博多を代表する郷土料理「もつ鍋」。濃厚なスープとぷるぷるのもつが楽しめて人気がありますよね。特に「しめ」は、スープの旨みを最大限に活かした楽しみ方として多くの人に愛されています。そこで今回は、もつ鍋のしめにおすすめの具材や簡単なアレンジ方法を詳しくご紹介します。もつ鍋のおすすめレシピも必見ですよ!ぜひ最後までご覧ください。
もつ鍋の「しめ」におすすめの具材ともつ鍋アレンジレシピをご紹介!

もつ鍋のしめにおすすめの具材
ここでまずは、もつ鍋のしめにおすすめの具材をご紹介します。鍋のあとが楽しみになるような、魅力的な食材ばかりですよ!
ちゃんぽん
もつ鍋の本場・博多で定番のしめといえば、ちゃんぽん麺です。もちもちとした太麺がスープの旨みをしっかり絡め取り、ひと口食べるたびに満足感が広がります。下ゆでしたちゃんぽん麺を用意すれば、スープに入れて数分煮込むだけでできあがりますよ。少し長めに煮込めば、麺がしっかりとスープを吸って、最後までもつ鍋の旨味を楽しめます。
うどん
うどんももつ鍋のしめに人気の食材です。もちもちとしていてコシのある麺に旨味たっぷりのスープが絡んで絶品ですよ!ちゃんぽん麺と同様にあらかじめ下ゆでした麺、もしくは冷凍うどんを使うととっても便利です。ほぐしてスープに加え、少し煮込むだけおいしく仕上がりますよ。
ラーメン
ラーメンも定番のしめ具材です。細麺や中太麺など、好みの太さで楽しめます。生麺を使用する場合は下ゆでをしてから加えてください。あらかじめゆでてあるものを加えたり、近年は鍋用の乾麺なども販売されているので、そういった商品を使うのも手軽でおすすめです。
ごはん
もつ鍋のしめには麺類がよく使われますが、ごはんももちろんおすすめです!スープの旨みをたっぷり吸ったごはんに卵を加えて雑炊にしたり、チーズなどを加えてリゾット風にアレンジするなど、さまざまな楽しみ方ができます。
焼きそば麺
意外に思うかもしれませんが、焼きそば麺ももつ鍋の締めによく合うんです!もちもちとした焼きそば麺にスープが絡んでおいしくいただけます。下ゆでする必要もなく、麺をほぐしながらスープに加え、煮込むだけという手軽さもうれしいポイントです。
そうめん
夏に食べきれず残ったそうめんはありませんか?実は、そうめんももつ鍋のしめにぴったりなんですよ!細い麺にスープがしっかり絡んで満足感を得られます。麺が細いため、乾麺をそのまま入れてゆでられるのも魅力!もしスープが少なければ水分を足してからゆでてくださいね。
蕎麦
特有の風味を持つ蕎麦ですが、意外にももつ鍋のしめにおすすめなんです!蕎麦の香りとスープの旨みが絶妙にマッチします。不思議と箸が進む、一度食べたらリピートしたくなるしめ食材です。
水餃子
もちもちの皮とジューシーなあんを楽しめる水餃子は、変わり種として人気上昇中のしめ具材です。食べ応えがあるので、最後までガッツリ食べたいときにおすすめですよ。チルドや冷凍のものを使えばスープに入れて加熱するだけでおいしく食べられます。
焼きおにぎり
ごはんではなく、焼きおにぎりをしめに使ってみませんか?スープの旨味と焼きおにぎりの香ばしさが驚くほどよく合い絶妙、たまらないおいしさに!スープに浸して、じっくり楽しむのがおすすめです。
しめで試したいアレンジ方法
もつ鍋のしめは、上記でご紹介したような具材を入れるだけでももちろん最後までおいしく楽しめますがひと工夫してさまざまなアレンジを楽しむのもおすすめなんです!ここでは、定番のしめをベースにしたアレンジ方法をご紹介します。
ごはんを入れたアレンジ
しめにごはんを使う場合は、雑炊だけでなくリゾットにアレンジが可能です。雑炊にしたいときは溶き卵を加えることで、ふんわりとまろやかな味わいに仕上がります。リゾットにしたいときは、パルメザンチーズや牛乳などを加えれば濃厚な味わいを楽しめますよ。
ラーメンを入れたアレンジ
ラーメンをしめにしたいときには、トッピングを工夫して楽しむのがおすすめ!スープがみそベースの場合はバターやコーンを加えてみそラーメン風に仕上げることも可能です。また、キムチを加えて辛味をプラスするのも人気があります。
うどんを入れたアレンジ
うどんでしめたいときは、そのままいれるだけでも十分おいしいですが、豆乳を加えるとまろやかでコク深い味わいを楽しめます。七味唐辛子やごま油を少量加えるとさらに風味豊かになりますよ。
インスタント麺を入れたアレンジ
先ほどラーメンのアレンジをご紹介しましたが、インスタント麺を使えばより豊富なアレンジを楽しめます。卵や韓国のり、キムチなどを加えれば韓国風の味わいに!卵は落として半熟に仕上げたり、かきたま風にするのもおすすめです。トッピング次第で、もつ鍋の味わいを一新することができますよ。
トックを入れたアレンジ
韓国料理のトッポギでおなじみの餅「トック」。インスタントラーメンと組み合わせることで、韓国の人気料理「ラッポギ」風にアレンジすることができます。もちもちとしたトックと、つるつるとしたラーメンの食感の違いがおもしろく、最後まで飽きることなく食べられますよ!チーズやキムチを加えることで、より本格的な味わいを楽しむことができますよ。
餅を入れたアレンジ
餅もしっかりとお腹を満たしたいときにおすすめです。スープの旨味が餅に染み込んで絶品ですよ!七味をかけて辛味をプラスしたり、大根おろしや青ネギを添えることでさっぱりとした味わいになるので、お好みのトッピングで楽しんでみてくださいね。
パスタを入れたアレンジ
パスタをもつ鍋のしめに使う場合は、トマトやチーズなどと組み合わせてみてはいかがでしょうか。トマトの酸味とチーズのコクがもつ鍋のスープの旨みとよく合い、意外なおいしさを楽しめます。バジルやオリーブオイルを加えれば、より風味豊かに仕上がりますよ。
トマトを入れたアレンジ
しめにトマト?と疑問に思うかもしれませんが、トマトとごはん、トマトとパスタ、トマトとラーメンなど、さまざまなしめ具材と組み合わせることで大満足のしめになるんです!ごはんを合わせるときは、パルメザンチーズなどを加えればリゾット風に仕上がります。トマトを入れることで、パスタやラーメンもさっぱりとした味わいになるので、最後までおいしくもつ鍋を食べられますよ。
チーズ入れたアレンジ
これまでに何度も出てきているチーズ。しめを最大限楽しむためにぴったりの具材です。しめには、ピザ用チーズやパルメザンチーズを使うことが多いですが、チーズをメインで楽しみたいときはカマンベールチーズを使うのがおすすめ!そのまま食べてもおいしいですが、ご紹介してきたパスタやトマトなどを組み合わせてもおいしく食べられますよ!
ちょい足しにおすすめな食材
もつ鍋のしめをさらに楽しむために、ちょい足し食材を取り入れてみませんか?ここでは、しめに加えることで味わいがぐっとアップする食材をご紹介します。
明太子
もつ鍋と同じく博多名物の明太子は、ちょい足し具材として用意しておきたい食材のひとつ。もつ鍋のしめに少し加えることで、ピリッとした辛味と豊かな旨味を楽しむことができます。特に、ごはんや麺類のしめと相性がよいですが、チーズなどを組み合わせるのもおすすめです。
柚子胡椒
辛味と爽やかな香りがほしいときは、柚子胡椒をちょい足ししてみてください。少し加えるだけで、柚子の香りがふわっと鼻に抜け、スープの味わいも引き締まります。特に、雑炊やおじやなどによく合うので、ぜひ試してみてくださいね。
七味唐辛子
ピリッと辛い七味唐辛子は、どんなしめにも合う調味料です。雑炊にはもちろん、ラーメンやうどんなどの麺類と相性抜群!辛味がアクセントになって、どんどん箸が進みますよ!好みの量を振りかけて、風味豊かな味わいを楽しんでくださいね。
薬味
しめを風味よく仕上げたいときは、ネギ、生姜、ニンニクなどの薬味を用意するのがおすすめです。ごはんでしめるときも麺類でしめるときも、薬味があるだけで一気に満足度が上がります。夏に鍋を楽しむ場合は、大葉やみょうがなどを使うとさっぱりとした味わいを楽しめますよ。
もつ鍋のレシピをご紹介
もつ鍋のしめにおすすめの具材やアレンジ方法をチェックしたところで、最後にもつ鍋のレシピを2つご紹介します。どちらもシンプルな味わいで、さまざまなしめの具材と相性抜群ですよ!ぜひ試してみてくださいね。
おうちで簡単ぷりぷりもつ鍋
プリッとした食感のもつやニンニクの風味が食欲をそそるもつ鍋がおうちで簡単に作れます!牛もつで作ることの多いもつ鍋ですが、このレシピでは豚もつを使っています。下処理をした豚モツは臭みが和らいでおいしく食べられますが、下ゆでの時間が長すぎると固くなってしまうので気をつけてくださいね。また、牛もつでもおいしく作れるので、お好みのももつを使ってお楽しみください。
あっさりおいしい 塩もつ鍋
あっさりとした味わいがお好みなら、塩もつ鍋を作ってみてはいかがでしょうか?鶏ガラスープの素を加えた塩だしはシンプルでありながらも旨味が効いていて、濃厚なもつとよく合います。しめは、ちゃんぽんや雑炊などお好みでお楽しみくださいね。
もつ鍋は、しめまで堪能しよう!
今回は、もつ鍋のしめ具材やアレンジについてご紹介しました。定番の具材だけでももちろんおいしいですが、ほかの具材を組み合わせたり、焼きそば麺やトマトなど意外な具材を使ってみることで組み合わせ、さまざまなしめを楽しめます。ぜひ今回ご紹介した具材やアレンジ方法をお試しいただき、もつ鍋をより深く味わってみてくださいね。
