最終更新日 2023.5.22

コンビニのゆで卵はなぜ剥きやすいの?家庭でツルンと剥きやすく作る方法も

コンビニのゆで卵はなぜ剥きやすいの?家庭でツルンと剥きやすく作る方法も

「ゆで卵」は上手に剥けますか?例えば、コンビニで買うゆで卵はとっても剥きやすいですよね。同じゆで卵でも、つるんと気持ちよく剥けるときと、殻がぴったり貼りついてボロボロになってしまうときがある理由を解説します!あっという間に殻が剥けるゆで卵の作り方もご紹介しますよ。ぜひ最後までご覧くださいね。

つるん!と剥けるゆで卵…その理由は?

ゆで卵をお家で作ると、白身に膜と殻が張りついてしまい、剥いているうちにボロボロになってしまった…なんてことありますよね。するっと簡単に殻が剥けるゆで卵との違いは、いったいなんでしょうか?

大きな理由のひとつは、卵の白身に含まれている二酸化炭素です。卵が加熱されると、二酸化炭素によって膨張し、白身が殻の方に押しつけられます。その結果、白身、膜、殻がぴったり張りついたゆで卵になってしまうんです。

「新鮮な卵は剥きにくい」と聞いたことはありませんか?卵は鮮度が高いほど二酸化炭素を多く含んでいます。じつは卵の殻には小さな穴がたくさんあいているのですが、そこから徐々に二酸化炭素を放出しているため、ある程度日にちが経った方が、剥きやすいゆで卵が作れるんですね。

ところで、コンビニや市販のものには、いつ買っても剥きやすいゆで卵がありますよね。市販のゆで卵の中には、特殊な工程で二酸化炭素の発生量を調整をしているものがあります。そのため、いつでも剥きやすいゆで卵が作れるのだそうですよ。

お家でも作れる!剥きやすいゆで卵

ここからはお家でも簡単にできる、するっと殻が剥けるゆで卵の作り方をふたつご紹介しましょう!ポイントはゆでる前のひと手間ですよ。

1. スプーンで殻にヒビを入れる

まずは、スプーンを使って殻にヒビを入れる方法です。卵の殻にはツンと尖った方と、丸い方がありますよね。丸い方の殻をスプーンで軽く叩きヒビを入れます。内側に少し空洞があるので、ヒビを入れてもこの時点では中身は出てきません。

このようにヒビを入れてゆでてみたところ、2つのうち1つは途中で少し白身が出てきてしまいました…。
さて、冷ましてから殻をむいてみました。

どちらもきれいにむけました! この方法のポイントは、ヒビを大きく入れすぎないこと!ヒビが大きいとゆでている途中に白身が出てきてしまうので、ほんの少しヒビが入ればOKです。

薄皮と白身がしっかり離れていて、殻をむくのにかかった時間はわずか10秒ほど!白身が出てしまうとその部分は少しボコボコしてしまいますが、ヒビの入れ方のコツをつかめばきれいなゆで卵が簡単に作れそうですね。

2.画鋲などで殻に穴をあける

こちらは殻に穴をあける方法です。画鋲を使って丸い方の殻に穴をあけます。殻に針先を当てて、グリグリとねじるように押し当てると簡単に穴があきますよ。(針の先はあらかじめ清潔にしておいてくださいね)

こちらもゆでて冷ましたら、殻を剥いてみましょう!

1つ目の方法よりも、でこぼこが少なくきれいな仕上がりです!

剥くのにかかった時間は約30秒。この方法は剥く前にいつもと同じようにヒビを入れる必要がありますが、全体にまんべんなくヒビを入れてからむくと、きれいにむくことができました。画鋲やピンなど穴をあける道具が用意できる場合は、ぜひ試してみてほしい裏技です。

卵の殻にヒビを入れたり穴をあけることで、つるんと気持ちよく殻がむけるゆで卵が作れました。ぜひお好みの方法を試してみてくださいね。

ツルツルゆで卵を料理に使おう!

ゆで卵の殻を剥くストレスがなくなれば、気軽に料理に使えそうですよね。ここからは、ゆで卵がポイントになるレシピをご紹介しますよ。味つけたまご、副菜、メインおかずと、バリエーション豊富にピックアップしました!裏技を使ってゆでた卵で、ぜひ試してみてくださいね。

1.ゆで卵のネギ塩だれづけ

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ゆで卵が主役の料理といえば、味つけたまご!ですよね。いつものしょうゆ味とはひと味違う、ねぎ塩味の味つけたまごはいかがでしょうか。ねぎの風味、ごま油の香ばしさ、和風だしの味わいが染みていてたまらないおいしさです。つけダレの小ねぎも一緒に盛り付けると、彩りもきれいですね。

材料(2人前)

  • 卵 (Mサイズ)・・・4個
  • 熱湯 (ゆで用)・・・適量

つけダレ

  • 小ねぎ・・・50g
  • 水・・・100ml
  • みりん・・・大さじ1
  • ごま油・・・大さじ1
  • 塩・・・小さじ1.5
  • 顆粒和風だし・・・小さじ1

作り方

準備.卵は常温に戻しておきます。
1.小ねぎは根元を切り落とし、小口切りにします。
2.耐熱ボウルに残りのつけダレの材料を入れて混ぜ、ふんわりラップをし、500Wの電子レンジで1分加熱し、粗熱が取れたら1を入れて混ぜます。
3.鍋に熱湯を入れて沸かし、卵を入れて中火で6分ゆでます。
4.湯切りし、流水にさらします。粗熱が取れたら殻をむきます。
5.ジッパー付き保存袋に2、4を入れて冷蔵庫で2時間ほど漬けます。
6.汁気を切り、器に盛り付け、お好みでつけダレをかけて完成です。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら、必要に応じて加熱時間を調整し加熱してください。

2.ブロッコリーとゆで卵のタルタルソース風サラダ

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少ない材料で作れる簡単レシピ、ブロッコリーのタルタルソース風サラダをご紹介します。ポイントはたくあん!タルタルソースはゆで卵に玉ねぎやピクルスなどを入れるのが定番ですが、代わりにたくあんを使うことで簡単に奥深い味わいに。味つけはマヨネーズひとつですが、ゆで卵のコクが効いていてブロッコリーがパクパク食べられますよ。

材料(2人前)

  • ブロッコリー・・・150g
  • ゆで卵・・・2個
  • たくあん (2枚)・・・10g
  • マヨネーズ・・・大さじ4

作り方

1.ブロッコリーは小房に切ります。耐熱ボウルに入れて、水で濡らしたキッチンペーパーをのせ、ラップをかけ、600Wの電子レンジで火が通るまで2分ほど加熱し、粗熱を取ります。
2.たくあんはみじん切りにします。
3.ゆで卵は4等分に切ります。
4.ボウルに2、マヨネーズを入れてよく混ぜ合わせ、1、3を加えて和えます。
5.器に盛り付けてできあがりです。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら、必要に応じて加熱時間を調整し加熱してください。

3. 大根と卵のピリ辛味噌煮

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食材は大根とゆで卵だけ!ピリ辛みそ煮はたまらないおいしさです。やわらかく煮えた大根にトロッと卵を絡めれば、ごはんが進みますよ。お肉などを入れない、素朴な材料の組み合わせですが、みそのコクや豆板醤のピリッとした刺激が効いていて満足感たっぷり。お酒のおつまみにもおすすめです。

材料(2人前)

  • 大根・・・300g
  • ゆで卵・・・2個

煮汁

  • 水・・・300ml
  • みそ・・・大さじ2
  • 砂糖・・・大さじ2
  • 料理酒・・・大さじ1
  • しょうゆ・・・小さじ1
  • 豆板醤・・・小さじ1

作り方

準備.大根は皮をむいておきます。
1.大根は一口大に切ります。
2.鍋に水、大根を入れて中火で加熱し、沸騰したら5分程煮ます。
3.残りの煮汁の材料を入れて中火で加熱し、ひと煮立ちしたら15分程煮ます。
4.大根がやわらかくなったら、ゆで卵を入れ、中火で5分程煮て火から下ろします。
5.器に盛り付けて完成です。

小さなイライラ解消!楽に剥けるゆで卵

コンビニのゆで卵がきれいに剥ける理由と、つるんと殻が剝けるゆで卵の作り方、活用レシピをご紹介しました。朝ごはんやおつまみなど、お家でも出番の多いゆで卵。ぴったり殻が張りついてなかなか剥けないと、ストレスですよね。ぜひ裏技を活用して、おいしいゆで卵料理を楽しんでくださいね!

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は卵の生食を避け、仕上がりが半熟状態になる場合はしっかりと加熱してお召し上がりください。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

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