2024.1.18

バレンタインってどんな日?起源や由来、海外と日本の違いについて解説!

バレンタインってどんな日?起源や由来、海外と日本の違いについて解説!

毎年2月14日は「バレンタイン」。大切な人にお菓子を贈り気持ちを伝えるイベントですが、そもそもバレンタインにはどのような意味があるのでしょうか。今回は、バレンタインの由来や海外と日本の違いと共に、バレンタインとは何かについて解説します。ホワイトデーやチョコのおすすめレシピも一緒にチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • バレンタインの由来とは?
  • 海外と日本のバレンタインの違いは?
  • イタリア
  • アメリカ
  • イギリス
  • フランス
  • ベルギー
  • 韓国

バレンタインの由来とは?

毎年2月14日は「バレンタイン」。お菓子やプレゼントを贈って大切な人へ想いを伝える、年に一度のワクワクするイベントですよね。ですが実は、バレンタインのはじまりの背景には、悲しいできごとがあったことを知っていますか?

バレンタインの由来となるできごとがあったのは、3世紀のローマ。当時ローマの皇帝だったクラウディウス2世は、兵力を強化するために兵士たちが結婚することを禁じていました。故郷に愛する家族を残して戦いに行くことは、兵士の士気の低下につながると考えたためです。

その陰で、キリスト教の司祭だったバレンティヌスは結婚を希望する兵士たちの望みを叶え、結婚式を行っていました。そのことを知って怒った皇帝はバレンティヌスをローマ宗教に改宗させようとしましたが、バレンティヌスは愛の尊さを説き続け、命令には従わなかったのです。その結果、バレンティヌスは2月14日に処刑されました。

その後、バレンティヌスの勇気ある行動は人々に感動を与え、後世の人々は彼を「愛の守護神」として祀るようになりました。このことから、バレンティヌスが処刑された2月14日を「聖バレンタインデー」と呼ぶようになったと言われています。ちなみに、バレンティヌスを英語読みで呼ぶと「バレンタイン」となります。

ただ、しばらくの間、バレンタインデーはバレンティヌスの死を悼む日として知られていました。彼の処刑から1000年以上経ってから、愛を説いたバレンティヌスにちなんで、バレンタインは恋人たちの日になっていったのだそうです。

また、旧暦の2月14日は、鳥が一緒に巣作りするつがいを選ぶ時期でもあるのだとか。そのため、愛の告白をする日になったという説もあるんですよ。

海外と日本のバレンタインの違いは?

ローマでのできごとがきっかけとなったバレンタインの習慣が日本に伝わったのは、1950年代のこと。デパートなどが販売促進のために「バレンタインセール」を行ったことで、バレンタイン文化が広まりました。ただ、当初は家族や友人と、化粧品や衣料品などを交換し合うイベントでした。のちに、複数の製菓会社がキャンペーンを行ったことで、日本ではバレンタインに女性から男性へチョコレートを贈る風習が定着したのだそうです。

しかしこれは日本のバレンタイン文化。実は、バレンタインの風習は国によって違いがあるんですよ。ここで、海外のバレンタインについても見てみましょう。

イタリア

バレンティヌス司教の母国であるイタリアでは、2月14日を「恋人たちの記念日」と呼び、恋人同士がお互いの気持ちを深め合う日としています。プレゼントは男性から女性へ、チョコレートや赤いバラの花を贈ることが一般的なのだそうです。

バレンタインの時期になると、バレンティヌス司教が眠るサン・ヴァレンティーノ教会には、世界各地からたくさんのカップルが訪れるのだとか。また、ディナーはレストランで楽しむのが定番で、バレンタインデーはイタリアで最もレストランの予約が取りづらい日だとも言われているそうです。

アメリカ

アメリカのバレンタインもまた、男性から女性へプレゼントを贈るのが一般的なようですが、夫婦や恋人はもちろん、家族や友人に愛と感謝を伝える日なのだそうです。プレゼントするのは花束やアクセサリー、お菓子などで、ハート型やメッセージをかたどったバルーンで部屋を飾りつけて楽しむこともあります。日本は思いを寄せる相手に告白をする日ですが、アメリカはカップルや夫婦がお互いの愛を確かめ合う日なのだとか。イタリアと同じく、夜はロマンチックなお店でバレンタインディナーを楽しむことが多いようです。

イギリス

イギリスのバレンタインは、恋人にプレゼントを贈るだけではなく、想いを寄せる人に気持ちを伝える日でもあります。やはりイギリスもどちらかというと男性が女性に愛を伝えることが多いようです。バレンタインはイギリスでは一大イベントのようで、この時期のロンドンはピンク色のイルミネーションがキラキラ輝き、ハートやバラのモチーフで溢れるのだそう。とくに赤いバラの花束は定番で、バレンタインデーにはお花屋さんだけでなく、スーパーや雑貨店などでもバラが販売されるのだとか。ほかにチョコレートを贈ることが多いといった点は、日本と同じですね。

フランス

フランスのバレンタインは、恋人や夫婦だけがお祝いして過ごす愛の日。プレゼントを贈ることはメインのイベントではありませんが、男性から女性へメッセージカードや花束を贈ることがほとんどで、この日の主役は妻や恋人だけなのだとか。日本のように友人や同僚に渡すチョコを用意するというようなことは一切なく、また家族にもプレゼントすることはないのだそう。とにかく、恋人や夫婦が二人だけで過ごす日で、映画鑑賞をしたり、ロマンチックなディナーを楽しむのが定番です。

ベルギー

チョコレートで有名なベルギーですが、バレンタインのプレゼントとしてチョコレートは主流ではないようです。元々は恋人同士や夫婦に限ったイベントではなく、家族や友人など、お世話になっている人に感謝を伝える日として、お花や衣類、化粧品などをプレゼントしていました。現在は、男性から女性にプレゼントするのが一般的なようです。バラや香水のほか、家電などをプレゼントすることも。そしてやはり、レストランで過ごすことが多く、特に人気のあるレストランなどは数ヶ月前から予約で埋まってしまうそうです。

韓国

韓国では日本と同じように、女性から男性へチョコレートを贈ります。意中の男性に告白をする日というだけでなく、恋人同士が一緒に過ごす大切な日でもあるようで、ホテルなどの少し贅沢なディナーを楽しむことも多いのだそうです。プレゼントは大きなかごにたくさんのチョコレートを詰めた「バスケットチョコレート」が定番。そのほとんどが本命の相手に贈られるもので、その人を想う気持ちを表すために大きなかごを使用したり、華やかなラッピングをするのだそうです。

台湾

台湾には、2月14日と旧暦の7月7日、一年に2回のバレンタインがあります。2月14日のバレンタインデーは「西洋情人節」、7月7日は「七夕情人節」と呼び分けられ、どちらも男性から女性へプレゼントを贈るのが一般的で、この日にプロポーズをする人も多いようです。プレゼントには旅行や高級店でのディナー、そのほかアクセサリーや財布などが贈られると言います。どちらかというと、モノよりも体験にお金をかけることが多いのも台湾のバレンタインの特徴かもしれません。

ホワイトデーとは?

バレンタインの1か月後である3月14日にはホワイトデーがありますよね。実はホワイトデーの発祥は日本。ホワイトデーは欧米では定着しておらず、韓国や中国など、アジアの一部だけにあるイベントなのです。

ホワイトデーの発祥には諸説あり、老舗和菓子店がバレンタインのチョコのお返しにマシュマロを贈る「マシュマロデー」を考案し売り出したという説や、全国飴菓子工業協同組合がバレンタインのお返しにキャンディーを贈ろうというキャンペーン行ったという説などがあります。

いずれにしても、日本には内祝いのように、何かをいただいたときにはお返しをするという文化があるため、ホワイトデーは定着しやすかったようです。

ちなみにホワイトデーがある韓国では、バレンタインと同様、大きなバスケットにお菓子やアクセサリーなどを詰め込んだものを贈るのだとか!同じホワイトデーでも、国によってそれぞれ特徴があっておもしろいですね。

バレンタインに贈るお菓子のレシピをご紹介!

さてここからは、バレンタインに贈るお菓子にぴったりのレシピをご紹介します。好きな形に型抜きできる基本のココアクッキーや、ちょっぴり大人の味わいのほうじ茶生チョコなど、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

バレンタインにぴったり 基本のココアクッキー

好きな形に型抜き!ココアクッキーを作ってみましょう。シンプルな材料で作れる、サクサクでおいしいクッキーです。とっても簡単なので、お子様と一緒に作ってみるのもおすすめですよ。

バレンタインに作ろう ボンボンショコラ

ボンボンショコラとは、一口サイズのチョコレートのこと。お酒が入っているものをイメージする方もいるかもしれませんが、それもボンボンショコラの一種です。今回は、一口大にカットした生チョコを、チョコレートでコーティングしました。なめらかな生チョコとパリッとしたコーティングチョコ、両方のおいしさを楽しめますよ。

バレンタインに 簡単デコレーショントリュフ

トッピングでアレンジ無限大!デコレーショントリュフをご紹介します。ホワイトチョコレートを使ったガナッシュを、ミルクチョコレートでコーティングしました。噛むと口の中にクリーミーな甘さが広がり絶品ですよ。

おうちバレンタインに ティラミスミルクレープ

コーヒー風味の生地とあっさりとした甘さのマスカルポーネクリームが相性抜群のティラミスミルクレープはいかがでしょうか。一枚一枚生地を焼くので少し手間はかかりますが、丁寧に作ったスイーツは気持ちを伝えるのにぴったり!ぜひチャレンジしてみてくださいね。

大人のバレンタインに ほうじ茶生チョコ

いつもの生チョコとひと味違う、ほうじ茶生チョコを作ってみましょう。ほろ苦いビターチョコレートとほうじ茶の風味で、ちょっぴり大人の味わい!凝ったお菓子に見えますが、材料も少なくとっても簡単に作れるので、お試しくださいね。

バレンタインにお菓子を作ろう!

今回は、バレンタインの意味や由来、海外と日本との違いについて解説しました。日本でも最近では、恋人や夫婦だけではなく、友達同士や自分へのご褒美として自由にバレンタインを楽しむ方も増えていますよね。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひバレンタインのお菓子作りを楽しんでみてください。

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2024.2.11 最終更新

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