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ポトフのおすすめ具材25選!切り方や入れる順のコツも徹底解説

ポトフのおすすめ具材25選!切り方や入れる順のコツも徹底解説

ゴロゴロとした具材がたっぷり入った「ポトフ」。素材のおいしさをシンプルに楽しめる料理ですが、具材の切り方や加えるタイミングを少し工夫するだけで、さらにおいしく仕上がるんですよ。この記事ではポトフの定番具材から変わり種まで、切り方や入れる順番と合わせて25種類ご紹介します。記事後半のおすすめレシピも必見です!

  • 目次
  • ポトフの【定番具材】切り方と入れる順をチェック!
  • ベーコン
  • ソーセージ
  • キャベツ
  • 玉ねぎ
  • にんじん
  • じゃがいも(メークイン)
  • かぶ
  • きのこ
  • ブロッコリー
  • トマト
  • ポトフの【変わり種具材】相性と入れるタイミング
  • ポトフとは?
  • ポトフのおすすめレシピをご紹介!
  • 何度でも食べたくなる!ポトフのアレンジを楽しもう

ポトフの【定番具材】切り方と入れる順をチェック!

まずは、ポトフに欠かせない定番の具材10種類をご紹介します。ベーコンや玉ねぎ、じゃがいもなど、おなじみの食材が並びますが、実はそれぞれ切り方や加えるタイミングにちょっとしたコツがあるんです。

たとえば、長く煮ることで甘みが引き立つものもあれば、仕上げにサッと加えることで食感や香りを活かせるものも。

まずは、切り方や入れる順番を具材と合わせて表で確認してみましょう。

具材 切り方の目安 入れるタイミング
ベーコン(ブロック)

2cm厚に切る

最初

ソーセージ

そのまま

仕上げ5分前

玉ねぎ

くし切り/新玉ねぎは丸ごと

最初

にんじん

大きめの乱切り

最初

じゃがいも(メークイン)

大きめにゴロッと切る

中盤あたり

キャベツ

ざく切り

中盤〜後半

かぶ

くし形/小さければ半分に切る

中盤あたり

きのこ

手で大きめに裂く

中盤あたり

ブロッコリー

小房に分けて別ゆで

仕上げに加える

トマト

くし切り/ミニトマトはそのまま

仕上げに加える

旨味を出したい具材は最初に、形や風味を残したい具材はあとから入れるのがコツです。ここからは、各具材のポイントを順番に見ていきましょう。

ベーコン

ポトフにコクを出す具材として活躍するベーコン。ブロックタイプを2cmくらいの厚みに切って、最初から鍋に入れて弱火でコトコト煮込むのがおすすめです。香ばしさをプラスしたいときは、軽く焼き目をつけてから加えると、より深みのある味わいになりますよ。

ソーセージ

ジューシーなソーセージは仕上げ直前に加えるのが鉄則。長く煮込むと皮が割れて味が抜けてしまうので、ほかの具材がやわらかくなったあとに、3〜5分温める程度でOKです。香ばしさが欲しいときは、ベーコンと同様にフライパンで焼き目をつけてから加えてもよいでしょう。

キャベツ

キャベツもポトフには欠かせない具材です。じっくりと煮込むとやわらかくなりかさが減るので、たっぷりと食べられます。キャベツの甘みが溶け込んだスープはほっとする味わいですよ。

玉ねぎ

とろとろの甘みが出る玉ねぎは、くし切りにして最初から入れるのが基本です。新玉ねぎが手に入るときは、皮をむいて丸ごと入れると、見た目にもかわいらしく、食感もなめらかに仕上がります。アクが気になる場合は、煮始めてすぐに取り除いてくださいね。

にんじん

にんじんは甘みと彩りのどちらも楽しめるポトフの定番野菜。火が通りにくいので、乱切りにして鍋の最初から加えるのがちょうどいいタイミングです。しっかり火が入ることでスープに甘さも溶け出して、やさしい味わいになりますよ。

じゃがいも(メークイン)

ほくほく食感が人気のじゃがいもですが、煮崩れを防ぐには品種選びがポイント。ポトフには煮くずれしにくい「メークイン」や「とうや」などがぴったりです。ゴロッと大きめに切って、中盤で加えると形を保ったまま火が通ります。

かぶ

かぶは火の通りが早く、煮込むととろけるようなやわらかさになります。小さなものは半分に、大きいものはくし形に切って、中盤で加えるのがおすすめです。スープの味をしっかり吸って、ほっとするような味わいになりますよ。

きのこ

旨味を引き出すには、数種類のきのこを組み合わせるのがコツ。しめじ・まいたけ・エリンギなどを手で大きめに裂いて、煮込みの中盤で加えましょう。きのこから出る出汁がスープに溶け込み、風味がぐんとアップします。

ブロッコリー

ブロッコリーは長く煮込むとくたっとしてしまうので、別ゆでにして仕上げに加えるのがおすすめです。彩りが加わるだけでなく、食感もほどよく残って満足感がアップ。お皿に盛る直前にさっと加えてくださいね。

トマト

酸味と甘みをプラスしてくれるトマトは、鍋の仕上げに加えるのがおすすめ。大きいトマトはくし切り、ミニトマトならそのままでOKです。あまり長く煮込まず、煮えた具材の上にのせるようにしてさっと火を通すと、味のバランスがととのいます。

ポトフの【変わり種具材】相性と入れるタイミング

ポトフは定番具材だけでもじゅうぶんおいしいですが、ちょっと意外な食材をプラスすることで、ぐんと風味豊かに仕上がります。

ここでは、お肉や季節の野菜など、「変わり種」として楽しめる具材をピックアップしました。切り方や加えるタイミングのポイントもあわせてご紹介します。

具材 切り方の目安 入れるタイミング
牛すね肉/牛かたまり

大きめに切る、下ゆで可

最初(長めに煮る)

豚肉(バラ/肩ロース/スペアリブ)

バラ・肩ロースは大きめ角切り/スペアリブは骨付きのまま

最初(焼き付けてから)

鶏手羽元

そのまま or 水気を拭く

最初

あさり

殻ごと・砂抜き

仕上げ (別鍋で酒蒸しして合わせる)

たら

一口大、軽く塩

中盤〜仕上げ

セロリ

大きめのぶつ切り

最初(香り出し)

大根

3cm厚の輪切り、面取りする

最初〜中盤

さつまいも

厚め輪切り or 半月切り

中盤あたり

たけのこ(水煮)

一口大に乱切り

中盤あたり

カリフラワー

小房に分けて別ゆで

後半〜仕上げ

芽キャベツ

小なら丸ごと、大は半分

後半(別ゆで可)

アスパラガス

斜め切り|下ゆで可

後半〜仕上げ

芽キャベツ

小なら丸ごと、大は半分

後半(別ゆで可)

れんこん

1cm厚の輪切り(大は半月)/酢水にさらす

最初〜中盤

ショートパスタ

表示より短めに下ゆで

仕上げで軽く合わせる

それぞれの具材について、より詳しく見ていきましょう。

牛すね肉・牛かたまり

時間をかけるほどほろっとほどけ、奥行きのある味わいに仕上がります。大きめに切って最初から入れましょう。煮込むとトロッとやわらかくなる牛すね肉や、やわらかく使いやすい牛もも薄切り肉もおすすめです。

豚肉

コクをしっかり出したい日は豚肉がおすすめです。バラや肩ロースは大きめの角切りにして表面をこんがり焼き付けてから、弱火で煮ていきます。脂がほどよく溶けて野菜の甘みとよくなじみますよ。

スペアリブは骨付きのまま焼き色をつけてから加えると、香ばしさと骨からの旨味でスープに奥行きが出ます。いずれも強く沸かさず、アクをこまめに取りながらやさしい火加減をキープするのがコツです。

鶏肉

旨味のある鶏肉は、ポトフにぴったりの具材。なかでもおすすめなのが手羽元や手羽先、手羽中といった骨付きの部位。ゼラチン質や脂肪が多く、骨からもだしがとれるため、具材にすることでスープにコクが出ます。

あさり

あさりの旨味がスープに溶け出し、お肉を使うポトフとは違うおいしさに仕上がります!定番具材のキャベツとも相性抜群ですよ。 加える際は、砂抜きしてフライパンで酒蒸しにして殻が開いたところで火を止めます。煮込み鍋へは盛りつけ直前に移し、温める程度にしてくださいね。

たら

一口大に切って軽く塩をふり、水気を拭き取ってから使うと臭みが出にくくなります。崩れやすいので、薄く片栗粉をまぶすか表面をさっと焼き、中盤〜仕上げで加えて火が通ったらすぐ火を止めるのがポイントです。

セロリ

香味野菜の代表。太めに切って最初に入れると、爽やかな香りがスープに移り、後半の具材ともよくなじみます。茎が白いものはやわらかく、緑色のものは香りが強い傾向があるので、選ぶときの参考にしてみてくださいね。

大根

じっくり火を通すと中までスープが染みて、やさしいおいしさに。厚めの輪切りにして面取りをしておくと煮崩れしにくく、見た目もきれいに仕上がりますよ

さつまいも

ほっくり甘く、やさしいポトフに仕上がります。中盤に加え、箸がすっと入る手前で火を止めると、形を保ったまま仕上げられます。皮はむいてもむかなくてもどちらでもかまいません。

たけのこ

たけのこは、煮込んでもシャキシャキとした歯ごたえを楽しめるので、やわらかく煮込んだ具材が多いポトフでは、食感のアクセントとなります。春を感じられる食材なので、時期になったらぜひ使ってみてくださいね。

カリフラワー

煮込みすぎるとほろほろ崩れるので、後半〜仕上げに。小房に分けて別ゆでしておけば、彩りも食感もきれいに保ちやすいですよ。

芽キャベツ

冬から春にかけて出回ります。小さめは丸ごと、大きめは半分にして、後半に加えるとほろ苦さと甘みのバランスがちょうどよく出ます。別ゆでで色止めしておくと見た目もきれいです。

れんこん

ほくっとした食感が、やわらかい具材の多いポトフによいアクセントなります。1cm厚の輪切りにして軽く酢水にさらし、最初から中盤あたりで加えるのが目安。長く煮すぎると食感がぼやけるので、竹串がすっと通る手前で火を止め、余熱で仕上げるときれいに仕上がりますよ。

アスパラガス

シャキシャキとした食感とやさしい甘みが魅力のアスパラガスも、ポトフにぜひ使っていただきたい具材です。歯ごたえを活かすためにう、後半〜仕上げに入れます。根元が硬い場合はピーラーで薄くむき、さっと下ゆでしてから合わせると、色も食感も上手に残せますよ。

パスタ

ポトフにパスタを入れるときは、通常のゆで時間より少し短めにゆでてから加えるのがおいしく仕上げるポイントです。旨味たっぷりのスープがパスタに絡んで、満足度の高い主食になりますよ。パスタの種類はお好みのものでお楽しみください。

ショートパスタを少量だけ加えれば、いつもと同じようにおかずの一品として楽しむこともできるので、その日の気分や献立に合わせてお試しくださいね。

ポトフとは?

「ポトフ」とは、大きめに切った野菜や肉などの具材を、じっくりと煮込んだフランスの家庭料理のこと。やわらかく煮え、甘みが引き立った具材と、その具材の旨味が溶け出したコクのあるスープが魅力の料理です。

ポトフは現在では家庭料理として親しまれていますが、中世フランスの農村にその起源があるといわれています。当時は限られた材料で栄養価の高い料理を作るために生み出された料理でしたが、時代が進むにつれて農民から貴族まで、幅広い層に愛される料理となりました。そして、シンプルな料理だからこそ、さまざまなアレンジが加えられてきたのです。

💡ワンポイント豆知識
フランス語ではpot-au-feu(ポトフ)と書き、直訳すると「火にかけた鍋」という意味になります。牛肉とかたまり肉、香味野菜、ハーブ(ブーケガルニ)が定番の一例です。日本の家庭ではベーコンやソーセージなど手に入りやすい食材で楽しむことが多く、具材や味つけの自由度が高いのも人気の理由です。

ポトフのおすすめレシピをご紹介!

さてここからは、ポトフのおすすめレシピをご紹介します。和風ポトフや、カレー風味ポトフなど、アレンジレシピもピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

簡単 じゃがいものポトフ

じゃがいもがゴロッと入った食べごたえのあるポトフのご紹介です。味つけはコンソメ顆粒と塩だけととてもシンプル!具材を切って煮込むだけで簡単に作れるので、朝食にもおすすめですよ。

白菜たっぷり 和風ポトフ

顆粒和風だしを使って、ポトフを和風な味わいに仕上げてみましょう。あっさりとしていますが鶏もも肉や野菜の旨味があるので、満足度の高い一品に仕上がっています。体も心もホッとするようなおいしいポトフです。和食の献立の一品として、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

食欲そそる カレー風味のポトフ

やさしい味わいの多いポトフにちょっぴり刺激をプラス!カレー風味のポトフはいかがでしょうか。使っている具材は定番のものばかりですが、味つけにカレー粉をプラスすることでいつもと違うスパイシーな味わいに!ぜひお試しくださいね。

何度でも食べたくなる!ポトフのアレンジを楽しもう

今回は、ポトフの定番から変わり種まで25種類の具材と、おすすめレシピをご紹介しました。ポトフはスープに溶け出した具材の旨味も楽しむ料理なので、使う具材を変えるだけで、いつもとガラッと違う味わいに仕上がることもありますよ。今回ご紹介したレシピも参考に、おうちでポトフのアレンジを楽しんでみてくださいね。

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