香り高くコリコリとした食感が魅力のしいたけ。煮物や天ぷらなどの和食にはもちろん、ピザやパスタなどの洋食にしてもおいしいですよね。しかし、せっかくおいしそうなしいたけを購入したのに、いつの間にか冷蔵庫の中でしなびていたという経験はありませんか?実は、しいたけは水気に弱いため、おいしさを長持ちさせるにはちょっとしたコツがいるんです。
しいたけの保存方法とは?「冷蔵」「冷凍」別にポイント&画像付きで解説!

今回は、そんなしいたけの正しい保存方法をご紹介します。しいたけのおいしさをキープして、香りと食感を存分に楽しみましょう!
- 目次
- 保存するときは「水気」に注意
- しいたけの【冷蔵】保存方法
- しいたけの「冷凍」保存方法
- 保存方法に合わせて調理を楽しもう
保存するときは「水気」に注意
しいたけは、栽培するときはある程度の湿度が必要ですが、いざ保存となると水気を嫌います。そのため、スーパーなどで購入したパックのまま冷蔵庫に入れると、中が蒸れて水滴がつき、その部分から傷み始めてしまうことも!おいしさを長持ちさせるためには、水気や湿気を避ける工夫がポイントです。
💡管理栄養士のコメント💡
しいたけは水気に弱いので洗わずに保存しましょう。汚れが気になる方は、乾いたキッチンペーパーで拭き取ってください。
しいたけの【冷蔵】保存方法
しいたけを一度に使い切れない場合は、冷蔵もしくは冷凍させて保存することができます。まずは「冷蔵」の保存方法をポイントをおさえながらみていきましょう。
①しいたけの軸を上にして、キッチンペーパーまたは新聞紙で包む
💡管理栄養士のコメント💡
冷蔵保存では、袋の内側に水滴がついて蒸れやすく、それがしいたけの傷みを早める原因になります。キッチンペーパーや新聞紙で包むことで、しいたけから出る水分を適度に吸収し、湿気を防いでおいしさを長持ちさせることができます。
②ポリ袋に入れて口を軽く縛り、冷蔵庫の野菜室で保存する
💡管理栄養士のコメント💡
しいたけは胞子が落ちると傷みやすくなるため、野菜室の中では軸が上になるように置きましょう。
しいたけの「冷凍」保存方法
さまざまな料理に使えるしいたけ。炒め物用はざく切り、汁物用は薄切りなど、用途によって切り方を変えて冷凍しましょう。
①しいたけの軸を切り落とし、かさを適当な大きさに切る
💡管理栄養士のコメント💡
石づきを取り除いた軸も旨みがあり、おいしく食べられるので、捨てずに一緒に保存しましょう。
②使いやすい量を小分けにしてラップで包み、さらに冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存する
冷凍しいたけの調理法
召し上がる際は事前に解凍せず、凍ったまま直接料理に加えて必ず加熱してください。一旦冷凍したものを自然解凍すると、水分が出て食感が悪くなってしまいます。 しいたけは冷凍することで細胞が破壊され、旨味が出やすくなります。スープや茶碗蒸しなど、だしを楽しむ料理に加えるとおいしく召し上がれますよ。
保存方法に合わせて調理を楽しもう
今回は、しいたけの正しい保存方法と長持ちのコツをご紹介しました。
しいたけの保存方法には冷蔵、冷凍の2種類があり、それぞれにメリットがあります。特に冷凍保存することで旨味が出やすくなるので、用途に合わせて使い分けることで、おいしさを存分に楽しむことができますよ。
クラシルでは、しいたけの選び方についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

