手軽に使えるのがうれしい冷凍野菜。なかでも冷凍ブロッコリーはおかずの彩りや付け合わせなど使い勝手がよく人気ですが、解凍すると水っぽくなりやすいのが気になるところ。そこで今回は、冷凍ブロッコリーが水っぽくならない3つの解凍方法を比較検証しました!ブロッコリーを使ったレシピもご紹介するので、ぜひご覧くださいね。
「水っぽくならない!」冷凍ブロッコリーの解凍方法を徹底検証!失敗しない方法とは?
- 目次
- 冷凍ブロッコリーの解凍方法とは?
- 料理に加えるときは解凍しなくてもOK!
- 【比較対象】室温で自然解凍する
- 【①鍋でゆでる】大量の解凍にはおすすめ
- 【②フライパンで蒸し焼きにする】食感と風味が残せる!
- 【③電子レンジで加熱する】お手軽&時短!
- おすすめレシピをご紹介!
- 冷凍野菜でラクラク調理!
冷凍ブロッコリーの解凍方法とは?
冷凍ブロッコリーは手軽に使える便利な食材ですが、解凍方法によっては水っぽくなってしまうこともあります。そこで今回は、以下の3つの方法を比較し、水っぽくなりにくい解凍方法を検証しました。
| 解凍方法 | 加熱時間 | 水っぽさ | 味わい |
|---|---|---|---|
| ①鍋でゆでる | 1分半 | △水っぽい | △味が薄い |
| ②フライパンで蒸し焼き | 約2~3分+1分 | 〇しっとり | 〇素材の味わいを楽しめる |
| ③電子レンジで加熱する | 約2分 (600W目安) |
◎水気なし △ややパサつく |
◎甘みやうま味が際立つ |
結果として一番水っぽくなりにくかった解凍は【③電子レンジで加熱する】方法でした。
また、ブロッコリーの風味や味わいが残りやすかったのも【③電子レンジで加熱する】方法でした。ゆでブロッコリーのしっとりジューシーな食感がお好きな方は、ほどよく水分が保てるフライパンでの蒸し焼きを試してみてくださいね。
料理に加えるときは解凍しなくてもOK!
そのまま食べたりサラダに使うときはご紹介した3つの方法のどれかで解凍するのがおすすめですが、炒めものやスープなどに加えるときは凍ったまま鍋やフライパンに入れても大丈夫!その際は、芯まで火が通るようにしっかりと加熱してくださいね。
【比較対象】室温で自然解凍する
解凍方法3つをご紹介する前に、比較対象として、1時間ほど室温で自然解凍したブロッコリーを用意しました。
自然解凍したものはほどよい歯ごたえがある一方で、花蕾(からい)部分に水分がたまりやすく、噛むとじゅわっと水が出てきました。サラダや和え物など加熱しない料理には向いていますが、炒め物やスープには不向きな印象です。
※冷凍野菜はメーカーや商品によっては、自然解凍に対応していない場合があります。パッケージの表示を確認し、自然解凍が可能なものを使用してください。パッケージの記載に従って解凍し、長時間の常温放置は避けて解凍後はお早めにご使用下さい。
それではここから、水っぽくなりにくい加熱による解凍方法3つを詳しく見ていきましょう。
【①鍋でゆでる】大量の解凍にはおすすめ
まず最初にご紹介するのは、「鍋にお湯を沸かしてゆでる」という、いたってシンプルな方法です。
鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したら冷凍ブロッコリー100gを入れて約1分半ゆでました。(ゆで時間は1~2分が目安)
解凍後
自然解凍ほどではないものの水っぽさがあり、ブロッコリーの味わいが薄く感じられました。
💡解凍方法①のメリット💡
沸騰したお湯に入れるだけで短時間かつムラなく均一に大量のブロッコリーを解凍できるのが大きなメリットです。また、短時間で加熱することでブロッコリーの鮮やかな緑色が保たれやすく、見た目を大事にしたい料理にもぴったりです。
【②フライパンで蒸し焼きにする】食感と風味が残せる!
つづいてはフライパンで蒸し焼きにする方法です。
まずはフライパンに油をひかずに冷凍ブロッコリー100gを入れ、大さじ1~2杯の水を加えます。蓋をしたら火にかけ、中火で2~3分ほど蒸し焼きにします。蓋を外したら水気が飛ぶまで1分ほど加熱して完成です。
解凍後
蒸し焼きにしたブロッコリーは、ほどよく水分を保ちながらも水っぽさはほとんどありませんでした。ブロッコリーの味わいもしっかりと感じられて、そのままでも十分おいしく食べられる仕上がりでした。
💡解凍方法②のメリット💡
水っぽさをおさえつつ、食感と風味をしっかり残せるのが魅力です。また、水分が飛ぶことで旨みが凝縮され、炒め物などにも使いやすいですよ。
【③電子レンジで加熱する】お手軽&時短!
最後は電子レンジを使った解凍方法です。
冷凍ブロッコリー100gをキッチンペーパーまたはクッキングペーパーで包みます。包んだブロッコリーを耐熱容器にのせ、600Wの電子レンジで2分ほど加熱します。
※キッチンペーパーやクッキングペーパーは、電子レンジに対応しているものを使用してください。
解凍後
電子レンジで加熱したブロッコリーは、水っぽさはまったくないものの、ややパサついた食感になりました。しかし、ほかの解凍方法と比べるとブロッコリーの風味や甘味が強く感じられておいしかったです。
💡解凍方法③のメリット💡
電子レンジでの加熱は、キッチンで火を使わず、わずか約2分で調理できるため、忙しいときの時短調理にぴったりです。キッチンペーパーで包んで加熱すれば、水っぽさを抑えつつ旨みや風味をしっかり保てるので、素材の味を活かしたい料理にも向いています。
おすすめレシピをご紹介!
ここからは、ブロッコリーを使った絶品おかずレシピをご紹介します。冷凍ブロッコリーでもおいしく作れるので、ぜひご紹介した解凍方法を活用して作ってみてくださいね。
ブロッコリーとベーコンの粒マスタード炒め
パパッと作れる洋風おかずならコレ!ブロッコリーとベーコンの粒マスタード炒めをご紹介します。ベーコンの旨味やマヨネーズのコクがブロッコリーと相性抜群で、ピリッと辛い粒マスタードがあとをひくおいしさです。冷凍ブロッコリーを使えば下処理の手間もなく、あと一品ほしいときに簡単に作れますよ。
冷凍野菜でラクラク調理!
いかがでしたか。今回は冷凍ブロッコリーが水っぽくならない解凍方法と、ブロッコリーを使ったおかずレシピをご紹介しました。下処理いらずの冷凍野菜は、毎日の料理の強い味方です。ぜひおいしい解凍方法をマスターして、冷凍野菜を活用してみてくださいね。


