむかずに保存する方法
栗は皮をむかずに保存すると、乾燥や傷みを防ぎ、風味を長持ちさせることができますよ。冷蔵庫で適切に保存することで、おいしさを保ちながら楽しめますので、参考にしてくださいね。
①黒ずんでいたり、小さな穴が空いた栗を取り除く
②軽く湿らせたキッチンペーパーで表面に付いた汚れを拭き取る
③新聞紙などの紙で包み、ポリ袋に入れてしっかりと口を閉じる
新聞紙などの紙は3日に1度は取り替えるようにしましょう。
④冷蔵庫のチルド室で保存する
栗は冷蔵庫の野菜室ではなく、より温度の低いチルド室で保存するようにしましょう。チルド室で3日〜4日寝かせた後は、できる限り早めに食べきるようにしましょう。
【冷凍】皮をむいて保存する方法
栗を皮をむいた状態で冷凍すると、調理の手間を省きつつ、長期間保存できます。あらかじめ鬼皮と渋皮を取り除き、アク抜きしてから冷凍することで、解凍後もおいしく料理に使えるのがポイントです。
①黒ずんでいたり、小さな穴が空いた栗を取り除く
②栗を水に浸け、冷蔵庫で一晩置く
水に一晩浸けることで、鬼皮がやわらかくなり剥きやすくなります。
③水気を切り、底の部分に切り込みを入れ、そこから先端に向かって剥ぐようにして鬼皮を剥く
④同様にして渋皮を剥く
⑤渋皮を剥いた栗をたっぷりと水を張ったボウルに入れ、10分程度浸けてアク抜きをする
⑥水気をよく切り、乾いたキッチンペーパーで拭き取る
⑦冷凍用保存袋に入れ、しっかりと空気を抜いて密封する
⑧冷凍庫で保存する
召し上がる際は解凍せずにそのまま料理に加えて加熱しましょう。
【冷凍】皮をむかずに保存する方法
栗をむく時間がないときは、鬼皮が付いたまま冷凍するようにしましょう。 栗は皮ごと冷凍すると、長期保存ができるうえ、後で皮をむくのも簡単になります。時間がないときや大量に保存したいときに便利な方法です。
①黒ずんでいたり、小さな穴が空いた栗を取り除く
②栗を流水で洗って水気をよく切り、乾いたキッチンペーパーで拭き取る
③冷凍用保存袋に入れ、しっかりと空気を抜いて密封する
④冷凍庫で保存する
鬼皮は半解凍の状態で剥き、実は凍ったまま料理に加えて加熱してご使用ください。
💡ワンポイント豆知識💡
一旦冷凍することで、鬼皮がやわらかくなり剥きやすくなります。
冷凍保存でおいしさ長持ち!
いかがでしたか?今回は、栗の正しい保存方法と長持ちさせるコツをご紹介しました。栗は秋だけに出回る旬の味覚。鬼皮を剥いて冷凍しておけば、いつでも手軽に調理することができます。特に栗ごはんを作る際は、凍ったまま炊くことができるのでとても便利ですよ。
クラシルでは、栗を使ったおすすめレシピもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。


