秋も深まり、朝晩はぐっと冷え込むようになってきました。こんな時期は肉や野菜の旨みたっぷりの煮込み料理が恋しくなりますよね。
「じっくりグツグツ!」煮込んでおいしい”あったか煮込みレシピ”5選

そこで今回は、これからの季節にぴったりなあったか煮込み料理のレシピをご紹介します。じっくりグツグツ煮込むものから、忙しい日にも嬉しい30分以内で作れるレシピもありますよ!ぜひチェックしてみてくださいね。
1.失敗知らず!煮込みハンバーグ
失敗知らずで作れる煮込みハンバーグはいかがでしょうか。ハンバーグは表面に焼き色をつけることで崩れにくくなり、旨みたっぷりのジューシーなハンバーグに仕上がります。煮込みソースはウスターソースとケチャップ、バターで簡単に作れるので、いつもと違うワンランク上のハンバーグが手軽にお楽しみいただけますよ。ご褒美ディナーやちょっとしたお祝いに、ぜひ作ってみてくださいね。
材料(2人前)
- 牛豚合びき肉・・・170g
- 塩・・・小さじ1/4
- 卵・・・1個
- ①ナツメグ・・・少々
- ①パン粉・・・30g
- ①黒こしょう・・・少々
-----具材-----
- 玉ねぎ・・・1個
- しめじ (50g)・・・1/2株
- エリンギ・・・60g
- ブロッコリー・・・30g
- にんじん・・・100g
-----煮込みソース-----
- 薄力粉・・・大さじ2
- 水・・・300ml
- コンソメ顆粒・・・5g
- ②ウスターソース・・・大さじ3
- ②ケチャップ・・・大さじ3
- 有塩バター・・・5g
- サラダ油・・・小さじ2
作り方
準備.にんじんは皮をむいておきます。
1.玉ねぎは半分をみじん切りにします。
2.残りの玉ねぎは薄切りにします。しめじは石づきを取り除いて手でほぐします。エリンギは縦半分に切り、薄切りにします。
3.にんじんとブロッコリーは一口大に切ります。耐熱皿に並べて濡らしたキッチンペーパーを被せ、ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで3分加熱します。
4.ボウルに牛豚合びき肉と塩を加えて捏ねます。粘りが出たら①、卵、1を加えて、さらに捏ねます。
5.全体がなじんだら2等分にして、だ円型に成形し、中央にくぼみを作ります。
6.中火で熱したフライパンにサラダ油をひき、5を入れて焼きます。両面にこんがりと焼き目がついたら一度取り出します。
7.中火で熱したフライパンに有塩バターを入れて溶かし、2を加えて炒めます。しんなりしてきたら、薄力粉をふり入れます。
8.粉っぽさがなくったら、水を少しずつ加えて都度混ぜ合わせます。全体がなじんだらコンソメ顆粒を加えて中火で加熱します。
9.沸騰したら②を加えて混ぜ合わせます。
10.とろみがついたら6を戻し入れ、ソースをかけながら弱火で10分ほど煮込み、火が通ったら火から下ろします。
11.器に盛り付け、3を添え、残りのソースをかけて完成です。
※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。
2.フライパン1つで完成!豚の角煮
フライパン一つで煮込むだけ!簡単に作れる豚の角煮をご紹介します。手間のかかるイメージがある豚の角煮ですが、このレシピでは切った豚バラ肉を焼いたら調味料を加えて煮込むだけなので、とても手軽にお作りいただけます。豚バラ肉の表面に焼き色をつけることで旨みがしっかりと閉じ込められますよ。さらにハチミツを加えているので短い時間でもコクのある味わいに仕上がります。
材料(2人前)
- 豚バラ肉 (ブロック)・・・300g
- 長ねぎの青い部分・・・1本分
- 生姜・・・1/2片
- 水・・・400ml
- ①しょうゆ・・・70ml
- ①料理酒・・・50ml
- ①はちみつ・・・大さじ3
- ①砂糖・・・大さじ1.5
- ほうれん草・・・50g
- お湯 (ゆで用)・・・1000ml
- 塩 (ゆで用)・・・少々
- 糸唐辛子 (仕上げ用)・・・適量
作り方
1.生姜は皮付きのまま、薄い輪切りにします。
2.豚バラ肉は5cm幅に切ります。
3.鍋にお湯を沸かし、塩とほうれん草を入れてしんなりするまで30秒程ゆで、ザルに上げます。流水で冷やして水気を絞り、根元を切り落とし、4cm幅に切ります。
4.強火で熱したフライパンに2を入れて、全面に焼き色を付けるように焼き、余分な脂をキッチンペーパーで拭き取ります。
5.長ねぎの青い部分、1、水、①を入れて中火で加熱します。ひと煮立ちしたら落し蓋をのせ、蓋をして柔らかくなるまで弱火で40分程煮て、火から下ろします。
6.器に5、3を盛り付け、糸唐辛子を添えて完成です。
※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。1歳未満(乳幼児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。
3.牛すじトロトロどて焼き
じっくり煮込んだどて焼きです。ほっぺたが落ちそうになるくらいトロトロになった牛すじ肉が絶品でやみつきになること間違いなし!牛すじ肉と野菜の旨みに白味噌のコクと甘みがよく合い、お箸が止まらないおいしさですよ。ごはんのおかずにはもちろんお酒のおつまみにも喜ばれる一品です。
材料(2人前)
- 牛すじ肉・・・300g
- お湯・・・適量
- 大根・・・200g
- にんじん・・・70g
- こんにゃく・・・100g
- ①水・・・800ml
- ①長ねぎの青い部分・・・1本
- ①生姜 (薄切り)・・・2枚
- ②白みそ・・・100g
- ②砂糖・・・大さじ3
- ②みりん・・・大さじ3
- ②料理酒・・・大さじ3
- ②しょうゆ・・・大さじ2
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
- 七味唐辛子・・・適量
作り方
準備.大根とにんじんは皮をむいておきます。
1.鍋にお湯を沸かし、牛すじ肉をさっとゆで、お湯を切ります。
2.大根は5mm幅のいちょう切りにします。にんじんは乱切りにします。こんにゃくはスプーンで一口大にちぎります。
3.1を一口大に切ります。
4.鍋に①と3を入れて強火で熱し、煮立ったら弱火にして、アクを取りながら1時間ほどゆでます。
5.長ねぎの青い部分を取り出し、2と②を加えて、弱火でさらに1時間ほど煮込みます。
6.具材がやわらかくなったら火から下ろします。器に盛り付け、小ねぎを散らし、七味唐辛子をかけて完成です。
4.アルザス風煮込み シュークルート・ガルニ
キャベツの酢漬けをたっぷり加えて煮込むフランスアルザス地方の郷土料理、シュークルートガルニです。じゃがいものホクホク感にベーコンとウインナーの旨みがに染み込んでとてもおいしいですよ。キャベツの酢漬けの酸味によって奥深い味わいに仕上がります。いつもと違った煮込み料理が食べたい時におすすめです。
材料(2人前)
- シュークルート・・・300g
- じゃがいも (計300g)・・・2個
- ベーコン (ブロック)・・・150g
- ウインナー (計120g)・・・4本
- 白ワイン・・・100ml
- ①コンソメ顆粒・・・小さじ1/2
- ①塩・・・小さじ1/4
- ①ローリエ・・・2枚
- 有塩バター・・・20g
作り方
準備.じゃがいもは皮をむいて、芽を取り除いておきます。
1.じゃがいもは4等分に切ります。
2.ベーコンは長さ10cmの1cm幅に切ります。
3.中火で熱した鍋に有塩バター、1、2、ウインナーを入れ全体に有塩バターがなじむように炒めます。
4.白ワイン、①を入れ強火にしひと煮立ちしたらシュークルートを被せるように入れ、蓋をしてじゃがいもに火が通るまで弱火で20分程度煮込みます。
5.蓋を外し、全体をなじませたら火から下ろし、器に盛り付けたら出来上がりです。
5.チキンのトマト煮込み
間違いないおいしさ!チキンのトマト煮込みのレシピをご紹介します。トマト煮込みは、煮込み料理の中でも作りやすく、食べ応えもあるので忙しい日やランチにおすすめです。20分と時短で作れるのも嬉しいですね。鶏肉の旨みがトマトソースに行き渡り、ニンニクの風味が食欲をそそります。鶏肉はお好みの部位でおいしく作れるので、レシピを覚えておくと便利ですよ。
材料(2人前)
- 鶏もも肉・・・250g
- 玉ねぎ・・・80g
- ニンニク・・・1片
- カットトマト缶・・・200g
- ①赤ワイン・・・大さじ1
- ①コンソメ顆粒・・・小さじ2
- ①塩・・・ふたつまみ
- ①黒こしょう・・・ふたつまみ
- オリーブオイル・・・大さじ1
- 粉チーズ (仕上げ用)・・・小さじ1
- タイム (生)・・・適量
作り方
準備.鶏もも肉は余分な脂を取り除いておきます。
1.ニンニクはみじん切りにします。
2.玉ねぎは薄切りにします。鶏もも肉は一口大に切ります。
3.弱火で熱した鍋にオリーブオイルをひき、1を入れ、香りが立つまで炒めます。
4.強火にして2を入れ、鶏もも肉に焼き色が付くまで焼きます。
5.カットトマト缶、①を入れ全体に味がなじむように混ぜ、ひと煮立ちしたら、弱火にし、蓋をして鶏もも肉に火が通るまで10分程度煮ます。
6.器に盛り付け、粉チーズを振りかけタイムを添えたら出来上がりです。
終わりに
いかがでしたか。今回は寒い季節におすすめのあったか煮込みレシピをご紹介しました。20分で作れる手軽な煮込み料理から、じっくり煮込んで作る本格的なレシピまで、どれも早速今夜のおかずに作りたくなるものばかりでしたね。煮込み料理は普段の食卓にはもちろん、おもてなしやちょっとしたお祝いのときにも大活躍してくれるので、レパートリーに加えておくととても便利ですよ。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ煮込み料理を作ってみてくださいね。