みなさんはエビフライや天ぷらを食べるとき、しっぽを食べますか?食べる派、食べない派、意見が分かれるところですよね。そこで今回はこのエビの「しっぽ」に焦点を当てて、含まれる成分やおいしく食べられる調理法をご紹介します!記事の後半ではおいしいエビフライのレシピをご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
エビのしっぽ、食べるべき?実は栄養があるってホント?気になる“エビ”の疑問を解説!
エビのしっぽに含まれる成分とは?
エビのしっぽや殻には、どんな成分が含まれているのでしょうか?代表的なものをいくつかご紹介します。
■アスタキサンチン
アスタキサンチンはエビの赤い色のもとになっている色素で、抗酸化作用が強く、活性酸素を除去する効果があります。活性酸素とは、私たちの体が酸素からエネルギーを作るときに生じるもの。細胞を傷つけて老化や病気を引き起こす一因になるともいわれているため、これを除去してくれる強力な抗酸化作用のあるアスタキサンチンが注目されているんですよ。
■カルシウム
私たちの骨や歯を作るのに欠かせないカルシウム。エビに含まれるカルシウムは、ほとんどがしっぽや殻にあるんですよ。
■キチン
キチンにはコレステロール値を下げる効果が期待できるといわれています。人はキチンを分解できる消化酵素を持っていないため、摂取しても消化されず、体内では植物性の食物繊維と同じような働きをします。
しっぽにも栄養があった!
エビのしっぽには、私たちの体にうれしい効果をもたらす栄養があることがわかりましたね。ここからは、エビの殻やしっぽをおいしく食べるためのポイントをご紹介します。
■調理法を工夫する
エビの殻やしっぽまで余すところなく食べたいときには、調理法を工夫するのがおすすめです。ガーリックシュリンプや唐揚げなど、殻ごと食感よく食べられる調理法でおいしくいただきましょう。
■しっぽの汚れを処理する
家庭で調理する場合は、しっぽの先を切る処理をすると、水分と汚れを一緒に取り除けます。水分を取り除いておくと、揚げたり炒めたりするときのハネ防止にも役立ちます。市販品や外食で、しっぽ部分の下処理がされているか気になる場合には、無理に食べないのもいいでしょう。
■桜エビを活用する
カルシウムを積極的にとりたい場合には、桜エビを活用するのもおすすめです。小さい桜エビなら、殻やしっぽごと食べやすいですよね!
エビの殻やしっぽには、人の体では消化できないキチンなどの成分も含まれているため、消化器官に少し負担がかかる可能性があります。その日の体調も考慮しつつ、エビをおいしく召し上がってくださいね!
絶品!エビフライのレシピをご紹介
さてここからは、絶品のエビフライのレシピをご紹介します。みんなが大好きなシンプルなエビフライや、香りが食欲をそそるカレー風味のエビフライなど、定番からアレンジまで幅広くご紹介します。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
1.みんな大好き エビフライ
家族みんなが喜ぶ、定番のエビフライのレシピをご紹介します。バッター液でしっかりつけた衣はサクサクで、かじりつくと中からプリプリで旨みたっぷりのエビが現れます。タルタルソースをつけて召し上がると、ごはんのおかずにぴったりですよ。ぜひ献立のローテーションに加えてみてくださいね。
材料(2人前)
- エビ (冷凍)・・・4尾
- 薄力粉・・・20g
バッター液
- 卵 (Mサイズ)・・・1個
- 薄力粉・・・50g
- 牛乳・・・50ml
- パン粉・・・50g
- 揚げ油・・・適量
付け合わせ
- キャベツ (千切り)・・・100g
- タルタルソース・・・大さじ4
- レモン (くし切り)・・・1切れ
作り方
準備.エビはパッケージの表記に従って解凍しておきます。
1.エビは身の部分の殻を取り除き、背わたを取り除きます。
2.ボウルにバッター液の材料を入れ、ホイッパーでなめらかになるまで混ぜ合わせます。
3.1の身の部分に薄力粉をまぶします。
4.2をくぐらせ、パン粉をつけます。
5.鍋底から3cm程の揚げ油を注ぎ、170℃に熱し、4を入れます。衣がこんがりと色づき、中に火が通るまで4分程揚げ、油切りします。
6.お皿に付け合わせ、5を盛り付けて完成です。
2.チリソース風味 くるんと可愛いエビフライ
エビフライとエビチリを合体させたような、チリソース風味のエビフライはいかがでしょうか?スイートチリソースの甘さと辛さが、旨みたっぷりのエビと相性抜群な一品です。エビをくるんと丸まるように仕上げているので、見た目もとってもかわいらしく仕上がります。おもてなしにもおすすめですよ。
材料(2人前)
- エビ (殻付き、150g)・・・6尾
- 塩こしょう・・・ふたつまみ
衣
- 薄力粉・・・大さじ2
- 溶き卵・・・1個分
- パン粉・・・大さじ4
- 揚げ油・・・適量
- スイートチリソース・・・大さじ1
- ベビーリーフ・・・10g
- ミニトマト・・・2個
作り方
準備.エビは尾を残して殻を剥き、背わたを取り除いておきます。
1.エビの尾の先を斜めに切ります。包丁の背で尾をしごいて水分を出します。
2.塩こしょうをまんべんなくふり、薄力粉、溶き卵、パン粉の順に衣を付けます。
3.フライパンの底から2cm程の高さまで揚げ油を注ぎ、180℃に熱し、3を入れます。エビに火が通り揚げ色がつくまで、4分ほど揚げ、油を切ります。
4.ベビーリーフとミニトマトをのせたお皿に盛り付け、スイートチリソースをかけたら完成です。
3.チーズソースで スパイシーカレー風味のエビフライ
チーズソースをつけていただく、カレー風味のエビフライのレシピです。スパイシーな香りが食欲をそそるサクサクのエビフライに、濃厚なクリームチーズを使ったソースが相性抜群!食べはじめたら止まらなくなりますよ。ごはんのおかずにはもちろん、お酒のおつまみにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。
材料(2人前)
- エビ (殻付き、150g)・・6尾
- 塩こしょう・・・ふたつまみ
衣
- 薄力粉・・・大さじ2
- 溶き卵・・・1個分
- (A)パン粉・・・大さじ4
- (A)カレー粉・・・小さじ1
チーズソース
- クリームチーズ・・・60g
- マヨネーズ・・・大さじ1
- 牛乳・・・小さじ3
- 揚げ油・・・適量
- ベビーリーフ・・・10g
- ミニトマト・・・2個
作り方
準備.エビは尾を残して殻を剥き、背わたを取り除いておきます。クリームチーズは、室温に戻しておきます。
1.エビの尾の先を斜めに切ります。包丁の背で尾をしごいて水分を出します。塩こしょうをふります。
2.バットに、(A)を入れよく混ぜ合わせます。
3.薄力粉、溶き卵、2の順に衣を付けます。
4.鍋底から2cm程の高さまで揚げ油を注ぎ、180℃に熱し、3を入れます。エビに火が通り揚げ色がつくまで4分ほど揚げ、油を切ります。
5.ボウルにチーズソースの材料を入れよく混ぜ合わせます。
6.ベビーリーフとミニトマトをのせた器に4を盛り付け、5をつけてお召し上がりください。
エビフライレシピのバリエーションを増やそう!
いかがでしたか?今回はエビのしっぽに含まれる成分についてと、おいしいエビフライのレシピをご紹介しました。エビフライはソースや調味料を変えると、バリエーション豊かに楽しめますよ。ぜひご紹介したエビフライレシピで、エビをおいしく召し上がってくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。