「雁擬」という漢字、なんと読むか分かりますか?煮たり、おでんに入れたりしてもおいしい、あの食材です!精進料理に使われることもありますよ。答え合わせのあとには、「雁擬」を使ったおいしいレシピをご紹介します。定番レシピからアレンジレシピまで幅広くご紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
【漢字クイズ】「雁擬」これは何の食べ物?身近なのに知らなかった漢字表記!正解は…

豆腐をアレンジしたあの食材!この漢字の読み方は...?
実はこちらの漢字は、「がんもどき」と読みます!
がんもどきは、すりつぶした豆腐に刻んだ野菜などを入れて、団子状に成型して揚げたものです。関西では「飛竜頭=ひろうす」とも呼ばれているんですよ。
「がんもどき」と「ひろうす」の違いは読み方だけでなく、その原点にも違いがあるといわれてます。がんもどきには、字からも分かるように「雁の肉」に似せて作った料理という意味があります。精進料理には動物の肉が使えないため、代わりに用いられていたそうですよ。ひろうすには、小麦粉を使ったポルトガルのお菓子が語源であるという説があります。はっきりとした由来はまだ定かではないようですが、そんな歴史を学んでみるのもおもしろいですね。
がんもどきのおいしいレシピをご紹介!
ここからは、がんもどきを使ったおいしいレシピをご紹介します。しみじみとした味わいにほっとする煮浸しや、チーズとの意外な組み合わせがおいしい焼きがんもどきなど、どれも簡単でおいしいレシピばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.がんもどきとほうれん草の煮浸し
和食の献立にぴったり!がんもどきとほうれん草の煮浸しを作ってみませんか?おいしいだし汁をたっぷりと吸ったがんもどきは、ふっくらジューシーで飽きの来ない味わいですよ。火を止めたあと、鍋に入れたまま粗熱を取ると、味が中まで染みこみやすくなりますよ。ぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- がんもどき (計180g)・・・2個
- ほうれん草・・・100g
- お湯 (ゆで用)・・・1000ml
- 塩 (ゆで用)・・・小さじ2
- 水・・・300ml
- (A)料理酒・・・大さじ1
- (A)しょうゆ・・・大さじ1
- (A)みりん・・・大さじ1
- (A)顆粒和風だし・・・小さじ1
作り方
準備.がんもどきは油抜きしておきます。
1.がんもどきは4等分に切ります。
2.鍋にお湯を沸かし、塩、ほうれん草を入れ1分ほどゆでたら流水にさらし水気を絞ります。
3.根元を切り落とし3cm幅に切ります。
4.別の鍋に水、(A)を入れて中火で煮立たせます。1、3を加えて火を止めます。
5.粗熱がとれたら器に盛り付けてできあがりです。
2.がんもと里芋しいたけの煮物
ホッとする味わいの、がんもと里芋しいたけの煮物のレシピをご紹介します。やわらかく煮えた里芋はねっとりとした食感で、肉厚のしいたけもジュ―シーながんもどきととってもよく合います。白だしを使うと、手間をかけずに奥深い味わいに仕上がりますよ。食べごたえのある煮物なので、晩ごはんのおかずにおすすめです!
材料(2人前)
- 里芋・・・250g
- がんもどき・・・3個
- しいたけ・・・2個
- 水・・・300ml
-----調味料-----
- 白だし (10倍濃縮)・・・大さじ2
- しょうゆ・・・大さじ2
- みりん・・・大さじ2
- 料理酒・・・大さじ1
作り方
準備.里芋の皮は、剥いておきます。
1.里芋は、半分に切ります。
2.しいたけは、石づきを切り軸の部分を手で割き、カサの部分は、4等分に切ります。
3.がんもどきは、半分に切ります。
4.鍋に1と水を入れ、蓋をして中火で茹でます。
5.箸がすっと通るまで煮たら、2、3、調味料の材料を入れ、蓋をして、10分煮込み味が染み込んだら火から下ろします。
6.器に盛り付けて出来上がりです。