フルーティーな香りとプチプチとした食感が魅力の「いちじく」。特にフレッシュないちじくを使ったケーキやパフェは、夏から秋だけに味わえる旬の味覚ですよね。そんないちじくですが、気づいたらパックの下の方が傷んでいたという経験はありませんか?いちじくは果物の中でも特に傷みやすく、保存するにはちょっとしたコツが必要です。今回は、いちじくの正しい保存方法と長持ちのコツをご紹介します。
いちじくの保存方法|長持ちのコツ|傷付けないように注意

「冷蔵」もしくは「冷凍」保存で
いちじくは果肉がやわらかく、鮮度も落ちやすいので、取り扱いには細心の注意が必要です。輸送が難しい果物の代表格とも言われており、少し指で押しただけでもそこから傷んでしまいます。
また、いちじくの旬である6月〜10月は気温が高いので、常温で保存するとすぐに熟しすぎて苦味が出てしまいます。いちじくのおいしさを長持ちさせるには、冷蔵もしくは冷凍保存がおすすめです。
■冷蔵庫の野菜室で保存
①傷がついていたり、潰れているいちじくを取り除き、水気がついていれば拭き取る
②ひとつずつラップで包む
③バットに入れて、重ならないように並べる
④冷蔵庫の野菜室で保存する
【ポイント】
・いちじくは保存する前でなく、食べる直前に洗いましょう。
・ひとつずつ包むことで、ラップがクッションの役割をして、傷つくのを防いでくれます。
■丸ごと冷凍保存
①いちじくを洗い、水気を拭き取る
②バットにラップを敷き、重ならないように並べて冷凍する
③凍ったら冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存する
【ポイント】
・冷凍したいちじくを解凍すると、水分が出てベチャッとした食感になってしまいます。解凍はせず、シャーベットのようにそのまま召し上がってください。
・皮つきでも食べられますが、気になる場合は冷凍庫から出して軽く水洗いすると、手で簡単に皮を剥くことができます。
■使いやすい大きさに切って冷凍保存
①いちじくを洗い、水気を拭き取る
②ヘタを切り落とし、使いやすい大きさに切る
③バットにラップを敷き、重ならないように並べて冷凍する
④凍ったら冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存する
【ポイント】
・解凍はせず、シャーベットのようにそのまま召し上がってください。
・皮つきでも食べられますが、気になる場合は皮を剥いてから冷凍してください。
・焼き菓子などに使う場合は、解凍せずにそのまま生地に加えて加熱してください。
・ジャム用は乱切り、焼き菓子用はくし切りなど、用途によって切り方を変えておくと便利です。
正しい保存でいちじくのおいしさ楽しもう
今回は、いちじくの正しい保存方法と長持ちのコツをご紹介しました。いちじくは果肉が繊細でやわらかいので、保存の際は傷つけないようにやさしく取り扱ってくださいね。
フレッシュないちじくが市場に出回るのは、夏から秋の間のみ。せっかくなら、正しい保存方法でそのおいしさを長持ちさせたいですよね。旬の季節にまとめて冷凍保存しておくと、いつでもフレッシュな味わいがお楽しみいただけますよ。
またクラシルでは、いちじくの選び方についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
