【煮詰める】とはどんな工程？煮詰めて作るレシピもご紹介

レシピでよく見かける「煮詰める」という調理工程。主にソースなどを作る際におこなう工程ですが、その方法をご存知ですか？なんとなくわかってはいるものの、具体的に説明するのはなかなか難しいですよね。

今回は、そんな「煮詰める」理由とそのポイントを解説します。 また、煮詰めて作るおいしいレシピも合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

「煮詰める」とは、火にかけて水や煮汁などの水分を飛ばすことです。水分を飛ばすことで味が凝縮され、濃厚な風味に仕上げることができます。また、濃度が上がりとろみも出るため、ソースなどの仕上げにもよく使われる工程です。

水分を飛ばすため、ただ煮詰めているとすぐに焦げてしまいます。焦がさずに煮詰めるためには、火加減の調整が必須。沸騰する直前で火を弱めるようにしましょう。

また、鍋から目を離さないのも大事なポイントです。こまめにかき混ぜたり、鍋をゆすって、まんべんなく熱が通るようにしましょう。なかでも砂糖やみりんが入ったタレは焦げやすい性質を持っています。煮詰める工程に集中するようにしましょう。

煮詰める方法がわかったところで、煮詰めて作るレシピをご紹介します。

3つの材料で作る簡単りんごジャムのレシピです。材料を鍋に入れるだけなので工程も簡単。りんごがやわらかくなり、ぐつぐつしてきたら弱火でじっくり煮詰めます。砂糖は焦げやすいので、こまめにかき混ぜてくださいね。

玉ねぎを煮詰めたシンプルなオニオンソースです。煮詰めることで玉ねぎのうまみと赤ワインの芳醇な風味がぎゅっと凝縮されて、味わい深いソースに仕上がりますよ。ローストビーフなどにかけてお召し上がりくださいね。

高野豆腐の甘辛煮です。じっくりと煮詰めることでやわらかい高野豆腐に煮汁の旨味がたっぷりと染みこみ、やさしい味わいの一品に仕上がります。ご家庭にある調味料で簡単に作ることができますよ。

今回は、調理工程のひとつである「煮詰める」についてご紹介しました。火にかけるだけでなく煮詰めることで、濃厚な味わいを生み出すことができます。焦げないように注意が必要ですが、料理をおいしく仕上げるためにも目を離さず丁寧に、じっくりと煮詰めることが大切です。

クラシルでは、今回ご紹介したレシピ以外にも煮詰めて作るおいしいレシピを多数掲載していますので、ぜひ参考にしてくださいね。