新品のみその封を開けると、表面にシートが貼られていることがよくありますよね。みなさんはこのシート、どうしていますか?捨てていいものかどうか迷って、そのままにしている…という方も多いかもしれませんね。そこで今回は、みそを開けたときの表面のシートの謎について徹底解説!みそ味のおかずレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
“みそ”を開けたときの白いシートは何のため?とっておくべき?意外な事実に「早く知りたかった!」

みそのシート、捨ててOKだった!
そもそも、みその表面に貼られているシートは、なんの役割を果たしているのでしょうか?表面が乾かないように…とか、劣化を防ぐため…?などなど、いろいろな可能性が考えられますが、実はどちらも違うんです。
パックのみそには、鮮度を保つための「脱酸素剤」が入っていることが多いですよね。その脱酸素剤がみその中に埋まってしまうのを防ぐ役割を果たしているのが、あのシートだったんです!シート自体に乾燥や酸化を防ぐ効果はないため、捨ててよいんだそう。
一方で、このシートではみその表面の乾燥を防げていなかったことを初めて知った方も多いのではないでしょうか?開封後の乾燥や酸化の防止には、みその表面にラップを密着させるように貼っておくのがおすすめです。みそを開封したら、最初にシートを捨ててラップを貼る、というように覚えておくとよさそうですね!
みその適切な保存方法
みその適切な保存方法、もうひとつのポイントは「温度管理」です!詳しく見ていきましょう。
みそを保存してしばらく経つと「なんだか色が濃くなっている…?」という経験はありませんか?これは、みそに含まれる「糖」と「アミノ酸」が反応して褐変する「メイラード反応」によるもの。食べても問題はありませんが、色が濃くなるにつれ、みその風味も落ちていってしまいます。この反応、未開封のみそでも起こるものなので、ちょっとやっかいですよね。
このメイラード反応は、時間の経過だけでなく「温度」にも影響を受けます。保存する温度が高いほど進みやすいため、購入したみそは冷蔵庫もしくは冷凍庫で保存するのがおすすめ。みそは家庭用の冷凍庫なら凍らず、そのまま料理に使うことができます。
みそを適切に保存して、できるだけ長くおいしさを保ちたいですね。

みそで作る絶品おかずレシピをご紹介!
せっかく買ったみそ、どうせならおいしいうちに使い切りたいですよね!ここからは、みそを使ったおすすめおかずレシピをご紹介します。豚肉と玉ねぎを合わせ調味料でパパッと炒める一品や、とろっと煮詰めた煮汁を絡めたサバのみそ煮などをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.豚肉と玉ねぎのみそ炒め
サッと炒めるだけで簡単な、豚肉と玉ねぎのみそ炒めのご紹介です。ジューシーな豚肉と玉ねぎの甘みにみそのコクが加わり、箸が止まらなくなるおいしさ!しっかりと味がついているので、ごはんにもよく合いますよ。少ない材料で作れるので、時間がないときの一品にもうってつけです。ぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- 豚こま切れ肉・・・250g
- 玉ねぎ・・・150g
- (A)みそ・・・大さじ1
- (A)料理酒・・・大さじ1
- (A)しょうゆ・・・小さじ1
- (A)砂糖・・・小さじ1
- サラダ油・・・大さじ1
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
手順
1.玉ねぎを1cm幅に切ります。
2.中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、豚こま切れ肉を入れて炒めます。
3.豚こま切れ肉に火が通ったら、1を加え中火で炒めます。
4.玉ねぎが透明になったら(A)を加えて中火のまま炒め、全体に味をなじませたら火からおろします。
5.お皿に盛り付け、小ねぎを散らしたら完成です。
2.万能おかず なすの味噌バター
箸休めにもぴったりな万能おかず、なすのみそバターはいかがでしょうか。香りのよいバターとみそは、まさに黄金コンビ!やわらかいナスに甘めのみそ味が染み込み、一口食べれば思わず笑顔になるおいしさですよ。もう一品ほしいときにも重宝するので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
材料(2人前)
- ナス (計200g)・・・2本
- (A)みそ・・・大さじ1
- (A)砂糖・・・大さじ1
- (A)料理酒・・・大さじ1
- 有塩バター (焼く用)・・・20g
- 有塩バター (仕上げ用)・・・5g
手順
1.ナスはヘタを切り落とし、縞目状にピーラーで皮をむき、1cm幅の輪切りにします。
2.ボウルに(A)を入れて混ぜ合わせます。
3.フライパンに焼く用の有塩バターを入れて中火で熱し、1を入れます。
4.両面に焼き色がついたら2を加え弱火で炒めます。汁気がなくなったら火を止め、仕上げ用の有塩バターを加え、混ぜ合わせます。
5.器に盛り付けて完成です。
3.定番の鯖味噌煮
今晩のおかずに、和食の定番、サバみそ煮はいかがでしょうか。脂がのったサバはふっくらとしていて、生姜の風味が効いた濃いめの味つけが食欲をそそりますよ。どこか懐かしい素朴な味わいで、ほっこりとした気分になる一品です。ぜひごはんをたくさん炊いて、一緒に召し上がってくださいね。
材料(2人前)
- サバ (計160g)・・・2切れ
- 熱湯 (下処理用)・・・適量
- 生姜・・・20g
- 水・・・150ml
- (A)料理酒・・・50ml
- (A)砂糖・・・大さじ1.5
- (A)みりん・・・小さじ2
- みそ・・・大さじ2
手順
準備.生姜は皮をむいておきます。
1.生姜は薄切りにします。
2.サバは皮面に十字の切りこみを入れます。
3.耐熱ボウルに2を入れて熱湯を注ぎます。サバの表面が白くなったら湯切りし、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
4.鍋に1、水、(A)を入れて中火で熱し、沸騰してきたら3を入れます。再度沸騰したらアクを取り除き、みそを入れて溶かします。
5.弱火にし、落し蓋をして15分程煮ます。サバを取り出し、煮汁をとろみがつくまで煮詰め、火から下ろします。
6.器に5のサバを盛り付け、煮汁をかけて完成です。
みそ味のおかずでごはんをもりもり食べよう!
いかがでしたか?みその適切な保存方法についての解説と、みそ味おかずの絶品レシピをご紹介しました。旨味とコクがぎゅっと詰まったみそは、肉にも魚にもよく合いますよ。ごはんのお供に、ぜひみそ味のおかずを作ってみてくださいね。