2023.7.5

「卵は1日1個まで」ではなくなった?何個までなら食べてもいいの?

「卵は1日1個まで」ではなくなった?何個までなら食べてもいいの?

「卵は1日1個まで」と、聞いた覚えはありますか?じつは最近ではもうそれを言われなくなったのはご存じでしょうか。では、いったい卵は何個まで食べてもいいのか、今回は摂取量や気をつけたいことについて解説します!卵を使った人気レシピもご紹介しますよ。ぜひ最後までご覧くださいね。

ポイントは「コレステロール」

「卵は1日1個まで」と長く言われていた理由は、卵に含まれる「コレステロール」が関係しています。

厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」ではかつて「コレステロールの摂取量は1日あたりこのくらいまでにしましょう」という上限量が決められていました。卵にはコレステロールが多く含まれているため「卵は1日1個まで」とされていたのです。

ところが、2015年の改定によりコレステロール摂取の上限量が撤廃されました。これは十分な科学的根拠がないとわかったから。コレステロールは食事摂取と体内で生産されるものの2種類がありますが、じつは食事摂取はさほど影響しないとわかってきたのです。卵は1個までと厳しく定める理由がなくなったというわけですね。

しかし、コレステロールをどれだけ摂取してもよいと保証するわけではない点には注意が必要です。また、最新の2020年版では「脂質異常症」の方は重症化予防のために、コレステロールを1日200mg未満に抑えることが望ましいとされています。

卵は何個食べていいの…?

では、結局のところ卵は1日にどのくらい食べてもよいのでしょうか?

「日本人の食事摂取基準」では、明確な個数は記されていません。しかし、食事は野菜やお肉などバランスよく摂ることが大切ですよね。決まった食材に偏らず、バランスのよい食事をするためにも、健康な方であれば卵は1日1〜2個までを目安にするのがよさそうです。

今は言われなくなった「卵は1日1個まで」。さまざまな研究によって基準が変わり、卵好きにはうれしいニュースですが、無制限に食べてもいいわけではありません。健康のためにもバランスのよい食事を心がけてくださいね。

卵で作る人気レシピをご紹介!

卵は1日どのくらい食べていいのかを見てきました。さてここからは、卵を使った絶品レシピをご紹介しますよ。キャベツと豚肉を和風だしで煮た卵とじや、ゴロゴロとしたブロッコリーとゆで卵のサラダなどをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

1.キャベツと豚肉のふわふわ卵とじ

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どこか懐かしい素朴な味わいの、キャベツと豚肉のふわふわ卵とじのご紹介です。ジューシーな豚肉と、加熱して甘みが増したキャベツはバランスのいい組み合わせ!卵のコクが加わり、箸が止まらなくなるおいしさです。サッと作れて、忙しい朝やもう一品ほしいときに大活躍するので、覚えておくと重宝しますよ。

材料(2人前)

  • キャベツ・・・1/4個
  • 長ねぎ・・・1本
  • 豚バラ肉 (薄切り)・・・150g
  • 溶き卵・・・2個分
  • しょうゆ・・・大さじ2
  • 酒・・・大さじ2
  • 砂糖・・・小さじ2
  • 顆粒和風だし・・・小さじ2
  • ごま油・・・大さじ2

作り方

1.キャベツは芯を取り1cm幅に切ります。
2.長ねぎは斜め薄切りにします。
3.豚バラ肉は2cm幅に切ります。
4.中火で熱したフライパンにごま油と3を入れ色が変わるまで炒めます。
5.1、2を加え軽く炒め、しょうゆ、砂糖、酒、顆粒和風だしを入れ全体を混ぜ合わせます。
6.蓋をして弱火で5分蒸し焼きにします。
7.溶き卵をフライパンの周りから流し入れ、もう一度蓋をして弱火で3分蒸し焼きにします。
8.溶き卵が固まったら、お皿に盛り付け完成です。

2.ほうれん草とたまごのふんわり炒め

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卵の黄色が映える、ほうれん草とたまごのふんわり炒めはいかがでしょうか。ほうれん草の風味とまろやかな卵が相性抜群ですよ。シンプルな味つけで、やみつきになるおいしさです。普段の食卓の副菜としてはもちろん、お酒のおつまみにもあるとよろこばれますよ。ぜひ献立に取り入れてみてくださいね。

材料(2人前)

  • ほうれん草・・・150g
  • お湯・・・適量
  • 卵 (Mサイズ)・・・2個
  • (A)しょうゆ・・・小さじ1
  • (A)料理酒・・・小さじ1
  • (A)鶏ガラスープの素・・・小さじ1/2
  • (A)黒こしょう・・・ふたつまみ
  • ごま油・・・大さじ1

作り方

1.鍋にお湯を沸騰させ、ほうれん草を入れ、しんなりするまで1分ほどゆで流水に取り、水気を絞ります。根元を切り落とし3cm幅に切ります。
2.ボウルに卵を割り入れ、菜箸でよくかき混ぜます。
3.中火で熱したフライパンに半量のごま油をひき、2を入れて大きくかき混ぜながら炒め、半熟状になったら一度取り出します。
4.キッチンペーパーで余分な油を拭き取り、同じフライパンに残りのごま油をひき、1を入れ中火で1分ほど炒めます。
5.全体に油がまわったら、3を戻し入れ、(A)を入れて中火で炒めます。
6.味がなじんだら火から下ろし、器に盛り付けて完成です。

3.ブロッコリーとゆで卵のタルタルソース風サラダ

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ちょっぴりおしゃれなデリ風の一品、ブロッコリーとゆで卵のタルタルソース風サラダのご紹介です。食べ応えのあるブロッコリーとマヨネーズは黄金コンビ!ポリポリとした食感のたくあんがアクセントになり、とてもおいしいですよ。少ない材料で作れるのもうれしいポイントですね。ぜひお試しください!

材料(2人前)

  • ブロッコリー・・・150g
  • ゆで卵・・・2個
  • たくあん (2枚)・・・10g
  • マヨネーズ・・・大さじ4

作り方

1.ブロッコリーは小房に切ります。耐熱ボウルに入れて、水で濡らしたキッチンペーパーをのせ、ラップをかけ、600Wの電子レンジで火が通るまで2分ほど加熱し、粗熱を取ります。
2.たくあんはみじん切りにします。
3.ゆで卵は4等分に切ります。
4.ボウルに2、マヨネーズを入れてよく混ぜ合わせ、1、3を加えて和えます。
5.器に盛り付けてできあがりです。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。

卵でいつもの料理をもっとおいしく!

いかがでしたか?「卵は1日1個まで」といわれなくなった理由と、卵で作る人気レシピをご紹介しました。コクのある卵は炒め物やサラダなど幅広いメニューに使えて、いつもの料理をもっとおいしくしてくれますよ。ぜひ卵のおかずをおうちでお楽しみくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。

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