韓国調味料「サムジャン」の使い方とは？コチュジャンとの違いや特徴について解説！

サムギョプサルの調味料として知られる「サムジャン」。同じ韓国調味料のコチュジャンとはどう違うのでしょうか。この記事ではサムジャンの特徴や味わい、料理への使い方に加え、コチュジャンとの違いなどを解説します。記事後半のキャベツの韓国風みそ炒めやサムジャンの韓国風スープなど、サムジャンを使った絶品レシピも必見ですよ。

サムジャンとは韓国で古くから使われている定番調味料のひとつ。赤みがかった合わせみそのような調味料で、甘辛い味つけです。唐辛子のぴりりとした辛みと濃厚な甘みが特徴で、深いコクや豊かな香りもあります。韓国の調味料は辛いものが多いイメージがありますが、サムジャンは甘みのあるマイルドな辛さなので、辛いものが苦手な人でもサムジャンならば食べられるという場合も少なくありません。

サムジャンという名前は包むを表す「サム」と、大豆を発酵させた調味料を表す「醤（ジャン）」をかけ合わせた言葉です。その名の通り、豚肉を焼いたサムギョプサルや肉をゆでたポッサムなど、肉を野菜で包んで食べる料理に使うのが定番となっています。焼肉屋さんには必ずと言っていいほど置かれている調味料で、つけみそやおかずみそのような存在です。サンチュなどの野菜を巻いた肉と一緒に食べることから、「サンチュみそ」とも呼ばれているんですよ。

近年の韓国ブームにともない、韓国グルメの人気も高まっています。おうちで韓国料理を作る人が増えている影響で、大型スーパーの調味料コーナーや輸入食材店などでサムジャンを見かける機会が多くなりました。一般的なコチュジャンが赤いパッケージなのに対し、サムジャンは緑色のパッケージで売られていることが多く、緑色が目印です。また、韓国系の食材を扱うネットショップなどでも販売されており、通販で手軽にサムジャンを購入することができます。

韓国風のピリ辛のみそという共通点があり、一見間違われがちなサムジャンとコチュジャンですが、実は似て非なるものなんです。ここではコチュジャンの特徴や、コチュジャンとサムジャンとの違いについて見ていきましょう。

韓国を代表する調味料のひとつであるコチュジャンは「唐辛子みそ」とも呼ばれます。ちなみにコチュジャンという名前は韓国語で「唐辛子」と「みそ」という意味です。コチュジャンは餅粉などの穀物と大量の粉唐辛子を混ぜたものに、発酵、乾燥させた大豆と麦芽飴、水飴などを混ぜて発酵、熟成させて作られます。赤褐色でねっとりとした粘り気があるみそです。たくさんの唐辛子を使っているため、深みのある辛さが特徴でとても刺激的な味わい！また、辛さのなかに発酵調味料特有の甘みや香ばしい香りも感じられます。そのまま食べるより、料理の味つけに使われるのが一般的です。トッポギやチゲ、ビビンバをはじめ、炒めものや和えものなどさまざまな料理に活用できます。

コチュジャンはサムジャンと比べて深い辛味があるのが特徴です。どちらもさまざまな料理に活用されますが、どちらかというとコチュジャンは薬味のような役割があり、辛さとコクをプラスしたい料理に向いています。サムジャンはマイルドな辛さと強い甘みが特徴で、味つけのメインの調味料という位置づけです。

甘辛く旨味たっぷりなサムジャンは口当たりがよく、さまざまな料理と合わせやすい調味料です。サムジャンと言えば、やはりサムギョプサルやポッサムのように肉や野菜と一緒に食べるのが定番！チョッパルと呼ばれる豚足とも好相性です。サムジャンの甘辛い味わいがジューシーな肉のおいしさを引き出します。淡白な野菜との相性もよく、もろきゅうのように野菜スティックのディップソースとして食べるのもおすすめです。また、刺し身につけて食べることもあり、魚特有の臭みを和らげて食べやすくしてくれます。韓国では炒めものや和えものなど、家庭料理のメインとなる調味料として使われており、一般的に親しまれているんですよ。

サムジャンだけでも簡単に韓国風のみそ炒めを作ることができますし、ごま油やコチュジャン、豆板醤やケチャップなどお好みの調味料と合わせて楽しむこともできます。エビチリやスープの味つけや、チャーハンやおにぎりの具にするなどさまざまな料理法があります。

サムジャンの特徴や使い方、コチュジャンとの違いがわかったところで、ここからはサムジャンを使った絶品レシピをご紹介します。おうちで簡単に作れるものをピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

サムジャンで韓国風に味つけした豚肉と野菜の炒めもののご紹介です。旨味たっぷりの豚バラ肉とジューシーなナス、ほろ苦いししとうに、甘辛いサムジャンが相性抜群！濃厚な味つけなのでごはんがどんどん進みますよ。ぜひ召し上がってみてくださいね。

※『ダシダ』は「シージェイ チェイルジェダン コーポレーション」の登録商標又は商標です。

今夜のおかずにサムジャンを使った野菜とひき肉の中華風炒めを作ってみませんか？サムジャンのピリ辛の旨味でキャベツやナスの甘みが引き立ち、野菜がどんどん食べられます。しっかりした味つけでごはんのおともにもお酒のおつまみにもおすすめですよ！とてもおいしいのでぜひ作ってみてくださいね。

サムジャンで手軽に作れる豚肉とキャベツの韓国風みそ炒めはいかがでしょうか？味つけはサムジャンに料理酒と豆板醤を加えるだけ！豆板醤の深みのある辛さをプラスしてパンチの効いた味わいに仕上げました。濃厚な旨味と甘辛い味つけがやみつき必至の一品です。ぜひお試しくださいね。

サムジャンを使って韓国風スープを作ってみましょう。豚こま切れ肉や木綿豆腐にいろいろな種類の野菜を加えた具だくさんスープなので、ボリュームも満点！豊かなコクと甘みがあり、ピリ辛なのにどこかホッとする味わいです。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

※『ダシダ』は「シージェイ チェイルジェダン コーポレーション」の登録商標又は商標です。

いかがでしたか？サムジャンの特徴や味、使い方やコチュジャンとの違いに加え、サムジャンを使った絶品レシピなどをご紹介しました。コチュジャンよりも辛さ控えめなサムジャンは辛いものが苦手な方でも食べやすく、さまざまな料理と相性抜群です。今回ご紹介したレシピなども参考にしていただき、サムジャンを使って手軽に韓国料理を作ってみてくださいね。

クラシルでは今回ご紹介したもの以外にもサムジャンを使ったさまざまなレシピをご紹介しています。そちらも合わせて参考にしてみてくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。