最終更新日 2023.3.30

きのこにはどんな種類がある?解説と活用レシピをご紹介

きのこにはどんな種類がある?解説と活用レシピをご紹介

風味豊かでさまざまなレシピで大活躍する「きのこ」。どんな種類があるか知っていますか?日本で食用とされているきのこは、なんと100種類もあるんです!今回は、きのこの種類について、おすすめレシピとともにご紹介します。いろいろなきのこを使ったおかずや汁物など、絶品レシピをピックアップしたので、ぜひ最後までご覧くださいね。

  • 目次
  • きのこは何種類ある?
  • きのこの種類
  • きのこの栽培方法
  • 番外編:毒きのこにご注意
  • きのこを使ったおすすめレシピ
  • 止まらない!無限キノコ
  • 色々キノコのバターソテー
  • たっぷりきのことキャベツのバターソテー

きのこは何種類ある?

「きのこ」は、倒木や切り株などによく生えることから「木の子」と呼ばれたのが名前の由来です。一見すると植物のようですが、胞子で繁殖するカビと同じ菌類なんですよ。植物とは違って葉緑素がないため、木や落ち葉に菌糸を張りめぐらせ、栄養や水を吸収しています。この菌糸の集合体がきのこです。

日本には、名前がつけられていないものも含め、4000~5000種類のきのこがあるといわれていて、私たちが食用としているのはそのうち100種類ほどです。

きのこの種類

きのこの種類は、栄養の摂り方や胞子の作り方によって分けられます。以下で解説するのでチェックしてみましょう。まずは栄養の摂り方による分類です。

■腐生性
倒木や切り株、落ち葉などを分解し、その有機成分を栄養分として吸収しているきのこのこと。自然にある倒木や落ち葉は、腐生性のきのこが分解して栄養分を吸収することで土へと還っていきます。腐生性のなかでも、木の幹や枝を分解するものを「木材腐朽菌」といい、しいたけやなめこがあります。落ち葉などを分解するのが「落葉分解菌」で、マッシュルームがこれにあたります。

■菌根性
生きた樹木に宿って生育しているのが、菌根性のきのこです。菌糸を土の中に張りめぐらせ、土から無機養分や水を、樹木から糖分を摂ります。一方で、ただもらうだけではなく、きのこから樹木に無機養分などを与える働きもしていて、樹木と共生関係を保ちながら生育していきます。菌根性のきのこには、マツタケやホンシメジ、トリュフなどがあります。

どちらの種類も、自然界において重要な役割をもっていることがわかりましたね。次に、繁殖のための胞子の作り方による分類をご紹介します。

■子嚢(しのう)菌類
子嚢という袋状の細胞の中で胞子を作る種類です。トリュフやアミガサタケなどがあります。

■担子(たんし)菌類
担子器という細胞の外側で胞子を作る種類です。マツタケやしいたけなどがあります。

きのこの栽培方法

きのこを人工的に栽培するには、2つの方法があります。以下で解説するので見てみましょう。

■原木栽培
原木に菌を植え付けてきのこを栽培する方法。元来の生育方法に近いので、天然ものに近い品質のきのこを作ることができます。特別な栽培施設などが必要なく、自然環境下で栽培できるのもメリットです。

■菌床栽培
おがくずに米ぬかなどを混ぜた培地できのこを栽培する方法。空調管理が必要ですが、収穫までの期間が原木栽培に比べてかなり短いことと、季節に関係なく一年に何度でも収穫できる点がメリットです。

番外編:毒きのこにご注意

きのこといえば、少し心配になってしまうのが毒きのこですよね。日本にあるきのこのうち、毒きのこは200種類ほどだといわれています。ヒラタケやしいたけに似ているツキヨタケ、ハタケシメジやホンシメジに似ているクサウラベニタケなど、ぱっと見ただけでは毒きのこだとは判別しづらいものも。そのため、誤って毒きのこを食べてしまい健康被害を受けてしまったという例も全国で数多くあります。

派手な色をしたきのこに毒があるというイメージを持っている方も多いようですが、必ずしもそうではなく、おいしそうないい香りがする毒きのこもあります。また、加熱すると無毒化されるものも一部ありますが、多くの毒きのこはそうではありません。

自己判断で、自然に生えているきのこを食べると危険な場合もあるので、ご注意くださいね。

毒キノコによる食中毒に注意しましょう

きのこを使ったおすすめレシピ

ここからは、きのこを使ったおすすめレシピをご紹介します。簡単に作れるおかずから、旨味たっぷりの汁物まで、幅広くピックアップしたので、ぜひチェックしてみてくださいね。

止まらない!無限キノコ

やみつきになる一品!無限キノコをご紹介します。しめじやえのき、しいたけなど、食感も異なるさまざまなきのこをふんだんに使いました。ツナの旨味やベーコンの塩気がよく合いとってもおいしいですよ。電子レンジでササッとお作りいただけるので、ぜひお試しくださいね。

※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

色々キノコのバターソテー

バター醤油の香りがたまらない「色々キノコのバターソテー」もおすすめのレシピです。バターのコクと和風の味つけがよく合い、何度でも食べたくなるおいしさですよ。きのこの食感もよく、お酒のおつまみにもぴったりです。お好みのきのこを使って、ぜひ作ってみてくださいね。

たっぷりきのことキャベツのバターソテー

食べごたえ抜群!たっぷりきのことキャベツのバターソテーはいかがでしょうか。ニンニクの香りを移したバターで、ざく切りにしたキャベツやしめじ、エリンギを炒めて風味豊かに仕上げました。おうちによくある材料で簡単にお作りいただけるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

10分で出来る!アスパラきのこ炒め

ピリ辛味でお酒も進む!アスパラきのこ炒めのご紹介です。バターとニンニクの香りで箸が止まらないおいしさですよ。めんつゆを使ったお手軽レシピなので、あと一品ほしいときにもおすすめ。鷹の爪輪切りを使わず、辛味なしでもおいしくお作りいただけますよ。

簡単 キノコとしらたきのさっと煮

パパッと作れる、キノコとしらたきのさっと煮です。シンプルな材料ですが、3種類のきのこの旨味が引き立ちとってもおいしいですよ。ごはんにもお酒にもよく合う一品です。10分ほどで作れるので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

たっぷりきのこのデミグラス煮込みバーグ

奥深い味わいでお箸がすすむ!たっぷりきのこのデミグラス煮込みハンバーグをご紹介します。市販のデミグラスソースに、きのこや赤ワインを加えた自家製ソースは、コクと旨味がたっぷりですよ。手が込んでいるように見える一品なので、おもてなしのメインにもおすすめです。ぜひ挑戦してみてくださいね。

※こちらのレシピは赤ワインを使用しております。加熱の状態によってはアルコールが含まれる可能性がありますので、お子様やアルコールに弱い方、妊娠中の方、授乳中の方はご注意ください。また、運転時、スポーツ時、入浴時はアルコールの摂取をお控えください。

きのこたっぷりチーズオムレツ

具だくさんで大満足!きのことチーズのオムレツを作ってみましょう。きのこの食感と風味がアクセントとなりとってもおいしいですよ。サンドイッチの具材としてアレンジするのもおすすめです。朝ごはんやランチに、ぜひ作ってみてくださいね。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方はしっかりと加熱し、卵の生食を避けてください。

豚バラ肉のエリンギ巻き

旨味たっぷり!豚バラ肉のエリンギ巻きです。ジューシーな豚バラ肉に、シャキシャキとした食感のエリンギがよく合います。オイスターソースやみりんを使った味つけで、ごはんのおかずにもお酒のおつまみにもぴったりです。お皿に添えた大葉で包んで食べてみても、また違った味わいが楽しめますよ。

簡単 きのこたっぷりすまし汁

ホッとするおいしさの、きのこたっぷりすまし汁はいかがでしょうか。きのこの旨味と和風だしを使ったシンプルな味わいが染みわたる一品です。おうちにある野菜などを加えてアレンジすることもできますよ。とっても簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。

たっぷりきのこのお吸い物

やさしい味わいの、きのこのお吸い物をご紹介します。白だしとみりんを使ったお手軽レシピですが、上品でほっこりするようなおいしさです。少ない材料とシンプルな工程で、お料理初心者の方にもぴったり!食事のお供の一品として、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

いろいろなきのこを使ったおかずを作ってみよう!

今回は、きのこの種類についての解説や、きのこを使ったおかずレシピをご紹介しました。食用きのこには多くの種類があり、それぞれ異なる食感や旨味を持っているので、楽しみ方もたくさんありますよ。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ活用してみてくださいね。

クラシルでは、いろいろなきのこを使ったレシピをほかにもたくさんご紹介しています。そちらも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

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