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【野菜の保存方法まとめ】正しく保存しておいしく長持ちさせるコツとポイントを解説

【野菜の保存方法まとめ】正しく保存しておいしく長持ちさせるコツとポイントを解説

買った野菜を少しでも長持ちさせるために、適した保存方法を知りたいですよね。この記事では、おうちでよく使う野菜の保存方法について、常温と冷蔵、冷凍のどれに向いているかを一覧にして解説します。野菜の鮮度を長持ちさせるための注意点や、野菜を使ったおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • 【一覧】野菜の保存方法
  • 野菜を保存するときの注意点
  • 野菜を長持ちさせる保存のコツ!
  • 冷凍野菜を使うときのポイント
  • 野菜を使ったレシピをご紹介!
  • 野菜を上手に保存しよう!

【一覧】野菜の保存方法

さっそく、ご家庭でよく使う野菜の保存方法を見ていきましょう。常温と冷蔵、冷凍での保存について、適している場合は〇、注意が必要な点がある場合は△、適していない場合には×で一覧にまとめました。

野菜 常温 冷蔵 冷凍
じゃがいも
玉ねぎ
にんじん
キャベツ
レタス
トマト
きゅうり
大根
ネギ(青ネギ・長ネギ)
ほうれん草
ブロッコリー
ピーマン
ナス
小松菜
白菜
もやし
レンコン
ごぼう

常温保存が可能な野菜もありますが、暑い季節など、室温が高くなるときは冷蔵庫での保存がおすすめです。また、すべての保存方法を覚えるのは難しいので、迷ったらお店で売られている様子を思い出すと参考になりますよ

野菜を保存するときの注意点

常温か冷蔵、冷凍保存のどの方法で保存するとよいのかがわかりましたが、野菜によっては保存時に気をつけたいポイントがあるものも。以下で保存の際に注意したい点をご説明します。

じゃがいも

じゃがいもは、風通しのよい冷暗所での常温保存が適しています。土や泥がついているものは、落とさずにそのまま保管すると風味が長持ちしますよ。

暑い時期など、室温が高くなるときには冷蔵庫で保存した方がよいですが、温度が低すぎると低温障害を起こして傷みやすくなるため、冷蔵庫より設定温度の高い野菜室での保存がおすすめです。冷蔵庫で保管する際は、土を落とした後、キッチンペーパーで包み、ビニール袋に入れて保存しましょう。

じゃがいもは低温での保存には向いていないので、冷凍保存も不向きですが、ひと手間加えることで可能になります。皮を剥いて棒状やくし切りなど小さくカットしておいたり、加熱してマッシュしておくことで保存ができ、調理時の時短にもなりますよ。

キャベツ

キャベツは芯の部分から水分が抜けやすいので、丸ごと保存する場合は包丁を使って芯の部分をくり抜き、濡らしたキッチンペーパーを詰めてからビニール袋に入れ、冷蔵保存しましょう。

使うときは、外の葉からはがしていくとよいですよ。

カットしたキャベツは切り口に水分がついていると黒ずみの原因になるので、切り口をキッチンペーパーで覆い、ビニール袋に入れて保存します。

冷凍保存も可能ですが、解凍すると、しんなりとした食感になります。そのまま食べるのではなく、和え物やスープ、炒めものに使うのがおすすめです。

レタス

レタスも、キャベツと同じように芯の部分から水分が抜けて食感が失われやすい野菜です。

キャベツと同様に、芯をくり抜いた部分に濡らしたキッチンペーパーを詰めてビニール袋に入れて冷蔵保存します。切り口から傷みやすいので、外側の葉から剥がして使いましょう

冷凍保存したレタスは解凍すると水っぽくなりシャキシャキとした食感もなくなりやすいので、スープや炒め物に向いています。

きゅうり

きゅうりは水分を多く含んでいるため、食感を保つためには乾燥させないように保存することが大切です。

表面に水分がついたままだと傷みやすくなるので、水分を拭き取ってからキッチンペーパーなどで包み、ビニール袋に入れて冷蔵保存しましょう。

冷凍保存するときは、輪切りにしてから塩もみし、水分をしっかり絞ってからラップなどに包んで保存します。解凍後は和え物や酢の物、ポテトサラダなどに使うとよいですよ。

ブロッコリー

ブロッコリーは常温で保存すると花蕾(つぼみ)が開きやすく、鮮度が落ちてしまうので、冷蔵庫での保存が適しています

保存するときは軸を下にして立てて保存すると成長しようとする力を抑えられ、余計なエネルギー消費を防げます。横向きだと品質が低下しやすいので、注意してくださいね。

すぐに使い切れない場合は、小房に分けて冷凍保存できますよ。軽く茹でてから、または茹でずに生のまま冷凍することが可能です。

茹でずに冷凍した場合は、解凍せずにそのまま茹でたり蒸したり炒めたりして使うことができます。ただし、冷凍保存中に花蕾が崩れてボロボロになりやすいので、ラップで包んだあとにタッパーなどに入れて崩れないよう保護しましょう。

ナス

ナスは寒さや乾燥に弱く、冷蔵庫で保存すると低温障害を起こしやすいので、野菜室または、室温が極端に高くない季節であれば常温での保存がおすすめです。

乾燥を防ぐため、1本ずつラップで包んで保存しましょう。

冷凍保存も可能で、輪切りや乱切りなど使いたい大きさにカットしてから保存袋に入れ、冷凍庫で保存します。調理時は解凍せず、そのまま炒めものや煮物に使えますよ。

もやし

ほどんどの野菜には消費期限は表示されていませんが、水分を多く含み傷みやすいもやしには、消費期限が表示されています。

多くのもやしの消費期限は製造から2~3日ととても短く、冷蔵保存する必要があります。また同じ冷蔵保存でも、もやしを袋から取り出し水に浸して保存することで、保存期間をのばすことができます。2日に1回程度、水を取り換えるようにするとシャキシャキ食感が続きますよ。

使い切れない未開封のもやしは、そのまま冷凍保存するのがおすすめです。使いかけなら水気を切ってから保存袋に入れ、空気を抜いて封をしてから冷凍庫に入れましょう。そのままスープや炒め物に使うことができます。

野菜を長持ちさせる保存のコツ!

野菜を保存する温度帯を守ることはもちろん大事ですが、それ以外にも野菜を長持ちさせるためのちょっとしたコツがあります。以下で確認してみましょう。

乾燥を防ぐ

冷蔵庫の中は乾燥している環境なので、野菜をそのまま冷蔵庫で保存すると水分が抜けてみずみずしさが失われやすくなります。そのため、ラップで包むかビニール袋に入れて、乾燥を防ぎましょう

新聞紙で包む

野菜を包むのには新聞紙もおすすめ!新聞紙は吸湿性や保湿性に優れていて、野菜の表面につく余分な水分を吸い取りつつ、野菜が乾燥するのを防ぐ効果があります。

また、クッション性もあるので、野菜がこすれて傷がつくのを防ぐこともできます。

大根やにんじんは、葉を切り落として保存する

大根やにんじんは、葉がついた状態で保存すると、葉が成長するために根の部分から水分や養分を吸い取ろうとします。

そうすると食べる部分の味や食感が落ちてしまうので、葉を切り落としてから保存しましょう

エチレンガスの影響を考慮する

リンゴやバナナ、完熟トマトからは、「エチレンガス」と呼ばれる植物ホルモン成分が放出されます。エチレンガスには周りにある野菜の成長を促進する働きがあり、一緒に保存すると傷みやすくなることも

リンゴやバナナ、完熟トマトなどと一緒に野菜を保存するときは、ビニール袋などに入れてエチレンガスの影響を受けないようにするとよいですよ。

一方で、エチレンガスにはじゃがいもの発芽を抑制する効果もあるので、一緒に保存するとじゃがいもの鮮度を保ちやすくなります。

冷凍野菜を使うときのポイント

野菜を冷凍保存すると、常温や冷蔵と比べて長く保存でき、便利ですよね。ただし、冷凍した野菜を解凍すると、生の状態とは味や食感が変わることもあります。おいしく食べるために、使い方のポイントをチェックしてみましょう。

解凍せずにそのまま調理する

野菜を冷凍すると中に含まれている水分が凍って膨らみ、野菜の組織が壊れやすくなります。解凍すると水分が出て風味や食感が損なわれることがあるため、冷凍した野菜は凍ったまま炒めたり煮たりする方がおいしく調理できます

大根などは、冷凍したことによって味が染みやすくなったり、調理時間が短縮できたりといったメリットもあるんですよ。

使う分だけ取り出す

一度解凍した野菜を再冷凍すると、味や食感がさらに損なわれやすくなります。冷凍した野菜は使う分だけ取り出すようにしましょう。

あらかじめ冷凍するときに一食分ずつラップに包むなどして小分けにして冷凍するとよいですよ。

野菜を使ったレシピをご紹介!

さてここからは、野菜を使ったおすすめレシピをご紹介します。ごはんが進む味わいの回鍋肉や、箸休めにぴったりのブロッコリーとキャベツのごま和えなど、バラエティ豊かなレシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

ごはんにぴったり回鍋肉

ごはんが進む味わいの回鍋肉をご紹介します。シャキシャキ食感の野菜と旨味たっぷりの豚肉に、コクのある甘辛いタレが絡んでとてもおいしいですよ。あらかじめ調味料を混ぜ合わせておくと失敗なく作りやすいので、ぜひお試しくださいね。

玉ねぎと豚こま切れ肉の生姜焼き

生姜の風味が食欲をそそる、玉ねぎと豚こま切れ肉の生姜焼きはいかがでしょうか。豚こま切れ肉と玉ねぎを炒め、タレで味つけをするだけなのでとても簡単!ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

節約副菜 ブロッコリーとキャベツのごま和え

あと一品ほしいときにおすすめ!ブロッコリーとキャベツのごま和えを作ってみましょう。黒ごまとごま油を使った風味豊かな味わいで、どんな献立にも合いやすいですよ。今晩のおかずにいかがでしょうか。

簡単 もやしときゅうりのツナナムル

パパッと作れる、もやしときゅうりのツナナムルをご紹介します。塩もみしたきゅうりと電子レンジで加熱したもやし、ツナに調味料を和えるだけなのでとても簡単です!おうちにある材料で作れるので、忙しい日の副菜にもおすすめですよ。

常備菜に ほうれん草ソテー

鮮やかな色合いで食卓も華やぐ、ほうれん草ソテーを作ってみましょう。ベーコンの旨味とバターしょうゆの風味がほうれん草と相性抜群!和食でも洋食でも、さまざまなシーンで使えるレシピです。

野菜を上手に保存しよう!

今回は、野菜の保存方法や冷凍野菜の使い方について解説し、野菜を使ったおすすめレシピをご紹介しました。野菜を上手に保存し長持ちさせることができれば、食材を無駄にすることなくストックしやすいので、メニューの選択肢も広がります。ご紹介したレシピも参考に、ぜひおうちで野菜を使った料理をたくさん作ってみてくださいね。

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