挽いたコーヒー豆にお湯を注ぎ入れ、その重さで抽出する「ドリップコーヒー」。せっかく淹れるならドリップの方法や、深煎り、中煎りといった焙煎度にもこだわりたいですよね。そこで今回は、ドリップコーヒーの特徴やおいしい淹れ方について解説します。コーヒーを使ったおすすめレシピもぜひ参考にしてくださいね。
ドリップコーヒーとは?おいしい淹れ方について解説!

ドリップコーヒーとは?ドリップ方法もご紹介
ドリップコーヒーとは、「ドリップ」という方法で抽出されたコーヒーのこと。
言い換えれば、「ドリップ」という方法で抽出されたコーヒーは、すべて「ドリップコーヒー」ということになります。
「ドリップ(Drip)」は、英語で「落ちる」や「滴る」という意味です。粉状に挽いたコーヒー豆にお湯を注ぎ、滴り落ちるようにコーヒーを抽出する様から、この名で呼ばれるようになったといわれています。
ドリップの仕方はいろいろ!ドリップコーヒーの淹れ方
数あるドリップ方法の中で一番メジャーなのが、ドリッパーに紙や布製のフィルター、コーヒー粉をセットし、上からお湯を注いでコーヒーを抽出する「ハンドドリップ」です。
名前の通り、すべて手作業で行うドリップ方法で、ドリッパーとフィルター、ポットややかん、コーヒー粉さえ準備すれば、初心者の方でも本格的なコーヒーを楽しむことができます。
その一方で、使う道具や蒸らす時間、お湯の温度などによって、コーヒーの味や風味が大きく異なることも。単純なようでいて実は奥深いところも、ハンドドリップの魅力といえるでしょう。
ほかにも、ポットが一体化した専用器具を使って抽出する「フレンチプレス」や、19世紀にヨーロッパで開発された「コーヒーサイフォン」など、コーヒーの淹れ方の方法はさまざま!
最近ではスイッチひとつで本格的なドリップコーヒーを楽しめる「コーヒーメーカー」も人気で、業務用や家庭用などさまざまな種類のコーヒーメーカーが発売されているんですよ。
コーヒー豆の焙煎とは
ドリップコーヒーを作るのに欠かせない、コーヒー豆。コーヒー豆は、豆の品種だけでなく、焙煎の仕方によって風味やコク、味わいに差が出ることをご存知でしょうか?
焙煎とは、コーヒーの生豆を煎る加熱作業のことで、「ロースト」と呼ばれることもあります。
コーヒー豆は、深く煎れば煎るほど苦みや風味が強く、色味は濃くなります。家庭で一般的に使われるコーヒー豆なら、あっさりとした味わいの「浅煎り」、日本では一番ポピュラーな「中煎り」、濃厚でコク深い「深煎り」の3種類に分けることができます。
ドリップコーヒーに使うならほどよい苦みとコクが楽しめる「中煎り」がおすすめですが、コーヒー特有の苦みがお好きな方は「深煎り」で作るなど、好みや用途に合わせて使い分けてみてくださいね。