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無塩バターと有塩バターの違いとは?それぞれの特徴や代用について解説!

無塩バターと有塩バターの違いとは?それぞれの特徴や代用について解説!

バターには無塩バターと有塩バターがありますが、これらはそれぞれ代用することはできるでしょうか。この記事では、バターの特徴や役割をご紹介しながら、代用できるかどうかを解説します。バターを使ったおすすめレシピもご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • 無塩バターと有塩バターの違いは?
  • 無塩バター(食塩不使用)
  • 有塩バター
  • 無塩バターと有塩バターは代用できる?
  • バターにはどんな役割があるの?
  • バターを使ったレシピをご紹介!
  • バターの違いを知って上手に使い分けよう!

無塩バターと有塩バターの違いは?

バターを買うときに「無塩」と「有塩」で迷うことがありますよね。無塩バターと有塩バターの違いは、塩分の有無(有塩は1〜2%)です。お菓子やパン生地は無塩が基本で、料理はどちらでも使えます。

この記事では違い・代用のコツ・塩分の目安をやさしくまとめました。まずは表を見ていきましょう。

無塩バター(食塩不使用) 有塩バター
塩分

製造時に食塩を添加しない。厳密には「無塩」より食塩不使用が正確。

製造時に食塩を添加。一般的に1〜2%の食塩が加えられる。

味・仕上がり

乳の風味がそのまま出やすい。

塩味が加わりコクが出る。

用途

パンやお菓子作りで使われることが多い。

一般的に広く利用。料理全般で使いやすい。

それぞれについて詳しく解説します。

無塩バター(食塩不使用)

無塩バターとは、バターを作るときに塩分を添加していないバターのこと。ただし、原料となる生乳にもともと微量の塩分が含まれているため、厳密にいうと無塩ではなく「食塩不使用バター」というのが正確な呼び方となります。

日本のスーパーなどでは、有塩バターに比べると取り扱う商品数が少なく、価格も高い傾向にあります。

有塩バター

バターを作るときに塩分を添加したのが有塩バターです。商品によって添加されている量は異なりますが、一般的には1~2%の割合で添加されます。

食塩を添加することで、保存性が高くなるのが特徴で、一般的に広く利用されているバターです。

塩味でコクが増し、味が決まりやすいため、ソテーやピラフ、じゃがバターなど日々の料理に使いやすいという魅力もあります。

無塩バターと有塩バターは代用できる?

無塩バターと有塩バターの違いは、塩を添加しているかしていないかという点でした。それでは、無塩バターがないときは有塩バター、有塩バターがないときは無塩バターというように、それぞれを代用は可能なのでしょうか。以下で見てみましょう。

無塩バターがないとき

パンやお菓子作りは、一般的に無塩バターを使うレシピが多いですよね。これを有塩バターで代用すると塩分が多くなってしまいます。

特にバターケーキなどバターを多く使うレシピでは味に影響が出やすいです。

また、料理で使用する際は、バターとは別に塩を加えることもあるので、塩の量を減らして味を調整することは可能です。ただし、お菓子作りにしろ、料理にしろ、どちらも味のバランスが崩れるといった点では、無塩バターを有塩バターで代用することはおすすめできません。

有塩バターがないとき

有塩バターがないときは、無塩バターで代用して塩を加えることで味の調整ができます。

先ほどもご説明した通り、有塩バターには1~2%の塩が含まれているので、使用したバターに対して1~2%を目安に様子を見ながら塩を加えましょう。

無塩バターをほかのもので代用したいときは?

無塩バターは、作るものによってはバター以外のもので代用が可能です。

お菓子作りでは塩が入ったものを使うと味のバランスが崩れてしまいますが、無塩のマーガリンであれば代用することができますよ。お菓子作り用の無塩マーガリンも売っているので探してみてくださいね。

また、オイルで代用することもできます。サラダ油など、香りの少ないオイルを使用するのがおすすめです。

ただし、どちらもバターに比べてコクが少なく、バター特有の風味もないので、あっさりとした味わいに仕上がる可能性があります。作るものによって向き不向きがあるので、バターを上記の食材で代用する際は注意が必要です。

バターにはどんな役割があるの?

バターにはいくつかの役割があります。以下で、料理におけるバターの役割についてチェックしてみましょう。

風味を加えコクを出す

バターは豊富に乳脂肪を含んでいるので、バターを加えることで料理に風味やコクがプラスされます。

料理に深みが出るので、炒め物やソース作りの仕上げに使うのもおすすめです。

サクサクとした食感にする

小麦粉で作ったクッキーなどの生地は捏ねるとグルテンが形成され、かたくて重い仕上がりになります。バターを生地に加えるとグルテンの形成を妨げ、サクサクとした食感になるのです。

焼き菓子の軽やかな食感は、バターのこうした性質によって生まれています。

ふんわりさせる

バターにはクリーミング性という性質があり、しっかり混ぜてクリーム状にすると細かい気泡を含むようになります。パウンドケーキなどがふんわりと仕上がるのはこの性質を利用しているためです。

空気をたっぷり含んだ生地は、オーブンで焼くと気泡が膨張して軽い食感に仕上がります。

パン生地を伸びやすくする

パン生地にバターを加えると、生地が伸びやすくなります。生地が伸びやすくなることで焼いたときによく膨らみ、ボリュームのある仕上がりに。

また、生地を分割したり丸めたりするときにも扱いやすくなるので、仕込みから成形までスムーズに進められます。

バターを使ったレシピをご紹介!

さてここからは、バターを使ったおすすめレシピをご紹介します。食欲をそそる味わいのガーリックピラフから、バターの風味を生かしたパウンドケーキまで、バラエティ豊かなレシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

サーモンとほうれん草のクリームシチュー

バターを使ってコク深いおいしさに!サーモンとほうれん草のクリームシチューはいかがでしょうか。まろやかなホワイトソースに、旨味たっぷりのサーモンやほうれん草、しめじがよく合います。彩りもよく、食卓を華やかにしてくれる一品ですよ。

まいたけとベーコンのガーリックピラフ

豊かな香りに食欲をそそられる、まいたけとベーコンのガーリックピラフをご紹介します。まいたけやベーコンの旨味にニンニクの香りが加わり、箸が止まらないおいしさ!バターはきのこと相性抜群なので、しめじやエリンギなど、ほかのきのこを加えてアレンジするのもおすすめです。

レンジで簡単 じゃがバター

電子レンジでじゃがバターを作ってみましょう。ホクホクとしたじゃがいもに、有塩バターのコクと塩気がよく合いたまらないおいしさですよ!パパッと作れるので、小腹が減ったときのおやつにもぴったりです。ぜひ作ってみてくださいね。

サクサクしゃりしゃり美味しいクッキー

グラニュー糖をまぶしたキラキラとした見た目がかわいいクッキーをご紹介します。クッキーのサクサクとした食感にグラニュー糖のシャリシャリとした食感がプラスされてやみつきになるおいしさ!バターをクリーム状になるまでよく混ぜるのが、心地よい食感に仕上げるコツです。ココアや抹茶で風味をつけたり、チョコチップを混ぜるなど、アレンジも楽しんでみてくださいね。

基本のプレーンなパウンドケーキ

バターを使ってふんわりおいしいパウンドケーキを作ってみませんか?材料がシンプルなので、バターや卵のコクや香りを楽しめますよ。全ての材料を一度に混ぜ合わせるだけという手軽さもうれしい、お菓子作り初心者さんにもおすすめのレシピです。

ふわふわミルクパン

ふんわりとした食感のミルクパンはいかがでしょうか。手でこねたり発酵させる工程があるので、少し時間と手間がかかりますが、焼きたてのパンのおいしさは格別ですよ!ほんのり甘いシンプルな味わいなので、さまざまな食材と合わせやすいのもうれしいポイント!食事にもおやつにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。

バターの違いを知って上手に使い分けよう!

今回は、無塩バターと有塩バターの違いや代用方法について解説しました。さまざまな料理に欠かせないバター。有塩バターと無塩バター、それぞれの違いを知って上手に使い分けましょう。今回ご紹介したレシピも参考に、ぜひいろいろな料理に活用してみてくださいね。

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2025.12.3 最終更新

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