シャキシャキとした食感がたまらない「モロッコインゲン」。ヒラサヤインゲンの一種であり、原産国は中南米で鮮やかな緑色とやさしい甘みが特徴の野菜です。この記事では、モロッコインゲンの特徴をはじめ、下ごしらえや保存方法の解説、おいしい活用レシピをご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。
最終更新日
2022.4.30
シャキシャキ食感!モロッコインゲンの活用レシピをご紹介

「モロッコインゲン」とは
モロッコインゲンとは、マメ科インゲンマメ属のヒラサヤインゲンの一種です。モロッコという名前がついていますが、原産国は中南米で、1976年に日本の種苗会社によってこの名前がつけられ販売が始まりました。細長い形が特徴の一般的なインゲンマメと比べると、平たくて大きい形をしています。年に3回も収穫できることから、関西地方では「三度豆(さんどまめ)」とも呼ばれることも。もっとも出回る旬の時期は、7月~9月です。
モロッコインゲンは、若採りしてサヤごと食べるのが特徴です。サヤの部分のシャキシャキとした食感を楽しめます。ほかにも、スジを取る必要がなく下処理が簡単であったり、加熱すると甘みが増したりと、魅力がたくさんある野菜です。
おいしいモロッコインゲンの選び方
モロッコインゲンを選ぶときは、表面にピンと張りがあり、みずみずしく緑色が鮮やかなものを選びます。
豆の形がくっきり出ているものや太すぎるものは避けましょう。極端に大きかったり、太いものは成長しすぎている可能性があります。モロッコインゲンは固くなりにくい野菜ですが、成長しすぎているとスジが目立つことがあるので注意が必要!意識して選んでみてくださいね。
モロッコインゲンの下処理
サヤインゲンなど、スジ取りが必要なものもありますが、モロッコインゲンはスジがほとんどありません。両端を折ってスジが気になった場合は、下に引っ張って取り除いてください。
両端を取り除いたら、塩ゆでします。シャキシャキとした食感を楽しむために、2~3分ほどの短時間でゆでるのがポイントです。平たいのでゆで時間が短いのもうれしいですよね。ゆでる前に切ると豆が出てきてしまうので、ゆでてから切るのがおすすめです。