ホクホクした食感と甘みが特徴の、秋の味覚の代表格「栗」。皮が付いている栗はおうちで下処理するハードルを考えると、食べたくても買うのを悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、栗の皮の簡単なむき方を検証しました。検証のあとは、栗がごろごろ入っているレシピもご紹介!ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
“栗のかたい皮”をむく簡単な裏技とは?実は「お湯」がおすすめ!
時短のコツは「お湯」!
栗の皮を簡単にむくためには、「お湯」が大活躍するんです!さっそく手順を見ていきましょう。
➀ゆでる
鍋に栗と、栗がかぶる程度の水を入れ中火にかけます。沸騰したら5分程ゆでます。
②お湯に浸ける
ボウルに湯切りした栗とお湯を入れ、1時間程浸します。今回は80℃のお湯を使用しました。
③鬼皮をむく
栗の底の部分を切り落とし、包丁を使って底から先端に向けて鬼皮をむきます。底を切り落とすときは、包丁の根元部分を使うと切りやすいですよ。
④渋皮をむく
鬼皮と同様に、渋皮をむきます。
➄アク抜き
ボウルに皮をむいた栗と水を入れ、30分程さらします。
この方法では、元はとてもかたかった皮がやわらかくなり、包丁でむきやすくなりました!お湯を沸かすひと手間こそありますが、短時間浸すだけでやわらかくなり、皮むきが簡単になりますよ。
お湯を使わない方法は?
栗の皮のむき方として、一般的には水に浸ける方法が知られています。こちらの方法も合わせて見ていきましょう。
➀水に浸ける
ボウルに栗と、栗が浸かる程度の水を加えて冷蔵庫で一晩おきます。
②鬼皮、渋皮をむく
お湯を使った方法と同じように底に切り込みを入れて、底から先に向かって包丁で皮をむきます。皮がかたいので、ケガをしないように注意してくださいね。
③アク抜き
たっぷりと水を張ったボウルに皮をむいた栗を入れ、10分程浸けます。
時間のあるときには、こちらの一般的なむき方でもきれいにむくことができます!状況に合わせて選んでみてくださいね。
ラクしたいならお湯がおすすめ!
検証の結果、ゆでてからお湯に浸けることで、皮がやわらかくなって簡単にむけることがわかりました!買った当日すぐに栗を使いたい場合は、お湯を使った裏技がおすすめですよ。おうちでの下処理方法を覚えて、秋の味覚を楽しんでくださいね。
栗を存分に味わうレシピをご紹介!
ここからは、栗を簡単にむく裏技にちなんで、ごろっと栗が入っているおすすめレシピをご紹介します。今回は、食べごたえ抜群の栗と手羽先のほっこり煮をピックアップ。レシピではむき栗を使っていますので、ご紹介した裏技で皮をむいて料理に加えてみてくださいね。
栗と手羽先のほっこり煮
ほっとする味つけの、栗と手羽先のほっこり煮を作ってみませんか。具材がゴロゴロ入っているので食べごたえ抜群ですよ。じっくり煮込んで調味料がしっかり染み込んだ栗と旨みたっぷりの手羽先の組み合わせが絶妙で、思わずごはんが進む味わいです。この時季にしか味わえない贅沢な一品なので、栗が売っていたらぜひ作ってみてくださいね。
材料(4人前)
- むき栗・・・100g
- 手羽先・・・8本
- さやいんげん・・・4本
- (A)料理酒・・・大さじ2
- (A)みりん・・・大さじ2
- (A)しょうゆ・・・大さじ2
- (A)砂糖・・・小さじ1
- (A)水・・・大さじ3
- ごま油・・・大さじ1
作り方
準備.さやいんげんはヘタと筋を取り除いておきます。
1.さやいんげんは3cm幅に切ります。
2.中火で熱したフライパンにごま油をひき、手羽先を入れて炒めます。
3.手羽先に焼き色がついてきたら、むき栗、(A)を入れて中火のまま煮ます。
4.煮汁が半分程になり、照りがでてきたら1を入れて中火で1分程加熱して火から下ろします。器に盛り付けて完成です。
意外と簡単!秋ならではの味を楽しもう
いかがでしたか。今回は、栗の皮の簡単なむき方と、むき栗がごろっと入っているおかずレシピをご紹介しました。旬がはっきりしていて、秋にしか味わうことができない栗を、この機会にぜひおうちで味わってみてくださいね。