みなさんは炊飯器でごはんを炊くとき、どうやってお米を研いでいますか?「そのまま炊けるから内釜で研いでしまう」という声がある一方で、「内釜で研ぐとコーティングが傷つきそうだから、ボウルやざるを使っている」という方も…。実際のところ、どうするのが正解なのでしょうか?今回はこの「内釜でお米を研ぐの、アリ?ナシ?」という疑問にお答えします!後半にはごはんが進むおいしいおかずレシピもご紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
炊飯器、内釜でお米を洗っても大丈夫?「勘違いしてた...」「知れてよかった!」

お米、内釜で研いでもいいの…?
「内釜でお米を研ぐとコーティングか傷つくからだめ」という話、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?お米を研ぐ際に、米粒が内釜の表面に激しく当たってコーティングがはがれると、焦げついたり、くっつきやすくなったりする可能性があります。そのため、内釜で米を研ぐのは原則NGとしている炊飯器メーカーがほとんどでした。
しかし最近は技術の向上によって、内釜でお米を研いでも問題のないタイプの炊飯器が増えています。さらに最近のお米は昔のようにギュッと強く押しつけて研ぐ必要がなく、お米が潰れないようにやさしくかき混ぜる程度の研ぎ方が主流。そのため内釜で米を研いでも、昔ほどコーティングが摩耗しません。こうした精米技術の向上もあいまって、内釜でお米を研いでも問題なし、とするメーカーが増えてきているんですね。
ただし炊飯器によっては内釜でお米を研ぐことを推奨していないものもあるので、まずはお使いの炊飯器の取扱説明書をよく確認してみてくださいね。
内釜を長持ちさせるコツは…?
最近の炊飯器は技術革新により摩耗しにくくなっていますが、長く使っているとコーティングが少しずつはがれてきてしまうことも。少しでも長く内釜を使い続けるために、避けたほうがいい「NG行為」を覚えておきましょう!
NG①:泡立て器でお米を研ぐ
内釜で米を研ぐときに、泡立て器を使うのは避けたほうが無難です。内釜に金属などの固いものが当たると、そこからコーティングがはがれる原因にも。手でやさしく、お米をかきまぜるように洗いましょう。
NG②:しゃもじやザルを内釜に強くぶつける
お米を研ぐときにザルを使う場合にも注意が必要です。ザルからお米を移すときに、内釜のふちに強く叩きつけてしまうと、そこからコーティングがはがれやすくなります。またごはんを茶碗によそうときも、しゃもじに残ったごはんを落とすために内釜に強く打ちつけたりしないようにしましょう。
NG③:白米以外を保管する
炊き込みごはんなどの調味料を加えて炊くものは、長時間保温するとコーティングが傷みやすくなります。炊けたら早めに取り出し、内釜を洗うのがおすすめ。また内釜で酢飯を作るのも、酢の作用でフッ素加工が傷む原因に。ごはんをほかの容器に移してから酢を混ぜるようにしてくださいね。
NG④:たわしや金属たわしで洗う
使用後の内釜を洗うときに、たわしや金属たわし、食器用スポンジの固い研磨面でこするとコーティングがはがれやすくなります。食器用の中性洗剤とやわらかいスポンジで、やさしく洗いましょう。
NG⑤:内釜に食器を漬け置きする
食後の洗い物をする際に、内釜と食器を一緒に洗うこともあるかと思いますが、内釜に食器などを漬け置くのもNG。固い食器が当たると、その部分のコーティングがはがれてしまう恐れがあります。
丁寧に扱っていても、長年使っていれば傷もつきやすくなります。NG行為に気をつけつつ、長持ちするように使いたいですね!
ごはんが進む絶品おかずのレシピをピックアップ!
炊飯器で炊きあがるアツアツの白ごはんに合わせたいのは、やっぱりおいしい人気おかず!ここからは、ごはんが進む絶品のおかずレシピをご紹介します。甘辛い味つけでお箸が止まらなくなるプルコギや、サバ缶で簡単に作れる白菜のとろっと煮など、ごはんをお代わりしたくなるおすすめレシピばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.ごはんが進む 甘辛プルコギ
肉と野菜を一緒に食べられるのがうれしい、甘辛プルコギのレシピをご紹介します。旨みたっぷりの牛肉と数種類の野菜を、甘辛いタレに漬けこんでから炒めます。具材のひとつひとつにしっかり味が染みこんでいて、ごはんが進みますよ。野菜はお好みのものに代えてもOKなので、冷蔵庫にある余り野菜を使ってぜひ作ってみてくださいね!
材料(2人前)
- 牛もも肉 (薄切り)・・・200g
- にんじん・・・50g
- 玉ねぎ・・・50g
- ニラ・・・50g
- もやし・・・50g
下味
- コチュジャン・・・大さじ1
- しょうゆ・・・小さじ1
- 砂糖・・・小さじ1
- すりおろしニンニク・・・小さじ1
- すりおろし生姜・・・小さじ1
- ごま油・・・小さじ1
- 糸唐辛子・・・適量
手順
準備.にんじんは皮を剥いておきます。
1.にんじんは短冊切りにします。
2.玉ねぎは薄切りにします。
3.ニラは3cm幅に切ります。
4.ジップ付き保存袋に牛もも肉、1、2、3、もやし、下味の材料を加えてよくもみこみ、10分ほど置きます。
5.熱したフライパンにごま油をひいて、中火で4を炒めます。牛肉に火が通り、野菜がしんなりしたら火を止めます。
6.お皿に盛り、糸唐辛子を散らしたら完成です。
2.ちくわでかさ増し 大葉とチーズの肉巻き
ちくわでかさ増ししているので食べごたえバッチリ!大葉とチーズの肉巻きを作ってみませんか?豚肉とちくわのダブルの旨みに、チーズのまろやかさと大葉のさわやかな香りがとってもよく合います。ニンニクを効かせた甘辛い調味料を絡めれば、ごはんにもお酒にもよく合う味に仕上がりますよ。ぜひお試しくださいね。
材料(5本分)
- 豚ロース (薄切り)・・・200g
- ちくわ・・・5本
- スライスチーズ (とろけるタイプ)・・・5枚
- 大葉・・・10枚
- 薄力粉・・・10g
- (A)めんつゆ (2倍濃縮)・・・大さじ3
- (A)みりん・・・大さじ2
- (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1
- ごま油・・・大さじ1
添え物
- 大葉・・・2枚
手順
準備.大葉は軸を切り落としておきます。
1.スライスチーズは縦に6等分に切ります。
2.ちくわは縦に切りこみを入れ、1を挟みます。
3.豚ロースを2cmずつ重ねて3枚広げ、大葉をのせます。
4.2をのせて巻き、薄力粉を茶漉しでふるいかけます。
5.中火で熱したフライパンにごま油をひき、4の巻き終わりを下にして入れ、焼きます。
6.こんがりと焼き色がつき、豚ロースに火が通ったら(A)を入れて中火で加熱し、絡めます。全体に味がなじんだら火から下ろします。
7.お皿に大葉を敷き、6を盛り付けて完成です。
3.サバ缶で 白菜のとろっと煮
サバ缶でとっても手軽に作れる、白菜のとろっと煮のレシピをご紹介します。サバの味噌煮缶を汁ごと使って白菜の水分だけで煮るので、味も簡単に決まって旨みを余すことなく味わえますよ。片栗粉でとろみをつけているので、食べやすいのもうれしいポイント。ラー油のピリッとした辛みと香ばしさも効いていて、食欲をそそりますよ。
材料(2人前)
- 白菜・・・300g
- サバの味噌煮缶 (汁ごと)・・・120g
- 生姜・・・10g
- (A)料理酒・・・50ml
- (A)しょうゆ・・・小さじ2
- (A)鶏ガラスープの素・・・小さじ1
- 水溶き片栗粉・・・大さじ1
- ラー油・・・小さじ1
手順
準備.生姜は皮をむいておきます。
1.白菜はざく切りにします。
2.生姜は千切りにします。
3.鍋に1、2、サバの味噌煮缶を汁ごと、(A)を入れて蓋をし、弱火で10分程白菜がしんなりして汁気が出るまで煮ます。
4.水溶き片栗粉を回し入れて弱火で加熱し、全体にとろみがついたら火から下ろします。
5.器に盛り付け、ラー油をかけて完成です。
今夜はごはんが進むおかずにしよう!
いかがでしたか?今回は炊飯器の内釜にまつわる豆知識と、ごはんが進むおいしいメインおかずのレシピをご紹介しました。どのレシピもしっかり味のおいしいおかずなので、ごはんをお代わりしたくなるはず。ぜひごはんを多めに炊いて作ってみてくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。