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“生卵”と“ゆで卵”、どっちが長持ちする?覚えておきたい情報に「勘違いしてた...」

“生卵”と“ゆで卵”、どっちが長持ちする?覚えておきたい情報に「勘違いしてた...」

私たちの毎日の食卓に欠かせない卵。使い勝手が良いので、冷蔵庫にいつも常備しているという方も多いですよね。そんな卵ですが、生卵とゆで卵だと、どちらが長持ちするのか知っていますか?正解発表のあとには、一度作ったらリピ決定のやみつき卵レシピをご紹介しますよ。ぜひ最後までご覧くださいね!

正解は…「生卵」!

生卵とゆで卵だと、加熱しているゆで卵の方が長持ちする、と考える方も多いかもしれませんよね。でも実際には、生卵の方が長持ちするんです!その理由と、卵を長持ちさせる「秘密」に迫ってみましょう。

■ポイントは「リゾチーム」

卵白には「リゾチーム」という酵素が含まれています。このリゾチームは動物の唾液などにも含まれている成分で、殺菌作用があります。犬や猫が傷口をなめるのは、唾液に含まれているこの「リゾチーム」で殺菌するためといわれています。もし卵の殻の内部にまで菌が侵入してきても、このリゾチームがやっつけてくれる、という仕組みになっているんですね。

■加熱すると「リゾチーム」が働かない!

殺菌作用のある「リゾチーム」ですが、タンパク質性の酵素なので熱に弱く、加熱するとその働きが失われてしまうんです。つまりゆで卵にすると卵白に含まれるリゾチームの殺菌効果がなくなってしまい、細菌の侵入を防げなくなってしまうんですね。

リゾチームの効果で細菌から身を守っている「生卵」と、加熱によりリゾチームの効果がなくなってしまった「ゆで卵」。比べてみると、生卵の方が日持ちする、というわけなんです。予想は当たっていましたか?

卵を使ったやみつきおかずのレシピをご紹介!

さてここからは、卵を使ったやみつきおかずのレシピをご紹介します。とろーり半熟がうれしい肉巻き半熟卵や、旨みたっぷりの明太チーズ卵焼きなど、一度食べたら思わずとりこになってしまう絶品ばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね。

1.とろーりおいしい!肉巻き半熟卵

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とろーりとした黄身がうれしい、肉巻き半熟卵のレシピをご紹介します。まろやかな半熟卵にジューシーな豚バラ肉を巻いた、バランスのいい一品です。しょうゆベースの甘辛い味つけで、大人から子どもまで家族みんなが喜んでくれますよ。「また作って」の声がきっと聞ける絶品おかずを、ぜひお試しくださいね。

材料(4個分)

  • 豚バラ肉 (スライス)・・・200g
  • 塩こしょう・・・小さじ1/4
  • 卵 (Mサイズ)・・・4個
  • お湯 (卵をゆでる用)・・・1000ml
  • 薄力粉・・・大さじ1
  • (A)酒・・・大さじ1
  • (A)砂糖・・・小さじ2
  • (A)みりん・・・小さじ2
  • (A)しょうゆ・・・大さじ1.5
  • サラダ油・・・小さじ2
  • レタス・・・20g
  • ミニトマト・・・2個

作り方

準備.卵は常温に戻しておきます。
1.お湯を沸騰させ、卵を7分ゆでて流水で冷やし、殻を剥きます。
2.豚バラ肉に塩こしょうをふり、1を巻いて、全体に薄力粉をまぶします。 3.中火に熱したフライパンにサラダ油をひき、2を焼きます。
4.全体に焼き色がつき豚バラ肉に火が通ったら、(A)を入れて、中火で全体を煮詰めて火から下ろします。
5.お皿に盛り付け、レタス、ミニトマトを添えて完成です。

2.ごはんに合う やみつき半熟卵の旨ダレ漬け

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白いごはんをかきこみたくなる、やみつき半熟卵の旨ダレ漬けはいかがでしょうか?生姜やニンニク、大葉といった薬味を使った旨ダレは、ごま油の香りがきいていて食欲をそそり、まろやかな半熟卵とよく合います。ごはんにのせて崩しながらいただけば、お箸が止まらなくなること間違いなしですよ!

材料(2人前)

  • 卵 (Mサイズ)・・・2個
  • 水 (ゆで用)・・・適量
  • 大葉・・・4枚
  • (A)しょうゆ・・・大さじ2
  • (A)みりん・・・大さじ1
  • (A)ごま油・・・大さじ1
  • (A)料理酒・・・大さじ1
  • (A)白だし・・・小さじ2
  • (A)すりおろし生姜・・・小さじ2
  • (A)すりおろしニンニク・・・小さじ1
  • (A)白いりごま・・・小さじ1

作り方

準備.大葉は軸を切り落としておきます。
1.大葉はみじん切りにします。
2.鍋に水、卵を入れ強火にかけ沸騰したら中火にして6分ゆで流水にさらして粗熱を取り、水気を切って殻をむきます。
3.別の鍋に1、(A)を入れ強火にかけ、ひと煮立ちしたら火から下ろします。
4.ジッパー付き保存袋に2、粗熱を取った3を入れ空気を抜き口を閉じ、味が染み込むまで冷蔵庫で3時間おきます。
5.器に盛り付けたごはんに汁気を切った4をのせて完成です。

3.絶品おつまみ 明太チーズ卵焼き

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ごはんにもお酒にもぴったりな、明太チーズ卵焼きを作ってみませんか?ふんわりとやさしい味わいの卵焼きの真ん中に、旨みたっぷりの明太子ととろけるチーズ、そして味のアクセントにもなる小ねぎを入れて巻いた一品です。居酒屋のメニューにありそうな絶品の卵焼きを、ぜひおうちでも作ってみてくださいね!

材料(2人前)

  • 卵・・・3個
  • 明太子・・・50g
  • 小ねぎ・・・1本
  • スライスチーズ (とろけるタイプ)・・・3枚
  • (A)水・・・大さじ1
  • (A)薄口しょうゆ・・・小さじ1
  • (A)砂糖・・・大さじ1
  • (A)顆粒和風だし・・・小さじ1
  • サラダ油・・・大さじ1/2

作り方

準備.明太子は薄皮を取り除き、ほぐしておきます。 小ねぎは根元を切り落としておきます。
1.小ねぎは小口切りにします。
2.ボウルに卵、(A)を入れて混ぜ合わせます。
3.フライパンにサラダ油をひき、中火で熱し、2の1/3を流し入れます。菜箸でかき混ぜながら加熱し、半熟状になったらスライスチーズ、1、明太子の順にのせます。
4.奥から手前に巻き、奥に戻します。残りの2の半量を入れ、全体に広げて中火で熱し、奥から手前に巻き、奥に戻します。同じようにもう1度くり返します。
5.火が通ったら火から下ろし、お皿に盛り付けて完成です。

卵を長持ちさせたいなら生のままで!

いかがでしたか?今回は生卵の方がゆで卵よりも長持ちするその理由と、卵を使ったリピ確定のやみつきおかずのレシピをご紹介しました。卵を長持ちさせたいときは、ゆでてしまうよりも生のままがおすすめ!卵を賢く長持ちさせて、おいしい卵のおかずをぜひ作ってみてくださいね。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

※こちらの記事はに初公開した内容を再投稿したものです。

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