美食家がうなるほどのおいしさだという「カワハギ」。どんな魚か知っていますか?味がよいと定評があり、旬を迎えた大きいものは高級魚として扱われています。今回はそんなカワハギの特徴のほか、旬や産地、名前の由来について解説します。記事後半では、おいしい食べ方とおすすめレシピもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧くださいね。
カワハギとは?特徴や旬の時期、おいしい食べ方についてご紹介!
- 目次
- カワハギとは
- カワハギの名前の由来
- カワハギの旬
- カワハギの主な産地
- カワハギのおいしい食べ方とは?
- カワハギを使ったおすすめレシピをご紹介!
- カワハギは魅力的な魚!
カワハギとは
カワハギは、フグ目カワハギ科に分類される海水魚です。独特な見た目と、淡白で上品な味わいが特徴で、刺身や煮付け、鍋料理などさまざまな料理で親しまれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分類 | フグ目カワハギ科の海水魚 |
| 大きさ | 成魚で最大約30cm |
| 見た目 | 正面は平たい体形 横から見るとひし形に見える |
| 皮 | 厚く硬い皮に覆われている |
| 体色 | 茶褐色 まだら模様の斑紋がある |
| 味わい | 淡白でクセが少ない 旨みのある白身 |
| 肝 | 濃厚な味わい 「海のフォアグラ」とも呼ばれる |
カワハギの身は、旨みがありながら淡白でクセの少ない白身です。食感や味わいはフグに似ているともいわれ、刺身でも楽しめます。特に珍重されるのが肝で、濃厚なコクと上品な甘みがあり、「海のフォアグラ」と呼ばれることもあります。美食家として知られる北大路魯山人も、著書の中でカワハギの肝を高く評価しています。
また、成魚のオスには背びれから黄色い糸のような「軟条(なんじょう)」が伸びています。メスには見られないため、オスとメスを見分けるポイントのひとつです。
カワハギの名前の由来
カワハギは漢字で「鮍(魚へんに皮)」と書きます。名前の由来は、厚い皮を簡単に剥ぐことができることから「皮剥ぎ」と呼ばれるようになったためです。切り口から皮を引っ張ると、きれいに剥がれることが特徴です。この皮の剥ぎやすさから、地域によっては「ハゲ」と呼ばれることもあります。また、身ぐるみを剥がされる様子を連想し、「バクチウオ」という別名で呼ばれることもあります。
カワハギの旬
カワハギは一年を通して楽しめる魚ですが、特においしく味わえる旬は年に2回あるといわれています。身を楽しむなら夏、肝を味わうなら冬がおすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 旬の時期 | 春頃〜夏、秋〜冬 |
| 身がおいしい時期 | 産卵後の夏頃(7〜8月頃) |
| 肝がおいしい時期 | 秋〜冬の寒い時期 |
一つ目の旬は、産卵を控えた春頃から夏にかけてです。特に7〜8月頃は、産卵後に体力を回復している個体が多く、身に脂がのっておいしくなるといわれています。
もう一つの旬は、秋から冬にかけての寒い時期です。冬を越すために栄養を蓄えることで肝が大きくなり、濃厚な味わいを楽しめます。肝が大きく発達したカワハギは「肝パン」と呼ばれ、甘みと旨みが詰まった肝を味わえることから人気があります。身のおいしさを楽しみたい場合は夏のカワハギ、濃厚な肝を味わいたい場合は冬のカワハギを選ぶのがおすすめです。
なお、身が厚く肉付きのよい個体のなかでも、腹部がふっくらとして硬く張っているものは、肝が大きい可能性があります。購入する際の目安にするとよいでしょう。
カワハギの主な産地
カワハギは比較的暖かい海を好む魚で、日本では北海道より南の各地で水揚げされています。主な産地は瀬戸内海や大分県沿岸部で、日本海側や東京湾でも漁獲されています。漁獲量が多い魚ではないため、高値で取引されることもあり、近年では養殖されたカワハギも流通しています。
カワハギのおいしい食べ方とは?
カワハギは、先ほどご紹介したように身と肝を楽しめる魚です。定番の食べ方と少し変わった食べ方をご紹介します。
刺身
新鮮なカワハギは、やはり刺身でいただくのがおすすめです。フグにも似た弾力のあるコリコリした身はたまらないおいしさ!お寿司や昆布締め、カルパッチョにしても絶品ですよ。
揚げ物
カワハギの淡白でクセのない白身は、揚げ物にしてもおいしくいただけます。定番の唐揚げやフライ、天ぷらなどサクサクした衣の食感と弾力のある身の歯ごたえがマッチして、たまらないおいしさですよ!
煮つけ
カワハギの煮付けも定番なので、ぜひ作ってみてください。ネギやしょうがなどの香味野菜と一緒に煮るのがおすすめです。シンプルなしょうゆの味つけ以外にも、みぞれ煮やピリ辛煮など、アレンジをしてもおいしくいただけますよ。
肝
カワハギの肝は、食通な人の間でも高く評価されています。酒や塩を入れた湯でさっと湯通ししてそのままの味を楽しむのはもちろん、その湯通しした肝をしょうゆにとかして「肝醤油」にし、刺身をつけて贅沢に食べるのもおすすめです。また、カワハギの身に絡めて「肝和え」や、身と肝を余すことなく使った鍋、肝吸いなどで肝のおいしさをお楽しみくださいね。
焼き物
カワハギは焼いてももちろんおいしくいただける魚です。塩麹焼き、味噌漬け焼き、チーズ焼きなど、お好みの味つけで試してみてくださいね。干物を炙り焼きにしたものも絶品ですよ。
カワハギを使ったおすすめレシピをご紹介!
それでは最後に、カワハギを使ったおいしいレシピをご紹介します。家庭料理にも喜ばれるメニューをまとめてみました。ぜひ手作りでカワハギの旨味を味わってみてくださいね。
カワハギの唐揚げ
シンプルなカワハギの唐揚げに白髪ネギをのせ、甘酸っぱいタレをかけて風味豊かに仕上げました。さっぱりとした味わいとサクサクした食感がやみつきになりますよ!ごはんのおかずにもお酒のあてにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。
香ばしい カワハギの唐揚げ
続いても唐揚げのレシピですが、こちらはニンニクの効いた旨みたっぷりのタレに漬け込んでから揚げました。30分程度タレに漬け込むことで、カワハギに下味がしっかりとつきます。カワハギの淡白な身にガツンとした味つけがよく合いますよ。
カワハギの煮付け
やはり定番の煮付けもおすすめ!味つけはしょうゆ、みりん、酒、砂糖など、おうちによくある調味料を使っています。ほっとする甘辛い味わいで、ごはんがどんどん進みますよ。カワハギが手に入ったら、ぜひ作ってみてくださいね。
カワハギは魅力的な魚!
今回は、身も肝もおいしく食べられるカワハギについてご紹介しました。その上品な味わいはフグにも匹敵すると言われるほどで、たくさんの魅力があります。さまざまな食べ方が楽しめる魚なので、カワハギが手に入ったら今回ご紹介したおすすめレシピを参考に、おいしいカワハギ料理を作ってみてくださいね。
