火鍋とは?由来からスープの種類、おすすめ具材・おいしい食べ方まで徹底解説!

火鍋とは?由来からスープの種類、おすすめ具材・おいしい食べ方まで徹底解説!

「火鍋」とはどんな料理か知っていますか?名前の通り、火にかけて食べる鍋料理を指し、2種類のスープを楽しめる鍋の形状も特徴的です。この記事では、火鍋の名前の由来やスープの種類、おすすめ具材、おいしい食べ方などを詳しく解説します。記事の後半では、おうちで楽しめる火鍋風レシピもご紹介するので、ぜひご覧くださいね。

  • 目次
  • 火鍋とはどんな料理?意味と歴史
  • 火鍋の意味と特徴
  • 火鍋の発祥と歴史
  • 日本の鍋料理との違い
  • 代表的なスープの種類と定番&おすすめ具材
  • 火鍋を120%楽しむための食べ方とマナー
  • 知っておきたい火鍋の食事マナー
  • おうちで本格火鍋を作るポイント
  • おうちで楽しめる火鍋風レシピをご紹介
  • お好みのスープを選んで火鍋を楽しもう!

火鍋とはどんな料理?意味と歴史

「火鍋」とは、中国の鍋料理のことです。火鍋の特徴や名前の意味、歴史について、以下で詳しくご説明します。

火鍋の意味と特徴

火鍋とは中国語で「フオグオ」と読み、「火にかけて食べる鍋料理」を意味します。煮立ったスープの中に具材を入れて食べるといった点では日本のしゃぶしゃぶにもよく似ていますが、両者の違いについては後ほど詳しく解説するので、そちらも合わせてチェックしてみてください。

火鍋の特徴の一つは、鍋の形状です。火鍋では、真ん中で仕切られた「鴛鴦鍋(えんおうなべ)」を使うことが多く、2種類のスープを同時に楽しむことができます。

火鍋の発祥と歴史

火鍋は長い歴史のある料理で、その発祥には諸説あります。モンゴルの遊牧民が羊肉を煮て食べた料理がルーツだという説もありますが、火鍋そのものは中国の重慶で生まれたという説も。また、火鍋には唐辛子や生姜などの香辛料が使われますが、本来なら廃棄されるはずの臓物を利用するためその臭みを取る目的だったといわれていたり、食欲を増進させて体力をつけるために香辛料の効いたスープで食材を煮たともいわれています。

清の時代には宮廷料理ともされましたが、何百年もの長きに渡って一般市民にも愛されている料理で、中国の中でも地域によって特色があるようです。

日本の鍋料理との違い

先ほど、火鍋は「日本のしゃぶしゃぶ」にも似ているとご説明しましたが、日本の鍋料理とはどのような違いがあるのでしょうか。

しゃぶしゃぶをはじめとした日本の鍋料理では、カツオや昆布のだしが効いたスープを使い、素材の味を生かした味つけにすることが多い一方、火鍋は多種多様な香辛料や薬膳を使ってさまざまな味つけをします。また、火鍋ではつけダレにもいろいろな材料を使い、各自で好みの味わいにアレンジして食べるのが定番です。

代表的なスープの種類と定番&おすすめ具材

火鍋は、さまざまな味つけのスープで楽しめるのが魅力の一つです。以下で、火鍋で使われる代表的なスープの種類と具材を確認してみましょう。

麻辣(マーラー)スープ

火鍋といえば真っ赤なスープをイメージする方が多いかもしれませんが、それがこの麻辣スープです。麻辣スープは四川省発祥で、花椒(ホアジャオ)による痺れるような辛さ(麻)と唐辛子の辛さ(辣)が特徴ですが、牛骨や鶏ガラを煮込んだスープがベースになっているため、辛さの中にも旨味が感じられます。

ほかにも、八角やクミン、桂皮など複数の香辛料を使った刺激的で奥深い味わいが魅力なんですよ。

白湯(パイタン)スープ

白湯スープは鶏ガラや豚骨をじっくり煮込んで作る、白く濁った見た目のスープです。旨味やコクがあり、濃厚でまろやかな口当たりでありながら、具材の味を引き立てるやさしい風味で後味はすっきりしています。

また、辛さがないため、子どもや辛い味が苦手な方でも楽しめます。

清湯(チンタン)スープ

清湯スープとは、鶏肉や豚骨、きのこなどをじっくり煮込んだスープで、澄んだ見た目をしています。強く煮立てずに丁寧に火を通すことで、透明感のある仕上がりになるのだとか。

辛味はなく、あっさりとしていながら旨味のある深い味わいが特徴です。

そのほかのスープ

代表的な3種類のスープをご紹介しましたが、ほかにも複数種類のきのこをベースにした旨味たっぷりの「山珍湯(サンチンタン)スープ」や、発酵野菜の酸味を生かした「酸湯(サンタン)スープ」、トマトの甘酸っぱい味わいを楽しめる「トマトスープ」などもあります。

また、鍋の形状によって好みのスープを1種類または2種類選んで食べられるお店が多く、それぞれのスープにはクコの実やナツメ、八角、桂皮などの薬膳食材がブレンドされます。だしや素材の味を楽しむ日本の鍋とはまた違った、滋味深い味わいを楽しめるのが火鍋の魅力です。

具材

火鍋におすすめの具材については以下の表にまとめました。

ジャンル 食材
肉類 羊肉(ラム)、豚肉、牛肉、鶏団子
魚介 エビ、白身魚、練り物
野菜類 チンゲン菜、白菜、ニラ
きのこ類 きくらげ、しめじ、えのき
その他 豆腐、厚揚げ、水餃子

火鍋に使われる具材については別記事でご紹介しているので、詳しくはそちらでご確認ください。

火鍋を120%楽しむための食べ方とマナー

火鍋がどんな料理かわかったところで、火鍋をよりおいしく食べるためのポイントとマナーについて確認してみましょう。

具材を入れる順番とタイミング

スープが温まったら、まずは肉類や海鮮類を入れましょう。具材からだしが出て、スープの旨味がアップしますよ。また、根菜類や白菜の芯といった火の通りにくい具材も先に入れましょう。

火の通りやすい葉野菜は食べる直前にサッとくぐらせる程度にすると、食感を楽しめます。

☝️ワンポイントアドバイス
具材の旨味をしっかりと楽しむために、どの食材もあまり煮込みすぎず、しゃぶしゃぶのように火が通ったらすぐに食べるのがおすすめです。

自分好みのつけダレ(小料)を作る

先ほど触れましたが、火鍋ではさまざまなつけダレを用意するのも定番です。本場の火鍋店では、ごま油や黒酢、すりおろしニンニク、ねぎ、パクチー、オイスターソースなどさまざまな材料を取りそろえた「小料台(シャオリャオタイ)」と呼ばれるつけダレバーがあり、好みの材料を組み合わせたオリジナルのタレを作れるようになっているんですよ!

つけダレをつけずにそのまま食べてももちろんおいしいですが、ピーナッツソースや練りごまなどを使うと、まろやかで濃厚な味わいを楽しめ、プラスして、より風位豊かな味わいにすることができます。

💡ワンポイント豆知識
火鍋のつけダレは中国語で一般的には「小料(シャオリャオ)」と呼ばれますが、なかでも四川省ではごま油ベースのタレが定番で、そのつけだれは「油碟(ヨウディエ)」と呼ばれているようです。

知っておきたい火鍋の食事マナー

火鍋を楽しむために、食べるときのマナーについても確認しておきましょう。

具材は取り箸やトングを使って取り出す

火鍋は複数人で鍋を囲んで食べることが多いため、鍋から具材を取り出すときは各自の箸ではなく取り箸やトングを使うようにしてください。

豆腐などのやわらかい具材の形が崩れたり見栄えが悪くなることもあるので、鍋の中を箸でかき混ぜるのも避けた方がよいです。

箸は箸置きなどに横向きにのせる

また、中国での食事マナーとして、箸を立てて置くのはタブーです。食事中に箸を置きたいときは、茶碗か箸置きにのせて横向きにおくようにしましょう。

ほかにも日本の箸のマナーと同じように箸を持ったまま料理の上をうろうろする「迷い箸」や、箸で人を刺す「指さし箸」などもマナー違反となります。

おうちで本格火鍋を作るポイント

最近は日本でも火鍋を食べられる専門店が増えてきていますが、おうちでも楽しみたいですよね。ここでは、おうちで手軽に本格火鍋を作るためのポイントを解説します。

市販の火鍋の素(スープ)の活用

本格的な火鍋を作るには、何種類もの香辛料や薬膳食材をそろえる必要がありますが、市販の火鍋の素を使えば簡単に本格的な火鍋を再現することができます。

インターネットや輸入食品店では本場中国の火鍋の素が手に入るほか、近年は日本の食品メーカーからも火鍋の素が発売されているので、ぜひ試してみてください。

☝️ワンポイントアドバイス
豆板醤や香味野菜が使われている麻婆豆腐の素や中華風味ペーストなどを火鍋の味つけに利用するのもおすすめです。

専用鍋なしで楽しむ方法と調理のコツ

専用の仕切り鍋(鴛鴦鍋)がなくても楽しめる「石頭火鍋(シートウフォーグオー)」もおすすめです。石頭火鍋は台湾で親しまれている火鍋で、油をひいた鍋で肉や野菜を炒め、だし汁などを注ぎ入れて温めてスープを作ります。

ごま油を使ってスパイスやニンニクの香りを引き出してから作ると、香ばしく風味豊かな味わいに仕上がりますよ。

☝️ワンポイントアドバイス
専用の鍋がなくても、おうちにある鍋やフライパンで手軽に作ることも可能なので、意外と手軽にお楽しみいただけますよ。

おうちで楽しめる火鍋風レシピをご紹介

さてここからは、おうちで楽しめる火鍋風レシピをご紹介します。辛さと旨味でやみつきになる味わいの麻辣火鍋や、牛乳を使って手軽に作れる白湯スープ風火鍋など、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

激辛 おうちで麻辣火鍋

豆板醤の辛味と花椒のしびれる味わいがたまらない、麻辣火鍋はいかがでしょうか。牛肉の旨味や野菜の甘みも溶け出したスープは辛いだけではなく奥深い味わいで、やみつきになること間違いなし!ぜひ作ってみてくださいね。

おうちで台湾風 ごま油香る石頭火鍋

具材を炒めてから煮込む石頭火鍋のレシピです。ごま油の香ばしさと具材から出る旨味がマッチして、箸がどんどん進むおいしさ!ぜひ、鍋のレパートリーに加えてみてくださいね。

鶏団子入り かんたん白の火鍋風

牛乳を使って手軽に作れる白湯スープ風火鍋をご紹介します。旨味たっぷりでまろやかな味わいのスープと、歯ごたえがよくあっさりとした味わいの野菜が好相性で、とてもおいしいですよ。白ねりごまやラー油、パクチーなどで作ったつけダレをつけるとまた違った味わいも楽しめて、最後まで飽きることなく、おいしくいただけます。

火鍋でラムしゃぶ

火鍋風のラムしゃぶを作ってみましょう。五香粉やなつめ、オイスタソース、さらに豆板醤や花椒、ニンニク、生姜などを使った刺激的な味わいのスープにラムの芳醇な香りがよく合い、クセになるおいしさに仕上がっています。ぜひお試しくださいね。

お好みのスープを選んで火鍋を楽しもう!

今回は、火鍋の特徴や歴史、スープの種類、おいしい食べ方などについて解説し、おうちで楽しめる火鍋風レシピをご紹介しました。火鍋というと辛い味をイメージする方が多いかも知れませんが、辛くないスープもあります。鴛鴦鍋なら2種類のスープを選んで食べ比べすることもできるので、ぜひいろいろな味つけの火鍋を楽しんでみてくださいね。

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