夏の玉ねぎって常温保存でいいの?保存の注意事項やおすすめレシピをご紹介!

夏の玉ねぎって常温保存でいいの?保存の注意事項やおすすめレシピをご紹介!

幅広いメニューで活躍し、常備しているおうちも多い「玉ねぎ」。常温保存が基本ですが、室温が高くなる夏場はどのように保存したらよいでしょうか。この記事では、夏場の玉ねぎの保存方法や、冷蔵や冷凍で保存するときのポイントについて解説します。玉ねぎを使った夏にぴったりのレシピもご紹介するので、ぜひご覧くださいね。

  • 目次
  • 玉ねぎを保存するうえでの注意点
  • 包装ビニールからすぐに取り出す
  • 新鮮な玉ねぎを選ぶ
  • 野菜室ではなく冷蔵室で保存
  • りんごと一緒に保存しない
  • 玉ねぎを丸ごと1個保存する場合
  • 使いかけの玉ねぎを保存する場合
  • 【冷凍保存】切ってからor炒めてから保存
  • 玉ねぎを使った夏にぴったりのレシピ
  • 玉ねぎを上手に保存しよう!

玉ねぎを保存するうえでの注意点

玉ねぎは、基本的には常温での保存に適しています。しかし、夏場は気温が高くなるので、常温保存では傷みやすくなることも。

そこで、夏場の玉ねぎの保存方法や注意点を確認してみましょう。

包装ビニールからすぐに取り出す

玉ねぎは湿気に弱く、湿度の高い環境では傷みやすくなります。ビニール袋に入れて保存すると、玉ねぎから蒸散する水分によって湿度が高くなったり結露が発生したりすることも。

そのため、ビニール袋に入っている状態で買ってきた場合はそのまま保存せず、早めに袋から取り出すようにしましょう。

新鮮な玉ねぎを選ぶ

購入した玉ねぎを長持ちさせるためには、新鮮な玉ねぎを選ぶことが重要です。

鮮度は、玉ねぎの形や皮の状態などから見分けることができます。

  • 球形に近いもの
  • 皮は茶色くツヤがあり乾燥しているもの
  • 玉ねぎの先端(首)部分や根が小さくキュッと引き締まっているもの

を選びましょう。

一方で、形が平らなものは熟している可能性があり、首が広がっているものは湿気が入りやすく傷みの原因となります。

また、ずっしりと重みのあるものの方が水分を多く含んでいて、鮮度の高さの目安となります。頭の周辺に触れたときにへこむようであれば、水分が抜けて劣化が進んでいる可能性があります。

野菜室ではなく冷蔵室で保存

野菜室は、冷蔵室に比べて温度や湿度が高くなっているのが一般的です。先ほども少し触れましたが、玉ねぎは湿度に弱い野菜なので、冷蔵庫の中でも野菜室より冷蔵室での保存に向いています

りんごと一緒に保存しない

玉ねぎを長持ちさせるために、りんごと一緒に保存するのを避けましょう。

りんごからは、植物の成長を促す「エチレンガス」が発生します。玉ねぎがエチレンガスの影響を受けると芽が出たり風味が落ちたり、傷みやすくなったりする可能性があるのです。

そのため、同じ冷蔵室内に置かないようにする、もしくはりんごをビニール袋などに入れるようにするとよいですよ。

玉ねぎを丸ごと1個保存する場合

ここでは、玉ねぎをカットせずに丸ごと保存する場合の方法について解説します。

湿度の低い冷蔵室で保存

先ほどもご説明しましたが、玉ねぎは湿気を避けるため、野菜室ではなく湿度の低い冷蔵室で保存する必要があります。

ただし、冷蔵室の中でも冷気の吹き出し口付近に置くと凍ってしまうこともあるので、吹き出し口から離れたところに置きましょう

1つずつ新聞紙かキッチンペーパーで包む

玉ねぎを冷蔵室に入れるときにラップなどで包むと湿気がこもり、傷みやすくなります。湿気を吸収してくれる新聞紙やキッチンペーパーで包みましょう。

時間が経つにつれて新聞紙やキッチンペーパーが湿ってくるので、定期的に交換するのがベストです。

また、いくつかの玉ねぎを一緒に保存するとき、玉ねぎ同士が触れているところに負荷がかかり、そこから傷みやすくなります。1つずつ新聞紙かキッチンペーパーで包むことで緩衝材の役割も果たしてくれますよ。

使いかけの玉ねぎを保存する場合

玉ねぎを1個全部使い切れない場合は、皮を剥いたりカットした状態で保存することになりますよね。丸ごと保存する場合とはまた少し違う注意点があるので、確認してみましょう。

水分を拭き取る

カットした玉ねぎに水分がついたままの状態で保存すると、傷みやすくなります。キッチンペーパーなどで水分を拭き取ってから保存しましょう

ラップでぴっちりと包む

丸ごと保存する場合はラップで包まない方がよいとご説明しましたが、カットした玉ねぎの場合は違います。切り口から乾燥するのを防ぎ、空気に触れないようにするため、ラップでぴっちりと包む必要があるのです。

【冷凍保存】切ってからor炒めてから保存

玉ねぎをすぐに使う予定がない場合や、一度に使い切れない場合は、冷凍保存することもできるんですよ。ただし、冷凍保存した玉ねぎは食感が変わってしまうため生で食べるのには向きません。加熱調理に使うことを前提にしましょう。

以下で、玉ねぎを冷凍保存する方法を2通りご説明します。

切ってから保存する

玉ねぎを冷凍するときは、そのままではなく、薄切りやみじん切りなど使いたい大きさにカットしておくのがポイントです。

水分をしっかり拭き取り、少量ずつ小分けにしてラップに広げ、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存します。

⭐️管理栄養士からのコメント⭐️
玉ねぎを冷凍すると細胞が壊れ、味が染みこみやすくなります。小分けにしてラップに包むことで、1回分ずつの量を取り出しやすく、手軽に料理に使えますよ。また、凍ったまま加熱調理に使うことができ、解凍の手間もかかりません。

炒めてから保存する

カットした玉ねぎを炒めてから冷凍保存する方法もあり、使いたいときにサッと使えて便利ですよ。

みじん切りや薄切りにした玉ねぎを飴色になるまで炒め、粗熱をとってから小分けにしてラップに包み、冷凍保存用袋に入れて冷凍庫で保存します。

カレーなどの煮込み料理やソース、スープなどを作るときに凍ったまま使うことができ、時短になります。

玉ねぎを使った夏にぴったりのレシピ

さてここからは、玉ねぎを使った夏にぴったりのレシピをご紹介します。電子レンジで作れる丸ごと玉ねぎのごまダレがけや、玉ねぎと鶏もも肉を使ったしょうが焼きなど、絶品レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

レンジにおまかせ 丸ごと玉ねぎのごまダレがけ

電子レンジで簡単に作れる、丸ごと玉ねぎのごまダレがけはいかがでしょうか。丸ごと加熱した玉ねぎはやわらかくトロッとした食感で、甘みが引き立ち、とてもおいしいですよ。ピリ辛味のごまダレがよく合います。ぜひ作ってみてくださいね。

玉ねぎときのことサーモンのマスタードマリネ

お酒のおつまみにもぴったりのマリネをご紹介します。しめじやしいたけ、エリンギなどのきのこと玉ねぎ、スモークサーモンを使ったマリネです。コクと深みのある味わいながらさっぱりとした後味で箸がどんどん進む一品ですよ。

オイルサーディンと玉ねぎのサラダ

パパッと作れる、オイルサーディンと玉ねぎのサラダのレシピです。シャキシャキ食感の玉ねぎに旨味たっぷりのオイルサーディンやさわやかな味わいのドレッシングがよく合い、とてもおいしいですよ。彩りもよく、おもてなしの一品にもおすすめです。

焼きサバの南蛮漬け

脂ののったサバと甘酸っぱいタレが相性抜群!焼きサバの南蛮漬けを作ってみましょう。サバのふっくらとやわらかな食感と、対照的な野菜のシャキシャキとした噛みごたえが心地よく、後を引くおいしさの一品です。ぜひお試しくださいね。

たっぷり玉ねぎで作る鶏のしょうが焼き

定番の豚のしょうが焼きとはひと味違う、鶏のしょうが焼きもおすすめです。ジューシーな鶏もも肉に、しょうが風味の甘辛いタレが絡み、とてもおいしいですよ。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

玉ねぎを上手に保存しよう!

今回は、夏の玉ねぎの保存方法について詳しく解説し、夏にぴったりの玉ねぎを使ったおすすめレシピをご紹介しました。気温が高くなる夏は、冷蔵庫や冷凍庫を活用し、せっかく買った食材を無駄にしないよう上手に保存しましょう。ご紹介したレシピも参考に、おうちで玉ねぎを使った料理を作ってみてくださいね。

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