ピザらしからぬ迫力あるルックスで、日本でも人気急上昇中の「シカゴピザ」。本場シカゴでは専門店やフードトラックも街中のあちこちで見られるほどの定番グルメです!今回はそんな、シカゴピザの特徴や一般的なピザとの違いなどを解説します!記事後半でご紹介している、とろーりチーズが溢れるシカゴピザのレシピも必見ですよ!
シカゴピザってどんなピザ?普通のピザとの違いや特徴を解説!
- 目次
- シカゴピザとは?その特徴をご紹介!
- シカゴでの呼び名
- シカゴピザの歴史
- シカゴピザの作り方
- シカゴピザはどうやって食べる?
- シカゴピザ風レシピをご紹介
- ボリューム満点のシカゴピザを楽しもう!
シカゴピザとは?その特徴をご紹介!
シカゴピザは、アメリカ・イリノイ州の都市「シカゴ」周辺で親しまれているご当地グルメのひとつです。
日本で一般的にイメージされる平たいピザとは大きく異なり、厚みのある円形の生地にたっぷりの具材を詰め込んで焼き上げるのが特徴。
見た目のインパクトもさることながら、中に詰め込まれた具材のボリューム感も魅力のひとつです。ピザ生地の内側には、たっぷりのチーズや野菜、ミートソースなどが層のように重なっており、カットした断面からはその迫力がひと目で伝わってきます。
しっかりと食べ応えがあり、メインディッシュとしても満足感のある一品です。食べる際は、おなかを空かせておくのがおすすめですよ。
💡ワンポイント豆知識
本場シカゴでは、「厚さ3.1cm以上」でないとシカゴピザとは認められないという説もあります。実際、5〜10cmほどの高さがあるものも見られ、その迫力には思わず目を見張るほど!この厚みによって、具材の旨味が閉じ込められ、ピザとはまた違った食感や味わいが楽しめるのも大きな魅力です。
シカゴでの呼び名
日本では「シカゴピザ」という名前で知られていますが、実はこの呼び方は日本独自のもので、本場シカゴでは「ディープディッシュピザ(Deep Dish Pizza)」や「スタッフドピザ(Stuffed Pizza)」と呼ばれています。
いずれも、たっぷりの具材を使い、見た目にも迫力のあるピザとして、現地で長く親しまれてきたスタイルです。深皿(deep dish)のような高さの型を使って作ることや、たくさんの具材がこれでもかと言わんばかりに詰め込まれている(stuffed)ことからこのようなネーミングで呼ばれています。
このように、本場シカゴでは用途や形状によって名称が分かれていますが、日本ではそれらを総称して「シカゴピザ」と呼ぶことが多く、厚みのあるピザ全体を示す親しみのある呼び名として定着しています。
シカゴピザの歴史
シカゴピザが生まれた歴史の詳細は諸説ありますが、1943年、シカゴの「Pizzeria Uno」というレストランで作られたのがそのはじまりだという説が有力です。
1943年頃というと、アメリカは第二次世界大戦下。物資が限られる中でも、人々の空腹を満たせるような工夫が求められていました。手に入りやすい小麦粉や水、塩、酵母、オイルといった基本的な材料に、余り物の野菜などを加えて焼き上げるディープディッシュピザは、ボリュームがありながらコストも抑えられる、時代に合った料理だったと考えられています。
※『Pizzeria Uno』は「ピッツェリア・ウノ・コ―ポレ―ション」の登録商標又は商標です。
シカゴピザの作り方
通常のピザ生地は生地を麺棒や手を使って丸く伸ばして作るのに対して、シカゴピザはケーキ型のような高さのある型を使って作ります。
また、一般的なピザは伸ばした生地の上に具材を散らして作りますが、シカゴピザは型に沿うように生地を敷き、その中にチーズやソーセージ、野菜やソースなどの具材をたっぷりと詰めて焼きあげます。
生地に高さがあるため、より多くの具材を詰め込むことができるのがシカゴピザの醍醐味です。断面をカットすると、チーズや具材があふれ出すように重なっており、見た目も味わいも豪華な一品に仕上がります。
シカゴピザはどうやって食べる?
シカゴピザのあの厚みを見ると、「どうやって食べるのだろう?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
一般的なピザは切り分けたものを手で食べることが多いですが、ボリュームがありしかも具だくさんなシカゴピザはフォークとナイフを使って食べるのがおすすめです。
さらに、シカゴピザは熱々のうちに食べるのがポイント。 冷めてしまうとチーズが固まり、ナイフでカットしづらくなることがあります。
テーブルに運ばれてきたら、ぜひあたたかいうちに味わってみてくださいね。
シカゴピザ風レシピをご紹介
日本にもシカゴピザ専門店が増えてきてはいるものの、なかなか手軽に食べられるものではないですよね。それなら、まずはおうちでシカゴピザづくりにチャレンジしてみませんか?
ここからは、おうちで楽しめるシカゴピザやシカゴピザ風のアレンジレシピをご紹介します。生地から作るものや生地の代わりに食パンを代用して作るもの、型の代わりにスキレットを使って作るものなど、チャレンジしやすいレシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
チーズたっぷりディープディッシュピザ
15cmの丸型を使って生地から作り上げるディープディッシュピザのご紹介です。ベーコンやマッシュルーム、玉ねぎやトマトなどたっぷりのフィリングを詰め込んで焼きあげるので、ボリュームも満点!ナイフを入れればとろーりチーズが溢れ出します。ぜひ焼き立てアツアツの状態でお召し上がりください。
食パンで とろーりシカゴピザ風
食パン半斤の中身をくりぬき、耳部分をシカゴピザの分厚いクラストの代わりにして作る、シカゴピザ風の一品はいかがでしょうか?ります。くり抜いた中身部分にたっぷりの具材を詰め込むので、食べ応えも抜群です!食パンと具材にとろっとチーズが絡んで、たまらないおいしさですよ!
スキレットで焼く 4種チーズのピザ
ケーキ型がなくてもスキレットがあればシカゴピザが作れます!このレシピでは4種類のチーズを使って濃厚な味わいに仕上げました。ピザ生地から作るレシピですが、イーストを使わないので気軽にチャレンジできますよ!スキレットがない方はフライパンで代用してもおいしく作れるので、試してみてくださいね!
ボリューム満点のシカゴピザを楽しもう!
今回は、シカゴピザの特徴や魅力についてご紹介しました。 見た目のインパクトはもちろん、チーズや具材がたっぷり詰まった食べ応えのあるピザは、食卓を華やかにしてくれます。クラシルでもシカゴピザのレシピをご紹介しているので、ぜひおうちで手作りに挑戦してみてくださいね。
