そうめんや冷奴の薬味に欠かせない「大葉」。和風ハンバーグや明太子パスタのトッピングなど、和洋レシピ問わず大活躍の食材です。ところで、「大葉」は「しそ」と呼ばれることもありますよね。何が違うんだろう…?と、不思議に思ったことはありませんか?そこで今回は、「しそ」と「大葉」の違いについて深掘り解説!記事の最後には大葉を使ったおかずレシピもご紹介しますよ。ぜひ最後までご覧くださいね。
”大葉”と”しそ”は同じじゃない!?意外と知られていない違いに「そうだったのか!」

じつは…「大葉」は「しそ」の一部!
スーパーなどで買い物をするときの情景を思い浮かべてください。陳列されている「大葉」が「しそ」と表示されていることは意外と少ないですよね。一方で、梅干し用の「赤じそ」に「大葉」という言葉が使われることはありません。このあたりにヒントがありそうです。
「しそ」について百科事典を引いてみると、「シソ科の一年草」ということがわかります。つまり、「しそ」は植物名でもあり、食品名としても使われる「総称」ということ。葉だけでなく、実や穂、芽などをも指す言葉なんですね。
一方で、「大葉」はしその一種である「青じそ」の葉の部分のみを指す言葉です。つまり、「大葉」は「しそ」の一部、ということ。赤じそのことを「大葉」と言わない理由も、これでわかりましたね!
大葉は洗うべき?
スーパーに並んでいる大葉は、パックに詰められていたり、輪ゴムでとめてあったりして、一見きれいそうに見えますよね。しかし実際には、表面に土やほこりがついている可能性もあるため、洗って使うのがおすすめ。そのとき、強くこするように洗うと繊維が傷つき、食感が悪くなったり、風味が抜けやすくなったりすることも。大葉は薄くて破けやすいので、やさしく扱うようにしてくださいね。
大葉を使ったおかずレシピをご紹介!
ここからは、大葉が香るおすすめおかずレシピをご紹介します。食べごたえのあるささみの梅しそチーズフライから、さっぱりした風味を感じられる豆腐の大葉肉巻きまで、バラエティ豊かなレシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

ささみの梅しそチーズフライ
さっぱりとしたささみに、梅としその風味が絶妙にマッチした「ささみの梅しそチーズフライ」をご紹介します。ジュワっと広がるチーズのうまみとさわやかな梅しそのハーモニーが絶妙で、やみつきになること間違いなし!晩ごはんのおかずだけでなく、おつまみにもぴったりな一品ですよ。ぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- 鶏ささみ・・・3本
- 大葉・・・3枚
- スライスチーズ・・・3枚
- 梅肉・・・大さじ2
- 薄力粉・・・15g
- パン粉・・・60g
- 溶き卵 (Mサイズ)・・・1個分
- 揚げ油・・・適量
- グリーンリーフ・・・3枚
- ミニトマト・・・2個
手順
1.大葉とスライスチーズは半分に切ります。
2.鶏ささみは筋に沿って半分に切り、筋を取り除きます。1を2枚ずつ、梅肉を挟みます。
3.薄力粉、溶き卵、パン粉の順につけたら、さらに溶き卵、パン粉の順につけます。
4.鍋に底から5cm程の揚げ油を注ぎ、170℃に温めます。3を入れ、中に火が通るまで4分程揚げ、油を切ります。
5.お皿にグリーンリーフを敷き、4を盛り付け、ミニトマトを添えて完成です。
さっぱりトマトソースで 豆腐の大葉肉巻き
さっぱりとした味わいが魅力の「豆腐の大葉肉巻き」をご紹介します。豆腐に香り豊かな大葉とジューシーな豚肉を巻いて、フレッシュトマトでつくるソースをたっぷりとかけた一品です。トマトの酸味と大葉の爽やかさが絶妙にマッチし、やみつきになるおいしさですよ!普段のおかずのレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。
材料(2人前)
- 豚肩ロース (こま切れ)・・・100g
- 木綿豆腐・・・200g
- 大葉・・・8枚
- 塩・・・ふたつまみ
トマトソース
- トマト・・・80g
- ニンニク・・・1片
- EVオリーブオイル・・・大さじ1
- 塩・・・小さじ¼
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
手順
準備.大葉は軸を切り落としておきます。トマトはヘタを取り除いておきます。
1.トマトは1cm角に切ります。ニンニクはみじん切りにします。
2.木綿豆腐は8等分に切ります。
3.豚肩ロースに大葉、2をのせくるくると巻きます。
4.耐熱容器に巻き終わりを下にしてのせ、塩をふりラップをかけ、600Wの電子レンジで豚肩ロースに火が通るまで5分加熱します。
5.ボウルに1、残りのトマトソースの材料を入れ混ぜ合わせます。
6.4をお皿に盛り付け、5をかけ小ねぎを散らしたらできあがりです。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。
大葉たっぷり プリプリつくねの甘辛だれ
香り豊かな大葉の風味を存分に楽しめる、「大葉たっぷり プリプリつくねの甘辛だれ」をご紹介します。このレシピのポイントは、つくねに粗く刻んだこんにゃくを混ぜること!こうすることで、いつものつくねとはひと味違った味わいに仕上がりますよ。甘辛いタレがしっかり絡んだつくねに、さっぱりとした大葉が相性抜群!ぜひ一度お試しくださいね。
材料(2人前)
- 鶏ひき肉・・・200g
- こんにゃく・・・80g
- 大葉・・・5枚
- 溶き卵 (Mサイズ)・・・1/2個分
- (A)白すりごま・・・大さじ2
- (A)片栗粉・・・大さじ1
- (A)みそ・・・小さじ1/2
- (A)塩・・・少々
- サラダ油・・・小さじ2
たれ
- しょうゆ・・・大さじ1
- みりん・・・大さじ1
- 料理酒・・・大さじ1
- 砂糖・・・小さじ2
- ゆず胡椒・・・小さじ1/2
- 大葉 (飾り用)・・・3枚
手順
準備.こんにゃくはアク抜きしておきます。飾り用の大葉は軸を切り落とし、半分に切っておきます。
1.大葉は軸を切り落とし、千切りにします。こんにゃくは粗みじん切りにします。
2.ボウルにたれの材料を入れ、混ぜ合わせます。
3.別のボウルに鶏ひき肉、溶き卵、(A)を入れてよく混ぜ合わせ、粘り気が出たら1を加えてさらによく混ぜます。全体がなじんだら6等分にして、楕円形に整えます。
4.中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、3を入れて焼きます。焼き色が付いたら裏返し、蓋をして中に火が通るまで弱火で5分程蒸し焼きにします。
5.2を入れて中火で煮絡め、とろみが付いたら火から下ろします。
6.5に飾り用の大葉を巻いて竹串を2本ずつ刺し、お皿に盛り付けて完成です。
風味豊かな大葉をレシピに活用しよう!
いかがでしたか?今回は「しそ」と「大葉」の違いについてと、大葉を使ったおすすめレシピをご紹介しました。風味がよく料理のいいアクセントにもなる大葉ですが、ついつい同じ料理にだけ使ってしまいがちですよね。ぜひ今回のレシピを参考にして、大葉料理のレパートリーを広げてみてくださいね!
※20歳未満の飲酒はやめましょう。