世界で最もおいしい!?マッサマンカレーとは?味や特徴について解説!

世界で最もおいしい!?マッサマンカレーとは?味や特徴について解説!

「マッサマンカレー」は、スパイシーで香り豊かなタイカレーです。世界で最もおいしい料理のランキングで1位になったこともある料理で、日本でも食べられるお店が増えています。今回は、そんなマッサマンカレーの名前の由来や味わい、特徴などについて解説!さらに記事後半では、おすすめのマッサマンカレーレシピもご紹介します。

  • 目次
  • マッサマンカレーとは
  • マッサマンカレーの特徴や味わい
  • マッサマンカレーの由来や歴史
  • マッサマンカレーのレシピをご紹介
  • おうちでお手軽 ひき肉とミックスビーンズのマッサマンカレー
  • マッサマンカレーを作ってみよう!

マッサマンカレーとは

マッサマンカレーはじゃがいもや鶏肉をじっくりと煮込み、ココナッツミルクや甘酸っぱい果物のタマリンドを加えたタイカレーです。

タイ語で「ゲーン・マッサマン」と呼ばれ「汁物」という意味のゲーンと「イスラム教の」または「イスラム教徒」を意味するマッサマンを組み合わせた料理名であり、イスラム教徒のスープを表しています。

2011年にアメリカの情報メディアが発表した「世界で最もおいしい料理ランキング」で1位に輝いたことでも注目を集め、世界各国で愛される料理となりました。もちろん日本でもマッサマンカレーが食べられるお店が増えています。

マッサマンカレーの特徴や味わい

世界で最もおいしい料理にも輝いた「マッサマンカレー」。どんな味なのか気になりますよね!ここからは、マッサマンカレーの特徴や味わい、香りについてご紹介します。

特徴

マッサマンカレーに使う肉は鶏肉、牛肉、羊肉などが一般的で、タイでは特にチキンマッサマンカレーがポピュラーです。ベースにココナッツミルクを使用し、シナモン、クローブ、ナツメグ、カルダモン、八角などたくさんのドライスパイスを合わせます。

タイカレーの中でも特に有名なグリーンカレーやレッドカレーがフレッシュハーブを使うのに対して、マッサマンカレーはドライスパイスを使うという点が特徴のひとつです。

また、マッサマンカレーは肉以外にじゃがいもがゴロゴロと入っています。家庭やお店によって、さつまいもを入れることもあるようです。そのほか、にんじんや玉ねぎなどの野菜、炒ったピーナッツもマッサマンカレーの具材として使われます。

さらにピーナッツバター、カシューナッツ、ローリエ、唐辛子、タマリンドペーストなどさまざまな食材をふんだんに使い、複雑な味わいを作り上げるのです。

ちなみにマッサマンカレーの味の決め手でもある「タマリンド」とは熱帯アフリカ原産の果物です。タイやインドでは定番の果物で、暗赤紫色の果肉は干し柿のようにやわらかく甘酸っぱい味わいをしています。

「タマリンドペーストは」その名の通り、タマリンドをペースト状にしたもので、グリーンカレーやスープなどにも入っていたり、タイ料理でも人気のパッタイにも使われるタイの定番調味料なんですよ。

味わいや香り

マッサマンカレーは、いくつものスパイスから引き出されるスパイシーな風味に、ココナッツミルクの甘さとタマリンドの酸味が絶妙に混ざり合った、複雑かつ奥深い味わいです。

さらにじっくりと煮込むことで、肉や野菜の旨味とスパイスが融合し、よりコク深く、奥行きのある味わいに仕上がります。ほかのタイカレーと比べて辛さは控えめで、まろやかな口当たりのため、辛い料理が苦手な方にもおすすめです。

また、具材の食感も魅力で、大きめに切った肉はホロホロとやわらかく、ホクホクとしたじゃがいもや炒ったナッツが相まって、さまざまな食感を楽しむことができます。

カレーのスパイシーさはそのままに、ほのかな甘味と上品なコクがあるマッサマンカレー。世界中で愛されるのも頷けますね。

マッサマンカレーの由来や歴史

今は世界中で人気のマッサマンカレーですが、タイではそこまでメジャーなカレーではないことをご存知ですか?マッサマンカレーはもともと、タイ南部に住むイスラム教徒の人々が食べていたもので、言うなれば「ご当地カレー」のひとつなのだそう。

先ほど、マッサマンは「イスラム教徒」という意味だとご説明しましたが、マッサマンカレーは17世紀頃、イスラム圏であるペルシャから来た商人によってタイ南部に伝わったといわれています。

ペルシャでは、肉や野菜などをさまざまなハーブや香辛料で煮込んだ料理が主流です。さらにペルシャの人々にはごはんを食べる習慣がありました。

そんなペルシャの商人たちは、主に紅海やペルシャ湾を起点として貿易を行っており、タイ南部を含むマレー半島を海のシルクロードの要衝としていたようで、こういった理由もあり、タイ南部ではイスラム文化が広まっていったとされています。


諸説ありますが、タイで手に入りやすい食材を使うことで、タイの食文化とイスラムの食文化が融合して、マッサマンカレーが生まれたともいわれているんですよ。

マッサマンカレーのレシピをご紹介

マッサマンカレーがどんな料理なのかわかったところで、おうちで作れるマッサマンカレーのレシピをご紹介します。

スパイス香る マッサマンカレー

数種類のスパイスとカレー粉を使って作る、マッサマンカレーのご紹介です。ココナッツミルクをベースにして、カルダモンやクローブといったスパイスを使い、風味豊かに仕上げました。ジューシーな鶏もも肉やホクホクとしたじゃがいも、ピーナッツのコクにスパイスの風味がよく合います。カルダモンやクローブといったスパイスが一度食べたらクセになる一品です。ぜひお試しくださいね。

ペーストでお手軽 鶏手羽元のマッサマンカレー

手軽に作りたいときやはじめてマッサマンカレーにチャレンジするときには、こちらのレシピがおすすめです!具材の肉に鶏手羽元を用意して、マッサマンカレーペーストを使えば、簡単に旨味たっぷりのマッサマンカレーができあがりますよ。このレシピでは、じゃがいもやにんじんをあらかじめ電子レンジで加熱してから煮込むので、時短で作れるのも魅力です。

おうちでお手軽 ひき肉とミックスビーンズのマッサマンカレー

マッサマンカレーの具材にひき肉とミックスビーンズを使ってアレンジしてみましょう!こちらのレシピもマッサマンカレーペーストを使うので、手軽に作れるのがうれしいポイントです。一口食べれば、ひき肉の旨味とココナッツミルクのやさしい甘みがふわっと広がり、やみつきになること間違いなしのおいしさですよ。ぜひ作ってみてくださいね。

マッサマンカレーを作ってみよう!

今回は、タイカレーのひとつである「マッサマンカレー」の特徴や魅力、そしておすすめのレシピをご紹介しました。スパイシーでありながら辛さは控えめで、まろやかで濃厚な味わいを楽しめるマッサマンカレー。スパイスを組み合わせるのはもちろん、マッサマンカレーペーストを活用すればおうちでも手軽に作れます。辛いものが苦手な方でも食べやすいカレーなので、この機会にぜひマッサマンカレーを作ってみてくださいね。

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