ルネサンス文化の聖地、イタリア・トスカーナ州で誕生したスイーツ「ズコットケーキ」。かわいらしいドーム型の見た目と華やかな断面が人気を呼び、近年は日本でも大注目されているんです!そこで今回は、ズコットケーキの特徴や基本の作り方と材料、アレンジレシピのほか、意外と知らない切り方もご紹介します。
イタリア産!「ズコットケーキ」って何?作り方や上手な切り方をご紹介!
- 目次
- ズコットケーキとは
- 意外と簡単!ズコットケーキの基本の作り方
- 華やかな断面がたまらない!ズコットケーキのアレンジレシピ
- かわいいまんまるケーキ イチゴのズコット
- たっぷりクリームとバナナのズコット
- 意外と簡単!ズコットケーキを作ってみよう
ズコットケーキとは
「ズコットケーキ」とは、イタリア・トスカーナ州の州都フィレンツェ発祥のスイーツのこと。
半球型のスポンジケーキの中にクリームやムース、フルーツといったフィリングがたっぷり詰まった一品で、半冷凍状態になるまで冷やしてからいただくのが本来の食べ方なのだそうです。
ズコットケーキの歴史は古く、誕生したのは16世紀ごろ。諸説ありますが、当時フィレンツェを治めていたメディチ家へ献上するため、開発されたばかりの冷凍技術を用いて作られたのがはじまりだと言われています。
近年はころんとキュートな見た目や、ケーキをカットしたときの華やかな断面がSNSで人気を集め、日本でも注目されるようになっています。
💡ワンポイント豆知識
「ズコット(Zuccotto)」という名前は、カトリックの聖職者がかぶる小さな帽子「ズッケット(Zucchetto)」、または兵士が身につけていた金属製の兜をイメージして付けられたといわれています。その独特の半球形のフォルムが、まさに帽子や兜の形に似ていることから名づけられました。
意外と簡単!ズコットケーキの基本の作り方
華やかな断面が魅力のズコットケーキ。一見難しそうに見えますが、ボウルを使えばおうちでも簡単に作ることができるんです!
さっそく、基本の材料や作り方、ポイントを確認してみましょう。
材料
主な材料は、スポンジケーキと、中に詰めるクリームやチョコレート、フルーツにナッツ、ドライフルーツなど。仕上げには粉砂糖やココアパウダーなどをトッピングします。
手軽に作りたいときは、市販のスポンジケーキやホイップクリーム、フルーツ缶を使うのもおすすめです。
作り方
まず、1cm幅の短冊状に切ったスポンジケーキを、ラップを敷いたボウルに隙間なく敷き詰めます。
次に、お好みのフィリングを半量ほど加えて平らにしたら、その上に再びスポンジケーキを重ねましょう。この工程をボウルの底に達するまで何度か繰り返したら、冷凍庫や冷蔵庫に投入!
1時間ほど冷やし固めたらお皿の上にボウルをさかさまにしてケーキを取り出し、完成です。
ポイント
・スポンジケーキの敷き詰め方が甘いと、形がいびつになったり、中のフィリングが漏れてしまうことがあります。隙間ができたり重なったりしないよう、丁寧に敷き詰めてくださいね。
・フィリングに使う生クリームは、やわらかすぎると、ケーキの形が崩れてしまうので要注意!8分立てを目安に、ややしっかりめに泡立てましょう。
華やかな断面がたまらない!ズコットケーキのアレンジレシピ
ズコットケーキの特徴や作り方などを確認したところで、ここからはアレンジレシピをご紹介します。覚えておけば、誕生日やクリスマスといった特別な日にも役立ちますよ!ぜひチェックしてみてくださいね。
チョコバナナズコットケーキ
お子様も大人も喜ぶ、チョコバナナズコットケーキのご紹介です。とろっと濃厚なチョコクリームにバナナの甘みがよく合い、やみつきになりますよ!市販のスポンジケーキを使って手軽に作れるので、ぜひお試しくださいね。
かわいいまんまるケーキ イチゴのズコット
ころんと丸いフォルムのスポンジケーキの中に、いちごとクリームをたっぷり詰めて、味も見た目も大満足な一品に仕上げました。卵黄や生クリームを混ぜ合わせたコク深いクリームにいちごの甘酸っぱさが絶妙にマッチして、あと引くおいしさですよ!
たっぷりクリームとバナナのズコット
ボウルにスポンジケーキと生クリーム、バナナを敷き詰めるだけ!ころんとキュートな見た目のズコットケーキはいかがですか?覚えておけば、普段のおやつはもちろん、ホームパーティやおもてなしに活躍すること間違いなし。ぜひ作ってみてくださいね。
意外と簡単!ズコットケーキを作ってみよう
いかがでしたか?今回は、いま話題のズコットケーキの特徴や作り方、上手な切り方やアレンジレシピなどをご紹介しました。
花の都フィレンツェを代表するスイーツ、ズコットケーキ。材料も作り方もシンプルなので、フィリングやデコレーション次第でさまざまなアレンジを楽しむことができます。
今回ご紹介したアレンジレシピも簡単なものばかりなので、この機会にぜひレパートリーに取り入れて、料理の幅を広げてみてくださいね。
