お寿司屋さんでも人気の「えんがわ」。コリコリとした食感と脂の甘みがクセになるおいしさですよね。そんな「えんがわ」ですが、魚の種類なのか、部位の名前なのかご存じですか?今回は、えんがわの特徴や種類をはじめ、おいしい食べ方について解説します。記事の後半では、えんがわを使ったおすすめレシピもご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。
「えんがわ」とは?名前の由来や特徴をご紹介!

- 目次
- えんがわとは
- えんがわの種類について
- えんがわのおいしい食べ方
- えんがわを使ったおすすめレシピ
- めんつゆで簡単 海鮮漬け丼
- ひな祭りにカワイイ手まり寿司
- おつまみに えんがわユッケ
- えんがわを使った料理を作ってみよう
えんがわとは
寿司ネタとしても定番のえんがわは魚の名前ではなく、魚の部位の名前です。ヒラメやカレイの背びれや尾びれの付け根にある筋肉のことを指します。
泳いだり砂に潜ったりするヒラメやカレイは、ヒレをたくさん動かす魚です。 そのため、背びれや尾びれの筋肉が発達し、あの特徴的なコリコリとした食感になります。ちなみに、えんがわという名前は家屋の「縁側」が由来といわれていて、筋肉の筋の見た目と縁側の板敷きの部分が似ていることから名づけられたそうです。
えんがわの種類について
部位は同じでも魚の種類によって、えんがわの取れる量やその価格に違いがあります。ヒラメのえんがわは1匹から4貫分ほどしか取れないため高価です。その貴重さから、お寿司屋さんの中には「ヒラメのえんがわ」と表記していることもあるのだとか。
気軽に利用できるお寿司屋さんなどで提供されている多くは、カラスガレイ、オヒョウをはじめとしたカレイのえんがわです。どれもヒラメに比べて大型で漁獲量も多いため、比較的安価です。
えんがわのおいしい食べ方
えんがわは刺身やお寿司にして生で食べるのが定番です。コリコリと食感よく、脂は甘くとろけるように広がります。脂が強いと感じる場合には、炙ったり、さっと熱湯をかけると、さっぱりと召し上がることができますよ。また、えんがわはマリネや和え物にしてもおいしく、おかずがあともう一品欲しいときやお酒のおつまみにもぴったりです。
えんがわを使ったおすすめレシピ
えんがわの特徴や種類がわかったところで、ここからはおすすめレシピをご紹介します。食感が楽しいえんがわ料理は一度食べるとクセになりますよ!
めんつゆで簡単 海鮮漬け丼
えんがわの食感と甘みのある脂がたまらない、簡単アレンジレシピです。お刺身をめんつゆベースのタレに漬け込み、ごはんにのせるだけ!簡単なのに、見栄えよく食べ応え満点の一品に仕上がります。漬けダレは、めんつゆとごま油を合わせることで、風味豊かで手軽に出汁の旨味が楽しめますよ。
ひな祭りにカワイイ手まり寿司
一口サイズがかわいらしい、手まり寿司はいかがでしょうか。ひな祭りなどのイベントを華やかに彩る一品です。脂がのってコリコリとした食感のえんがわは、爽やかな大葉と合わせて、あと味すっきりと仕上げました。ラップに包んで丸めるだけなので、簡単にお作りいただけますよ。
おつまみに えんがわユッケ
えんがわのコリコリとした食感はおつまみにもぴったり。脂がのったえんがわをコチュジャンが効いた甘辛いタレで和え、ユッケ風に仕上げた一品です。甘辛いコチュジャンに、ごま油やニンニクの香りが効いていて、クセになるおいしさ。卵黄を絡めてお召し上がりくださいね。
※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は、卵の生食を避けてください。
えんがわを使った料理を作ってみよう
いかがでしたか?えんがわの特徴や食べ方、おすすめのアレンジレシピについてご紹介しました。コリコリとした食感と脂の旨味がたまらないえんがわは、お寿司以外の料理でもおいしくいただけます。新鮮なえんがわが手に入ったら、今回ご紹介したレシピを参考に、おいしく召し上がってくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。