とろっと濃厚な甘さが魅力の「はちみつ」。砂糖の代わりにお菓子や料理の甘みづけにも使われますが、一体どのくらいの糖質が含まれているのでしょうか。この記事では、はちみつのカロリーや糖質を砂糖と比較して解説します。さらに、はちみつを使ったおすすめレシピもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
はちみつの糖質はどのくらい?砂糖との比較もご紹介

- 目次
- 「はちみつ」とは
- はちみつと砂糖の糖質を比較
- はちみつの種類
- はちみつを使ったおすすめレシピ
- はちみつしょうゆで手羽元の照り焼き
- お弁当に 一口ハニーマスタードチキン
- にんじんのはちみつレモンサラダ
- 厚切りトーストでチーズとハチミツのクアトロフォルマッジ風
「はちみつ」とは
はちみつとは、その名の通り、ミツバチが採集した花の蜜から作る天然の甘味料のことです。
はちみつを作れるのは、数ある蜂の中でも、なんとミツバチだけ!一匹のミツバチが一生のうちに作るはちみつの量は、わずかティースプーン1杯ほどといわれています。
さて、そんなはちみつですが「人類最古の甘味料」とも呼ばれるほど歴史は古く、紀元前6000年頃から採取されていたようです。日本には飛鳥時代に残された記録に養蜂を試みた様子が記されていたことから、この時代までには渡来していたと考えられています。
はちみつと砂糖の糖質を比較
はちみつと砂糖は、どちらも甘味料という点では同じですが、含まれる成分をはじめ、カロリーや糖質は異なります。このふたつには一体どのような違いがあるのか比べてみましょう。
はちみつの主成分である糖分は「ブドウ糖」と「果糖」です。
ブドウ糖とは、脳の主要なエネルギー源となるとても重要な糖分です。自然界に最も多く存在しており、ごはんやパンといった炭水化物にも含まれています。
果糖はその名の通り、果物などに多く含まれている糖分で、強い甘みとコク深さが特徴です。また、温度に敏感で冷やすと甘みが強くなり、加熱すると弱くなるという一面もあります。
一方で、砂糖に含まれるのは「ショ糖」というブドウ糖と果糖が結びついて結晶化した糖分です。クセのない甘みで温度にも強いため、幅広いジャンルの料理に使われます。
カロリーや糖質を比べてみると以下のようになります。
はちみつの可食部100gあたり:エネルギー329kcal・糖質81.9g
砂糖(上白糖)100gあたり:エネルギー391kcal・糖質99.3g
つまり、糖質の性質上、はちみつの方が砂糖よりも甘みがあるのにカロリーは約17%低く、糖質は約19%低いということになります。
ちなみに、はちみつと砂糖は互いに代用可能ですが、今までご説明した通り、それぞれの甘さや性質が異なるため、注意が必要です。
はちみつ小さじ1に対して砂糖大さじ1を目安にして、味をみながら調節してくださいね。
はちみつの種類
一言に「はちみつ」といっても種類はさまざま!ミツバチが集める花の蜜によって、はちみつの味や香り、色もガラッと変わります。ここでは、代表的なはちみつの種類をご紹介します。
・れんげはちみつ
「はちみつの王様」とも呼ばれる、日本を代表するはちみつです。料理の調味料に使うのはもちろん、パンやヨーグルトにトッピングして濃厚でコク深い味わいをそのまま楽しむのもおすすめです。
・アカシアはちみつ
れんげはちみつに劣らず人気のはちみつで、別名「はちみつの女王」と呼ばれています。さらりとした上品な味わいでどんな食材とも相性よく使うことができます。結晶化しにくいのもうれしいポイントです。
・百花はちみつ(ひゃっかはちみつ)
スーパーなどでもよく見かけるポピュラーなはちみつで、「百」の「花」という名前が意味する通り、さまざまな種類の花の蜜から作られています。単花はちみつよりもリーズナブルな価格とクセのないマイルドな味わいが特徴で、幅広い料理に使うことができます。
はちみつを使ったおすすめレシピ
ここからは、はちみつを使ったおすすめレシピをご紹介します。ハニーマスタードチキンやはちみつレモンサラダ、はちみつプリンなどメインディッシュからデザートまで幅広くピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
※今回ご紹介しているレシピはすべて、はちみつを使用しております。1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。
はちみつしょうゆで手羽元の照り焼き
黒こしょうの風味が食欲そそる、手羽元の照り焼きをご紹介します。香ばしく焼き上げた手羽元に、はちみつとしょうゆで作った甘辛いタレがよく絡み、ごはんがどんどん進みますよ!フライパンひとつでささっと簡単に作れるので、ぜひ試してみてくださいね。
お弁当に 一口ハニーマスタードチキン
お酒のおつまみにぴったりな、ハニーマスタードチキンはいかがですか?カリッと香ばしく焼き上げた鶏もも肉に、はちみつの甘みとマスタードのピリッと刺激的な風味が絶妙にマッチして、あと引くおいしさですよ!一口サイズでパクッと食べやすいので、お弁当にもおすすめの一品です。
にんじんのはちみつレモンサラダ
材料を切って和えるだけの簡単レシピですが、味は絶品!レモンのさわやかな風味とはちみつの甘みがにんじん本来のおいしさを引き立て、フレッシュな味わいをお楽しみいただけます。お酒のおつまみやサンドイッチの具材にしてもおいしいので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
厚切りトーストでチーズとハチミツのクアトロフォルマッジ風
ピザ用チーズと粉チーズ、2種類のチーズをたっぷりのせて香ばしく焼いた厚切りトーストにはちみつと黒こしょうをかけて、味も見た目も大満足な一品に仕上げました。甘じょっぱい味わいがクセになり、一度食べたらやみつきになること間違いなし!朝ごはんやひとりランチ、ワインのお供にぜひ作ってみてくださいね。
はちみつ大学芋
さつまいもを使った定番おやつといえばこれ!甘じょっぱい味わいがクセになる、大学芋のご紹介です。本来、大学芋は砂糖で作りますが、こちらのレシピでははちみつを使って、よりまろやかで風味豊かな味わいに仕上げました。外はカリカリ、中はほくほくとした食感もたまりませんよ。
やさしい甘さ はちみつプリン
今日のおやつに、口どけなめらかなはちみつプリンはいかがですか?やさしい甘さのプリンにほろ苦いカラメルソースがよく合い、たまらないおいしさですよ。プリンは混ぜて固めるだけ、カラメルソースはフライパンで加熱するだけで簡単に作れるのもうれしいポイントです。
しっとり美味しい ナッツとドライフルーツのはちみつ漬け
ドライフルーツとオーブンで香ばしく焼いたナッツをはちみつに漬け込んだ、しっとりおいしい一品です。一口食べればナッツの豊かな風味とドライフルーツの程よい酸味が口いっぱいに広がり、やみつきになりますよ!パンケーキに添えたり、ヨーグルトに混ぜていただけばアレンジも広がります。ぜひお試しくださいね。
はちみつはデザートから料理まで幅広く使える!
いかがでしたか?今回は、はちみつのカロリーや糖質を砂糖と比較した解説に加え、おすすめのレシピをご紹介しました。
ミツバチが集めた植物の蜜から作られる「はちみつ」。デザートに取り入れるのはもちろん、副菜から主菜まで幅広く活用できる万能調味料です。
この機会に、はちみつを取り入れて料理の幅を広げてみてくださいね。
