夏から秋にかけて旬を迎える「いちじく」。ただ、いちじくは水分が多く繊細で、果物の中でも傷みやすい果物。保存するにはちょっとしたコツが必要なんです!今回は、いちじくの正しい保存方法と長持ちのコツを解説します。冷凍保存したいちじくの食べ方やおいしいレシピもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
傷みやすい【いちじくの正しい保存方法】とは?長く保存するには冷凍もおすすめ
- 目次
- いちじくはデリケートで傷みやすい果物
- 【冷蔵・丸ごと】野菜室で保存する方法
- 【丸ごと冷凍保存】しっかり水分を拭き取ってから凍らせる
- 【カットしてから冷凍保存】冷凍庫で保存する方法
- 【半解凍が◯】冷凍したいちじくの使い方
- 正しい保存でいちじくのおいしさ楽しもう
いちじくはデリケートで傷みやすい果物
いちじくは、水分が多くやわらかな果肉と、やさしい甘みが特徴の果物です。そのため傷みやすく、保存方法を間違えるとすぐに鮮度が落ちてしまいます。
また、フレッシュないちじくが市場に出回るのは、夏から秋の間のみ。せっかくなら、正しい保存方法でそのおいしさを長持ちさせたいですよね。そのためには、冷蔵や冷凍など正しい保存方法を知っておくことが大切なんです。
💡ワンポイント豆知識
いちじくは輸送も難しい果物のひとつで、少し指で押しただけでも傷みの原因になるほど繊細です。とくに、旬を迎える6月〜10月は気温が高く、常温ではすぐに熟しすぎて苦味が出ることもあります。
【冷蔵・丸ごと】野菜室で保存する方法
さっそく、いちじくをおいしく保つためのポイントをわかりやすく解説します。まずは冷蔵庫での保存方法をチェックしてみましょう。
①いちじくの状態をチェックする
傷がついていたり、潰れているいちじくを取り除き、水気がついていれば拭き取りましょう。
②ひとつずつラップで包む
ひとつずつ包むことで、ラップがクッションの役割をして、傷つくのを防いでくれますよ。
③バットに入れて、重ならないように並べる
写真のように並べたら、野菜室で保存しましょう。また、いちじくは保存する前でなく、食べる直前に洗います。
【丸ごと冷凍保存】しっかり水分を拭き取ってから凍らせる
次に冷凍庫での丸ごといちじくを保存する方法もチェックしてみましょう。
①いちじくを洗い、水気を拭き取る
いじちくを傷つけないようにやさしく洗います。洗ったらしっかりとキッチンペーパーなどで水気を拭き取りましょう。水分が残ったまま冷凍すると霜がついたり、傷みやすくなるので注意してくださいね。
②バットにラップを敷き、重ならないように並べて冷凍する
バットにラップを敷いたらそこにいちじくを間隔をあけて置き、冷凍庫で冷凍します。このとき、ほかの容器などと接触したときに傷がついてしまうかもしれないため、上からラップをかけておくとよいでしょう。
💬管理栄養士からのコメント
冷蔵保存と同じく、いちじくを一つずつラップで包んで冷凍する方法もおすすめです。丁寧に包んでおくことで、傷がつきにくくなりますよ。
③凍ったら冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存する
いちじくが凍ったら、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。1つずつラップで包んだ場合も、同様に冷凍用保存袋に入れて保存してくださいね。
【カットしてから冷凍保存】冷凍庫で保存する方法
次に、使いやすい大きさに切って冷凍保存する場合の方法を確認しましょう。
①いちじくを洗い、水気を拭き取る
丸ごと保存する方法と同じように、いちじくをやさしく洗って水分をしっかりと拭き取りましょう。
②ヘタを切り落とし、使いやすい大きさに切る
カットして保存する場合は、ジャムにするなら「乱切り」、焼き菓子にするなら「くし切り」というように、用途によって切り方を変えておくと便利ですよ。いちじくのヘタは包丁よりもキッチンバサミの方が手軽に切り落とせるのでおすすめです。
💬管理栄養士からのコメント
冷凍したいちじくは皮つきでも食べられますが、気になる場合はいちじくをカットする時点で皮を剥いてから冷凍しましょう。
③バットにラップを敷き、重ならないように並べて冷凍する
バットにラップを敷いたら、丸ごと冷凍保存するときと同じように間隔を置いてカットしたいちじくを置いて、上からラップをかけます。
④凍ったら冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存する
カットしたいちじくがしっかりと凍ったら冷凍用保存袋に入れて、冷凍庫で保存してください。
【半解凍が◯】冷凍したいちじくの使い方
冒頭でも触れたとおり、いちじくは水分の多い果物です。完全に解凍してしまうと水分が出てベチャッとした食感になってしまうため、解凍はせず、シャーベットのようにそのまま召し上がってください。
半解凍にしたいちじくをヨーグルトなどにのせるのもおすすめです。皮つきでも食べられますが、気になる場合は冷凍庫から出して軽く水洗いすると、手で簡単に皮を剥くことができますよ。
焼き菓子などに使う場合は、解凍せずにそのまま生地に加えて加熱してくださいね。
正しい保存でいちじくのおいしさ楽しもう
今回は、いちじくの正しい保存方法と長持ちのコツをご紹介しました。いちじくは果肉が繊細でやわらかいので、保存の際は傷つけないようにやさしく取り扱ってくださいね。
またクラシルでは、いちじくの選び方についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

