スペイン料理とは?代表的な料理や食文化、地域ごとの特徴を紹介

スペイン料理とは?代表的な料理や食文化、地域ごとの特徴を紹介

「スペイン料理」にはどのようなものがあるか知っていますか?パエリアやアヒージョがよく知られていますが、ほかにも魅力的なメニューがたくさんあるんですよ!この記事では、スペイン料理の特徴や代表的なメニューについて解説します。おうちで手軽に作れるスペイン料理のおすすめレシピもご紹介するので、ぜひご覧くださいね。

  • 目次
  • スペイン料理とは?
  • 地中海の恵みを活かした料理が多い
  • オリーブオイルを多用する
  • 「タパス」と呼ばれる小皿料理文化がある
  • スペイン料理の代表的なメニュー【主食】
  • スペイン料理の代表的なメニュー【タパス・スイーツ】
  • スペイン料理の代表的なメニュー【スープ】
  • スペイン料理の代表的なメニュー【スイーツ】
  • 地域によって異なるスペイン料理の魅力
  • お家でお手軽スペイン料理レシピ
  • 食材のおいしさを楽しむ!スペイン料理を作ってみよう

スペイン料理とは?

「スペイン料理」とは、ヨーロッパ大陸南西部のイベリア半島にあるスペインで発展した伝統料理です。2010年には、スペインをはじめイタリアやギリシア、モロッコなどの地中海沿岸の国が共有する食事様式「地中海食文化」としてユネスコ無形文化遺産へ登録されました。

スペイン料理の特徴は、魚介類や肉類、野菜など、豊かな食材を使い、シンプルな味つけで素材本来のおいしさを活かした調理をすること。実はスペインでは昼食や夕食の時間帯が遅めであることから、午前と午後に軽食をとる習慣があります。こういった背景からも、バラエティ豊かな食文化が生まれたのかもしれませんね。

地中海の恵みを活かした料理が多い

スペインは地中海と大西洋に面しており、海の幸に恵まれています。また、山岳地帯や平地もあり、温暖な気候であることから、畜産物や農産物も豊富に産出することができます。そのため、エビやイカ、タコなどの魚介類をはじめ、野菜や肉類を使った料理が数多くあるのです。

料理には、強い味つけやこだわりのソースを使うというよりも、オリーブオイルやハーブを使って食材本来のおいしさを引き立てる調理法が多くなっています。

オリーブオイルを多用する

スペインは、世界でも特にオリーブオイルの生産量が多い国です。そのため、先ほども少しご説明したように、オリーブオイルを使った料理が多くあります。

炒め物や煮込み料理だけではなく、サラダやパンにも使われるなど、スペイン料理には欠かせない存在となっているんですよ。また、オリーブオイルにニンニクやトマトを組み合わせたシンプルな味わいの料理が親しまれています。

「タパス」と呼ばれる小皿料理文化がある

スペインで食事の合間の軽食として食べられるのが「タパス」と呼ばれる小皿料理です。タパスのメニューはたくさんあり、複数注文して友人や家族とシェアして楽しむのが定番となっています。

バルなどでお酒を飲み交わしながら一緒にタパスをつまみ、絆を深めるのもスペインらしい食文化なんですよ。

スペイン料理の代表的なメニュー【主食】

スペイン料理には世界的に知られている人気メニューが数多くあります。ここからは、代表的な料理をご紹介します。まずは主食メニューを見てみましょう。

カテゴリー 料理名
主食 パエリア、パン・コン・トマテ
おかず(主菜) アルボンディガス、コシード
タパス(小皿料理・前菜) アヒージョ、タコのガリシア風、ハモンセラーノ、トルティージャ、パタタス・ブラバス、クロケータス・デ・ハモン
スープ ガスパチョ、サルモレホ、ソパ・デ・アホ
スイーツ チュロス

パエリア

スペイン料理といえば、パエリアを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。パエリアはスペイン東部の稲作が盛んなバレンシア地方発祥の料理です。

パエリア鍋という平底の浅い鉄鍋で、エビや貝などの海鮮、または鶏肉やウサギ肉、野菜を炒め、スープと米を加えて炊き上げます。サフランを加えることで、米が黄色く着色されるとともに、華やかな香りと風味を楽しめるのが特徴です。

パン・コン・トマテ

パン・コン・トマテは、カタルーニャ地方発祥の料理で、スペイン語で「パンとトマト」という意味になります。軽くトーストしたパンの表面に生のニンニクをこすりつけ、完熟トマトを擦りおろすように塗りつけたら、仕上げに上質なオリーブオイルと塩を回しかけるだけ!

シンプルな味つけですがお酒との相性が抜群で、バルでも家庭でも愛されているメニューです。

スペイン料理の代表的なメニュー【タパス・スイーツ】

続いて、スペインの食文化に欠かせないタパスの代表的なメニューについて解説します。

アヒージョ

タパスの定番、アヒージョ。アヒージョには「刻んだニンニク」や「ニンニク風味」という意味があり、カスエラという陶器製の耐熱皿にたっぷりのオリーブオイル、刻んだニンニク、唐辛子、エビやマッシュルームなどの具材を入れてグツグツと煮込みます。

オリーブオイルには旨味が溶け出しているので、パンにつけて食べるのが定番です。

💡ワンポイント豆知識
スペインの主食は基本的にはパンで、料理にパンが添えられることが多いのだとか。

タコのガリシア風

タコのガリシア風は、スペイン北西部のガリシア地方の伝統料理です。やわらかく茹で上げたタコを一口大に切り、パプリカパウダーや塩、オリーブオイルで味つけをします。

じゃがいもも添えることが多く、タコの旨味を存分に味わえる一品です。

ハモンセラーノ

ハモンセラーノとは生ハムの一種で、スペインでは生ハムの生産量の9割をハモンセラーノが占めているといわれるほど、メジャーな種類です。ハモンセラーノは、白豚の後ろ足の皮をはいで塩漬けし、乾燥・熟成させて作ります。

熟成期間は通常は9ヶ月ほど、高級なものだと1年以上かけることもあるのだとか。凝縮された特有の芳醇な旨味と塩気が特徴で、薄くスライスしてそのままワインの肴にします。

トルティージャ

スペイン風オムレツとして知られるトルティージャ。オリーブオイルで揚げ煮にしたじゃがいもを加えた卵液を、フライパンで丸く厚みのある形状に焼き上げる料理です。

スペインのソウルフードともいえるほど、家庭料理やタパスとして日常的に親しまれています。

パタタス・ブラバス

パタタス・ブラバスも、バルやレストランで定番のタパスで、揚げたじゃがいもにブラバスソースというピリ辛ソースをかけて食べます。

ブラバスソースとはトマトソースに唐辛子やタバスコ、オリーブオイル、ビネガーなどを加えたものです。外はサクサク中はホクホクと揚がったじゃがいもに、ピリッと刺激的な味わいがよく合うんですよ。

クロケータス・デ・ハモン

クロケータス・デ・ハモンは、粗く刻んだ生ハムを具材に加えたクリームコロッケです。

クリーミーなベシャメルソースに、生ハムの塩気や旨味がアクセントとなり、ワインのお供にもぴったりですよ。

スペイン料理の代表的なメニュー【スープ】

次にスープを3つほどご紹介します。冷製スープと温かいスープそれぞれ魅力があるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

ガスパチョ

ガスパチョは、トマトやきゅうり、ピーマン、オリーブオイル、酢、塩などをミキサーにかけてなめらかにした冷製スープです。

さっぱりとした味わいが魅力で、飲むサラダとも呼ばれます。スペイン南部、特に夏の暑さの厳しいアンダルシア地方で生まれた料理です。

サルモレホ

サルモレホもアンダルシア地方発祥の冷製スープです。材料はガスパチョと似ていますが、ガスパチョよりもとろみがあり、濃厚な味わいとなっています。

バゲットや食パンを加えて作られることもあり、パンを使ったスープとしても知られています。刻んだゆで卵や生ハムをトッピングすることが多いようです。

ソパ・デ・アホ

ソパ・デ・アホとはスペイン語で「ニンニクのスープ」を意味する料理です。薄切りにしたニンニクと生ハムを、パプリカパウダーやオリーブオイルとともに炒め、パンや水を加えて煮込みます。

最後に塩やこしょうで味をととのえ、卵を入れて火を通したら完成となる、素朴な味わいの温かいスープです。

スペイン料理の代表的なメニュー【スイーツ】

最後にスイーツをご紹介します。

チュロス

チュロスは、小麦粉で作った生地を星形の口金から絞り出し、油で揚げたお菓子です。

揚げたてに砂糖やシナモンをまぶして食べたり、ホットチョコレートをつけて食べるのが定番で、朝食やおやつとして親しまれています。

地域によって異なるスペイン料理の魅力

スペイン料理についてご紹介してきましたが、一言でスペインといっても地域によって気候や文化が異なり、料理にも違いがあるんですよ。以下で詳しく解説します。

スペイン北部の美食の街「バスク・カタルーニャ地方」

料理がおいしいことで知られるスペインですが、中でも北部にあるバスク地方は美食の地として有名です。バスク地方はピンチョス(一口大の食材を串に刺した料理)発祥の地でもあり、バルではさまざまな食材を使ったピンチョスを楽しめます。

同じく北部にあるカタルーニャ地方も美食の街といわれており、ミシュランの星を獲得しているお店も数多くあります。地中海沿岸に位置していることから、新鮮な魚介類を使った料理も楽しめますよ。

米料理・パエリア発祥の地「バレンシア地方」

スペインの主食は基本的にはパンであるとご説明しましたが、米の栽培が行われている地域もあります。バレンシア地方がそのひとつで、パエリア発祥の地としても有名です。

パエリアといえば、魚介類がごはんの上にのっている様子をイメージする方も多いかもしれませんが、本場のバレンシア風パエリアでは魚介類ではなく、鶏肉やウサギ肉、カタツムリ、モロッコインゲンなどを具材にするんですよ。

アラブ文化の影響を色濃く残す「アンダルシア地方」

スペイン南部にあるアンダルシア地方は温暖な気候で、暑い夏に食べたくなる冷製スープや魚介類のフライなどが親しまれています。アンダルシア地方はオリーブオイルの生産量が多く、オリーブオイルを使ってフライを揚げることもあるのだとか。とても贅沢ですね。

また、アンダルシア地方はキリスト教のほかにイスラム教やユダヤ教の影響も受けており、アーモンドなどのナッツを食べることや香辛料を使用することなど、食文化においても影響を受けたといわれています。

お家でお手軽スペイン料理レシピ

さてここからは、おうちで作れるお手軽スペイン料理のおすすめレシピをご紹介します。フライパンでも作れるマッシュルームとえびのアヒージョや、暑い夏にぴったりの冷たいガスパチョなど、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

お手軽シーフードパエリア

シーフードミックスを使って、見た目も華やかなパエリアを作ってみましょう。ニンニクの香りや魚介類の旨味がごはんに染みこみ、とてもおいしいですよ!焦げないよう火加減を調整するのが上手に作るポイントです。

マッシュルームとえびのアヒージョ

お酒のおつまみにぴったり!マッシュルームとえびのアヒージョをご紹介します。マッシュルームやえびの歯ごたえと旨味がやみつきになるおいしさ!オリーブオイルには具材やアンチョビの旨味がたっぷり溶け出しているので、フランスパンにつけて最後の一滴まで楽しんでみてくださいね。

トマトとバジルのトルティージャ

スペイン風オムレツ、トルティージャはいかがでしょうか。華やかな色合いですが材料も少なく、フライパンに入れて焼くだけなのでとても簡単にお作りいただけます。あと一品ほしいときにもおすすめですよ。

トマト缶で作る冷たいスープ ガスパチョ

さっぱりとした味わいの冷製スープ、ガスパチョのご紹介です。トマトや酢の酸味に、香味野菜の風味豊かな味わいがマッチして食欲をそそるおいしさ!火を使わずに作れるので、暑い夏にもぜひ作ってみてくださいね。

簡単おつまみ タコのガリシア風

パパッと作れる、タコのガリシア風のレシピです。タコのプリプリとした食感と旨味にピリ辛な味つけがマッチして箸が止まらないおいしさ!チリパウダーをパプリカパウダーに変えると辛味のないまた違ったおいしさに仕上がりますよ。

食材のおいしさを楽しむ!スペイン料理を作ってみよう

今回は、スペイン料理の特徴や代表的なメニューをご紹介し、おうちで作れるおすすめレシピをご紹介しました。スペイン料理には素材の味を活かした料理が多く、特別な調味料がなくても作れるメニューもたくさんありましたね。ご紹介したレシピも参考に、ぜひおうちでもスペイン料理を楽しんでみてくださいね。

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